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反射温度計は絶対じゃない


いいですねぇ~ 気持ちの良い朝です。

今朝も吾が町、て言うか、薪焚亭あたりは0℃を下回ってます。

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薪ストーブの表面温度を測るのに反射温度計を使っているのをよく見かけます。 そして、バイメタルの温度計との差が大きかったりすると放射温度計の数値が信用され、やっぱしバイメタルは誤差が大きいという結論になったりする訳です。

確かにバイメタルは誤差が大きい温度計なので、あくまでも目安として使うことをオススメしたいけど、だからと言って、放射温度計よりそんなに劣るものなのかと言うと、自分はそうは思わない。 バイメタルだって捨てたもんじゃない。

放射温度計の精度は概ね±1℃位なんだろうけど、飽くまでもそれは正しく使った場合のことで、実際の測定では他の誤差要因が入り込むので精度は下がる。

放射温度計のしくみは、測定物からの赤外線を受けることで温度を計算する測定器なので、正しく温度を測るには、測定物までの距離や入射角を垂直にするなどの、一定の条件を満たしてやらなければならないし、測定物の材質や色によって放射率の補正もしてやらないとならない訳で、それらのことを満たさないまま測定することは、それなりの誤差を含むことになります。

たとえば、自分の使ってる放射温度計は、30cmの距離で測定物の面積が直径38mm、90cmなら75mmとなっていて、離れて測る距離によって測定面積が変化します。 つまり、離れるほどピンポイント測定じゃなくなる訳です。

その点、バイメタルの場合はほぼピンポイントで測っていることになる。

トップの写真は悪い測定例ですね。 まずは入射角が斜めから測っていて垂直じゃないこと、それと、90cm位離れて測っているので、計測範囲が直径で75mmの円内になっているから、温度計の直ぐ隣の天板を測っているつもりでも、実はバイメタル温度計表面の温度も含んでしまっていて平均値化されていることになり、実際の鋳物天板の温度表示になってません。

熱過ぎて写真は撮れなかったんだけど、試しに測定距離を30cmにしてバイメタル温度計の左右の温度を測ってみました。

すると、バイメタル温度計が320℃を指している時の測定では、右側が330℃前後を示し、左側は320℃前後でした。 ということは、バイメタルの320℃は大体合ってることになります。

それともうひとつ、鋳物の温度は割りと温度むらがあるということです。
特に焚き上げてからの時間が短いほどむらがあって、測定部分が少しズレただけでも大きく違ったりします。

なので、結論としては、ピンポイントで測っているバイメタル温度計の隣を放射温度計でラフに計測しても、測定値は合わなくてあたりまえということですかね。

まぁあんまし神経質にならず、どちらの温度計で測ったとしても、飽くまでも目安程度ってことで考えてりゃ間違いないです(笑)



おまけ


そろそろ、こういうことは、もっと世の中に広まって欲しいもんです。
本当はもうとっくに石油の時代は終わってんだよ!

こっちのランキングも、何とか面倒みてやって下さい。

まきたきてー発電所 毎日の発電実績


    
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