平成21年9月度ホームページ投稿項目

2009-08-31 19:58:11 | 琵琶湖疏水

ホームページ(http://www.geocities.jp/biwako_sosui/)の9月分として、下記5件を投稿しましたのでお立ち寄りください。今回は、累計360件に達した過去の投稿をテーマ別に集約した報告です。

356話  分類:散歩道・山科疏水41項(B-02-41、09-07-30)
      題目:山科疏水の施設・景観のまとめ‐2
      内容:5項目のまとめ(山科疏水の夏と初冬の写真集約、その他)

357話  分類:散歩道・山科疏水42項(B-02-42、09-08-02)
      題目:山科疏水の施設・景観のまとめ-3
      内容:5項目のまとめ(近代化遺産、区民の誇りの木、その他)

358話  分類:散歩道・大津運河11項(B-01-11,09-07-30)
      題目:大津運河周辺の写真の整理
      要旨:大津運河の代表的な写真18枚のまとめ

359話  分類:散歩道・大津運河12項(B-01-12、09-08-12)
      題目:小関越え関係資料のまとめ
             要旨:小関越えの代表的な写真16枚のまとめ

360話  分類:技術・技術全般35項(C-03-35、09-08-23)
      題目:インクライン関係情報のまとめ
      要旨:関係報告7件を摘出し要旨報告、蹴上にある既存解説板の紹介


蹴上疏水公園にある義経地蔵の地蔵盆

2009-08-24 12:39:29 | 琵琶湖疏水

 8月23、24日の京都は地蔵盆でにぎわう。地蔵盆の特徴は町内会主導で開催され、夏休みの終わりに近い地蔵盆は子供が主役のイベントになっている。最近では両親も参加できるように、前後の土日に振り替えて行う町内が多くなっている。22日(土)はマンション前の広場で町内の地蔵盆が開催され、終日賑やかだった。
 私は22日の午後、インクラインの調査のため蹴上の坂を下から上まで歩いたが、疏水広場(公園)には人影がなく、舗装工事中の柵があった。広場の奥にある田邊朔郎氏寄贈の「琵琶湖疏水殉難碑」の裏側に屋根付きの大きい地蔵尊が存在するが、その前に小型テントが張られ、近隣住民による地蔵盆が開催されていた。
                              
             09-08-22-2371   通称義経地蔵の地蔵盆

 この地蔵尊は通称「義経地蔵」と呼ばれる有名な存在で、細部は下記ホームページに紹介してあるので参照してほしい。
  http://www.geocities.jp/biwako_sosui/keage.htm#7)
    7)蹴上地区に関する話題(1) の中の2)「蹴上」の名の由来参照

 新しい衣装で包まれた大日如来を御参りしたが、ここでジュースをサービスしていただいた。この地蔵盆に集った子供はわずか2名で、地域の老齢化が進んでいると伺った。また、地蔵盆は京都が発祥の地と言われており、京の町には大小併せて数千箇所に及ぶと言われている。琵琶湖疏水近辺にも多くの地蔵尊が存在するので、地域の語り部との雑談を楽しみに、来年は地蔵盆巡りをしたいと考えている。


時代祭展「平安時代婦人列」の見学記

2009-08-16 12:49:41 | 歴史と散策

    平安時代といえば、794年から1191年の約400年であるが、この期間は次の3つに分けられている。
        前期……律令体制の基盤の時代
        中期……藤原一族が摂政・関白を独占した時代
        後期……上皇や法皇が政治に実権を握った時代
 この間、京都にとっても多くの事件があり、文化が栄えた時期であったが、894年の遣唐使廃止以来、日本文化に沿って女性の服装が大きく変化した時期である。時代祭の「平安時代」は女性の服装に焦点を当てた行列を取り上げた。
           

   平安時代婦人列に登場する女性は、清少納言(枕草紙)、紫式部(源氏物語)、小野小町(歌人)、常磐御前(源義経の母)、乙御前(木曽義仲の妾)、和気広虫(和気清麻呂の姉)など時代を代表する婦人(人形)がその時代の服装で展示されており、1000年を大きく超える昔を楽しむことができた。8月30日まで「岡崎みやこめっせ」で展示されている。


四ノ宮舟溜り周辺は猫の天国

2009-08-13 00:31:08 | 琵琶湖疏水

 山科疏水を歩いているとよく猫の姿を見かける。安祥寺橋の周辺は人影を見ても動かない猫が多い。近隣の人に聞くと、住職が食事の残物を裏木戸から出すので、やさしい猫が多いと説明された。諸羽児童公園での話しであるが、親猫が山で数匹の子猫を産み落とし、可愛そうと食事を運んでいると聞いた。
 ところが、最近になって四ノ宮舟溜り周辺に猫が多くなり、周辺を見回しただけで10匹の猫を数えた。ここは釣り人の多いところで、常連に聞くと20匹はいると聞いた。そしてこの猫達は釣った小魚を期待して集ってくるという。
       
    四ノ宮舟溜りの猫 09-04-30-255   市ノ宮舟溜りの禁止板 09-07-24-2149

   かなり昔は「魚釣り禁止」の看板があったが、最近は「動物にエサをあたえないで」に変わっている。動物を魚にすると魚釣り禁止になるが、エサを釣った魚とし動物を猫とすると、釣った魚を猫に与えないでと解釈できる。
   食物連鎖として微笑ましい話題であるが、捨て猫の名所になっても困る。猫が集団化すると不衛生となり、凶暴な猫に変わる心配がないとはいえない。釣りを禁止するのも問題と思うが、釣り人のマナー(釣った魚は持ち帰る)も守ってほしい。


早朝から開園している朝顔展を見学

2009-08-06 21:31:59 | 植物と動物

 朝顔展のために植物園は6時半から開園している。展示場は大芝生地と洋風庭園の境界にあるクスノキ並木の道のテント張りがメイン会場で、京都の愛好家でつくる「京都朝顔半日会」と植物園の共催で、鉢植え大輪朝顔が展示されている。また植物園会館の中では、朝顔の歴史を語る資料展、外のテントではいろいろな変化朝顔が展示されていた。

 最初のテントでは、大輪朝顔(黄葉種)が展示されており、摘心によりツルを伸ばさない「盆養作り」…花の数よりも花の色と模様の美しさを尊ぶ。
 「数咲き作り」…花の数とともに花のまとまりと色の鮮やかさを尊ぶ。
 次のテントでは、大輪朝顔(青葉種)が展示されており、1mmでも大きく咲かすのが目的で、草姿を整え観賞的に見苦しくないように仕立てる。
   
 大輪朝顔(黄葉種)09-08-04-2250 大輪朝顔(青葉種)09-08-04-2257

  京都半日会は、明治19年(1886)に創設された会であり、植物園で夏恒例の朝顔展の開催は今年50回目を迎えている。案内者の説明によると、展示当日の天候や気温によって花は敏感に反応し、最適な花が観賞できるかどうかはその人の運によるそうである。
 また変化朝顔(変わり咲き朝顔)は江戸時代後期に流行した品種で、選抜と交配で特異固体を生み出してきたが、これらの形質は遺伝的に劣勢で、保存育成が難しい(説明板より引用)ようである。
    
   変化朝顔  09-08-04-2269   変化朝顔  09-08-04-227

付記:朝8時40分頃の見学で、最適な朝顔の観賞には遅すぎと指摘された。


地球温暖化防止京都会議の記念モニュメント

2009-08-02 22:23:01 | その他

 京都府立植物園正門「けやき通」の南端に黄金色に輝いた巨大モニュメントが存在する。平成10年(1998)3月に設置されたもので、平成17年に地球温暖化防止をテーマに世界160を越える国と地域から1万人もの人が京都に集り、具体策を京都議定書としてとりまとめたことは、世界から注目された。
   この歴史的な一歩が京都で開催されたことを記念して、モニュメントを京都府立植物園内に設置することになり、デザインを公武した結果247点の応募があり、その中から兵庫県川西市の彫刻家・酢谷宏氏の作が選ばれた。
                 

 この作品はブロンズに金メッキを施したもので、タイトルは『地球からのメッセージZERO』で、二本の角が弧を描いてゼロを形成している。地球温暖化防止に向けて「ゼロ」から始めようという決意を示したものである。
 地球温暖化防止対策については、そのご先進国と途上国の利害関係から順調に進行しているとは云えないが、地球全体で早急に取り組む課題であるという認識は高まってきており、京都議定書の約束が終わる2013年以降の交渉が始まっている。
 一方、このモニュメントの存在は、当時1億円の予算と報道され大きい話題になったが、植物園の散策者に聞いても、11年前のことを記憶している人はほとんどいなかった。