１年の早さと１週間の遅さと

　気がつけば６月も後半です。もうすぐ2017年も半年が過ぎようとしています。正月明けに左目の手術をしてから半年。早いものです。ゴールデンウィークに息子の結婚式があってから１ヶ月半。すっかり過去の話になりました。

　これだけ月日が経つのが早いと、本当にすぐに寿命が来てしまうんではないかと戦々恐々としています。なにせ20代より30代、30代より40代と、どんどんスピードアップしてきていますから、60代とか70代なんて瞬きしている間に通り過ぎていきそうです。怖い。

　ところが反対に１週間というか、月曜日から金曜日までの５日間は本当に遅く長く感じます。いつになったら週末が来るんだと、遅々として進まない時計を眺めながら唸ってしまうほどです。ただその割に土日の早さは異常なほどで、金曜日の夜になったなと嬉しく思っていたら、もうサザエさんがじゃんけんをしているという具合です。この差の激しさはなんなんでしょう。

　物理的には同じ24時間のはずなのに、意識の中では10倍以上スピードに差があります。この差が年齢とともにどんどん広がっていくのでしょうか。もし仕事を辞めて毎日が休日になったら、ずっと10倍速で時間は過ぎていくのでしょうか。

　年を取るというのは常に未知との出会いです。