“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

「惺」という字の存在

2013-01-27 15:08:39 | 日記
こんにちは。
一昨日が授業の添削で3時間睡眠、夜までPCと睨めっこして略データ入力完了、ということで、昨夜は帰宅後即爆睡でした。

昨日は寒波が来ました。
寒かった。
寒くて電車やバス待ちの間にケータイが打てませんでした。
最近温かくなったと思っていたのに、
やっとアスファルトがのぞき始めたと思ったのに、
またあっという間に地面も植え込みも屋根も真っ白しろ……。
いえ、しろねこの地域より寒いとこもいくらでもありますけれども。
しろねこの自宅がある地域より、しろねこの勤務地のほうが10℃差前後で寒いことがあります。
同じ県内なのに。
昨夜は、新幹線ホームで10分遅れの電車を待っていると、通過電車のアナウンスに、
「雪が舞うから後ろに下がって待て」
という趣旨の台詞がくっついていました。
走り去った直後は線路が白く煙るだけなのですが、それから数秒差で、こちら側にぶわっと雪煙が……待合室が混んでて億劫なので屋根の半分しかないホームのベンチにいたら、座りながら傘をさす羽目になりました。

今日はこれからまた外出先でノートの整理をします。
検定日まで丸一日の休みは今日だけなので、頑張らないと…。

ところで先日、喫茶店で隣のテーブルの人が、知人の名前の漢字について話しているのが聞こえて来ました。
その知人の名前は、「惺」という字を含むらしく、「惺」を「セ」と読ませているらしいです。

「惺」 (セイ)は、
・さとる
・心が静かに澄んだ様子
を意味する人名漢字です。
漢検要覧でも、「セイ」「さと(る)」「しず(か)」で1級配当漢字に載っています。

その話し手の人をはじめ、周囲の人は皆その漢字を初めて見たらしく、
「そんな字あるんだ~」と聞き手の人も返事をしていました。確かにしろねこも、知人でも生徒でも未だその字を名前にしている人を、実は見たことがありません。
けれども、その2人の話の落ちは、「珍しいけど読めなきゃ意味ないよね」というものでした。その考え方が、しろねこには少し残念でした。最近は常用漢字の組み合わせでも、そんな読み方するのか!という名前が沢山あります。「惺」も非常用漢字ではありますが、人名漢字なのだから、人の名前の一部として読んで貰える権利がちゃんとあるのに。

6000字の1級対象漢字は、勉強していてもたまにしかお見かけしないものもありますが、彼らとの出会いを楽しみに学習を続けていきたいなあ、と思うしろねこでした。

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