数日前の早池峰登山、体の痛みもようやくとれ、老体を駆使して今度は秋田駒ヶ岳(1637㍍)を目指す。
里は晴れていたのに、麓の国見温泉は曇っている。
「風が強くて・・・・」戻ってきた人もいたが、おあいにく様、今日はこれから晴れ予報・・・
熊よけの鈴代わりの「福田こうへい」を大きな音で聴きながら登り始める。
予報通り、登るにつれて日が差し始め、その合間に、まだ色の褪せない新鮮な紅葉が見える。
紅葉を横目に、大焼砂付近は
猛烈な風が吹き付ける。
ロープにしがみ付きながら、登りきると、一面に明るい景色が広がる。
9月14日に火山性地震が227回もあったという女岳、噴気はいつもより多いかな?
駒ヶ岳登山のいつもの楽しみと言うか、目的は
ムーミン谷の長い木道、周囲を眺めながらゆっくり降る。
春遅くまで残雪が残り、季節の花々がいっぱいに咲き、そして紅葉、いつ訪ねても楽しい。
・・が、このムーミン谷、昨今は熊が出没、噴気の出ている横岳にも近い。
目の前を雲が横切り、怖いほどの強い風が吹き、そして、その合間に青空がのぞき遠くの美しい景色が見え隠れする。
国見温泉の緑のお湯で、今日の疲れを癒す。山はいいなぁー!
まだまだ、若いもんに負けずに歩こう。