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東京発世界行

written by Ken
 



とてつもなく美しく、悲しい映画である。
母親に置き去りにされた、4人の子供たちの生活を、カメラは淡々と切り取っていく。
なんとも救いようのない物語であり、悲劇的な結末を迎えるのだけれど、子供たちの自然な表情が、この映画に生命を与えているのだと思う。是枝監督の優しい視線を感じるのである。
視線といえば、主演の少年、柳楽優弥の強い眼光が印象に残るのだが、彼のアップには、カメラ目線のカットが全くないことに気がついた。主人公・明は、母親を、幼い妹弟を、周囲の大人たちを、鋭く見つめる。しかし、彼の目は、カメラを向いていないのである。おそらく、彼に直接、見つめられたら、観客は耐えられなくなってしまうのだと思う。
ろくでなしの母親をYOUが好演。
監督の是枝裕和は、僕の高校の後輩らしいです。


『誰も知らない』 公式サイト


誰も知らない

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コメント
 
 
 
これは… (かささぎ)
2005-08-22 15:47:36
Kenさん 今日は^^ 

あーKen観られましたか?『誰も知らない』・・・私,これは映画化されたときからソフトを待ち望んでいました。



実事件が報道されたとき,正に私は在学中で,心理学や精神医学系の人格形成や家族関係に関する分野の本を漁っているところでしたから・・・かなり印象深かったのですよ。



カンヌで柳楽さんが賞を取ったとき,小学生新聞にも一面トップで掲載されていました。そのインタビュー内容や写真の表情を見て,かなり有望な役者さんになるかも とワクワクしたことも覚えています^^
 
 
 
うわーごめんなさい (かささぎ)
2005-08-22 15:52:36
↑失礼しました^^; 「Kenさん観られましたか」と書いたのに,さんが抜けたまま~ タブキイ押しちゃったみたいです(イヤン)。

 申し訳ありませんでした;; ごめんなさいねKenさん
 
 
 
こんにちは。 (Ken)
2005-08-22 16:59:06
>かささぎさん

映画の冒頭に、実際に起こった事件をモチーフにした、というような字幕が表示されるのですが、映画は完全にフィクションなので、事件とは別物と考えたほうが良さそうです。

柳楽優弥は、本当にいいですよ。

ぜひ、ビデオを見てみてください。
 
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