「自分発」 あるがままに

ちょつとばっかり流れに竿をさしてみる。
されど的は至近距離にあるのに遠吠えばかりなり。

今日の「サンデープロジェクト」は久々によかった

2008-02-03 17:24:36 | Weblog
日曜日の朝は田原総一郎の「サンデープロジェクト」を楽しみにしています。
今日は前大臣の竹中さんと金融アナリスト木村 剛さんを招いて久々に良かった。
竹中さんは分かりやすくて歯切れがいい。経済財政大臣の太田さんが先日「日本経済は一流と呼ばれる状況ではない」と発言したことに対して、危機意識をあおったのだろうが、閣僚は後退発言ではなくて、もっと前向きの発言をしなければと、たしなめていた。展望も無い発言は経済のいろはも分かっていないと手厳しかった。
アナリストの木村 剛さんはいまの経済の沈滞(株価の下落)は経済政策の不平等も一つの原因だと指摘していた。
先のライブドアの堀江さんのやり方は決して肯定はしないが、高卒(東大中退)の人間があそこまで頑張って企業資産何千億円の実績を上げて若者に夢を与えた。
第二のソニーやトヨタの出現の夢を若者から奪ったことは大きい損出だ。
事の良し悪しはあるが、楽天やソフトバンクも小さい中から夢を求めて躍進して今の存在があるのだ。
証券取引法違反で懲役二年六ヶ月の実刑は、これから立ち上がろうとする若者の夢と活力に水をさしてしまった。
また耐震構造違反のヒューザー社長に対しては罪が厳しいが、同じ事をした大手建設会社や高速道路の橋の橋脚の数値偽装をした大手の建設会社に対してはそれほどの罪でもない。同じ偽装でも取り扱いに差がある
高速道路が陥没したり高速道路の橋が落下するなんてぞっとします。
また消費者金融(ノンバンク)の高利の実態はメスを入れなければならなかったが、
反面、中小企業は銀行からはすんなりと融資が受けられないから利用していた現実がある。
これを改善しなくて高利にだけメスを入れれば、小企業への金融の流れは止まってしまう。
こんなことを話されたと思う。
今日の話は私たちの知らない経済の実態の世界に関心を持たせてくれたように思います。