ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

底紅

2017年07月13日 | 俳句

 今日は俳画教室で、午後から出掛けたのですが、なんとも暑かったですね。もう梅雨が明けたのかしらと思うぐらい…でもまだなんですって。この日は駐車場が一杯で、仕方なく違法駐車…勿論事務の人の許可ですから、鍵を預けてです。帰るとき鍵を貰いに行くと、「車の中は、息が出来ないぐらい暑かったよ~」という。何度ぐらいあるのかしらねぇ~と話していると、外に行って来たらしく、「ほらぁ~」と温度計を見せてくれました。ナント41度まで上がっていました。もうビックリです。よく車の中に赤ちゃんを放置して亡くなったというニュースがありましたが、これじゃ大人でも我慢できないでしょう。まして長時間なんて、オソロシイ!

 俳画は日本画の一つで、俳味のある洒脱な略筆の淡彩または墨画で、俳句・俳文の賛を書き入れます。先生はいつも、絵は俳句などに添えるもので、メインは句の方ですよと言われていました。だから、私は自分の下手な句に少しでも花を添えたいと思って習い始めたんです。両方ともいつまで経っても上手くなりませんが…。

 今日は、青い海原に舞うカモメの絵でした。「鷗」(かもめ)は季語ではありません。「冬鷗」や「百合鷗」は冬の季語です。ただカモメ科の「海猫」(うみねこ)は夏なんです。俳句ではこれを「ごめ」と読んで使いますので、「海猫渡る」になると春、「海猫帰る」は秋になります。

 海猫というと、私はすぐ繁殖地の一つ島根県の経島(ふみしま)を思い出します。他に青森県の蕪島(かぶしま)、山形県の飛島(とびしま)などと一緒に天然記念物に指定されていますが、出雲大社や日御碕灯台に行った時、その経島が灯台の近くだったので、海猫を堪能しました。しかし、あの猫のような鳴き声が当分の間耳から離れませんでしたがね。

   海猫が沖を見てゐる瞽女(ごぜ)の村    島方 銀城

 季寄せにこの句が載っていましたが、「瞽女」とあるから、これは青森県の海猫を詠んだんでしょうか。

 ※これは間違った解説だと分りましたので訂正します。この海猫は新潟県のどこかかも…でも山口県でもいますからはっきりは分りませんが、とにかく海辺の村でしょう。

 この花は、「木槿」です。季語としては秋なんですが、他でも我家でももう早くに咲いていますので、夏の季語だと勘違いしそうです。韓国の国花になっていて、朝に咲き、夜はしぼむため「槿花(きんか)一日の栄」という言葉があり、人の栄華のはかなさにたとえられています。白木槿、紅木槿、底紅など、八重咲きもありますが、これは底紅といい、底が紅色をしていて、周りは桃色。白の底紅もあります。

   底紅や俳句に極致茶に極致   阿波野青畝

 皆様よくご存じの松尾芭蕉にも有名な木槿の句がありますよ。

   道のべの木槿は馬に食はれけり   

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4 コメント

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海猫 (koh)
2017-07-14 09:19:18
「ごめ」と聞くと、演歌の「石狩挽歌」を思います。
歌謡曲は子供の頃から好きで、俳句とは全く縁のない日々でした(^_^;)
でもごめは、なんて情感のある言葉だなと思います。

海猫に会う機会はそうはないと思いますが、いつか会って、私の下手な俳句の手伝いをしてもらいたいです♪
ごめ (ちわき)
2017-07-14 18:20:16
演歌が子供の頃から好きだったとか…khoさん、きっと多感な少女だったんでしょうね。俳句はやっぱり情感が必要ですから向いていると思いま~す。ごめも平仮名で書くより、「海猫」と書いて、そう読むとまた一段と味わいが違います。やはり夏の季語ですが、「海霧」を「ガス」というのと「じり」というのでは大違いでしょう?そういうことも俳句を始めて知ったことです。知るということはとても愉しいですね。
はじめまして (三面相)
2017-07-14 21:28:02
初めまして、何時も当方のブログを覗いていただきありがとうございます。
俳句は初めて3年目ですが、何もわからず書いていました。
季語もあまり解らないままで、最近になって少し勉強をしています。
そのような時に先生のブログはとても参考になって嬉しいかぎりです。
季節の花が咲けばそれは季語かとお恥ずかしい次第、季重なりもあったようです。
厳しいご指摘などいただければ嬉しいです。
少し質問です、瞽女は全国どこにでもいたかと思っていましたが
海猫となると蕪島の青森なんでしょうか?
ありがとうございます (ちわき)
2017-07-14 23:05:13
三面相さん、いつもブログ拝見させていただき、有り難うございます。また、瞽女についてのご指摘感謝です。私の浅学と思い込みで…申し訳ございません。瞽女は全国とまではいかないのですが、あちらこちらにいたようです。海猫のことからつい青森と書いてしまいましたが、これは訂正いたします。調べてみると、東北地方には瞽女はいなかったという報告がありました。一番有名なのが最後まで残っていた越後瞽女で、とにかく雪の多い地方だったということぐらいしか認識がなくて…ゴメンナサイ!今度からよく調べて書くようにしますね。

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