ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

雀の砂浴び

2017年07月12日 | 俳句

 今日はまた曇り…いやもうポツポツ降りだいました。我家の猫〝テン〟もこの蒸し暑さに朝からくたばっています。私も先日来からのハードスケジュールで少々へばっていますけど。昨夜久し振りに弟からの電話…「あっちゃこっちゃ出掛けてるけど、6月の検診はどうやったん?」と。以前私がブログに書いたことを、気に掛けてくれているという、アリガタイこと!今までは真っ先に母が心配して、電話などしてきたけど、もう…でももし母がいたとしても、きっと心配掛けたくないから黙っているだろうけど。

 その検査都合が付かず延期して貰ったら、なんと予約が一杯詰っていて、最短で8月10日ですって。また分ったら結果書きますね…でもよくなかったらここに書けないかも。

 ところで、昨日の兼題「紫蘇」の句では、女ばかりですので、すぐに紫蘇談義なってしまいました。青紫蘇は刺身のつまや薬味に、赤紫蘇は主に梅干漬に使うということは皆知っているので、特に梅干の漬け方に花が咲きました。でも、梅干も梅漬けも季語ですので、紫蘇と一緒には詠めませんから、次のような〈高き嵩押し込み押し込み紫蘇をもむ〉という句が出ていました。

 「高き嵩とあるけど、どれぐらい揉んだの?」作者曰く、「姉に頼まれて、大笊一杯の紫蘇を揉んだんですよ。必死に揉んだので疲れました。その揉むときの気持ちを詠みたくて…」採った人は、「押し込み押し込みに気持ちがよく出てる…」と。「中七の字余りが気にならなかった?」と聞くと、本人さえ、「エエッ!気が付きませんでした」と。ところで揉んだらどれくらいの量になったのと聞くと、これぐらい…と、両手で丸められるぐらいの大きさです。でもそれを3回も繰り返すんですよと。私には余り経験がないのでよく分りませんでしたが、とにかく大変だと言うことは伝わりました。

 「結局何が一番言いたかったんですか?」と聞くと、「あれだけシンドかったのに、たったこれっぽち~という感じです」と。そこで次のように添削しました。やっぱり中七の字余りはない方がいいでしょうし、「押し込む」という動詞もこの場面にはそぐわないような気がしましたので、そこを削って、

   揉み込んでかほどになりし紫蘇の嵩

 同じ紫蘇を揉むでもう一つおもしろい句がありました。〈紫蘇もんで肩もみしたき日暮かな〉です。

 「今度は揉む紫蘇が少なくて、揉み足らなかったの?」と聞くと「エエッ!違いますよ。疲れたから肩もみを…」ちょっとイジワルでしたね。勿論言わんとすることは分ります。でもねぇ~、これではそうなってしまいますよ。誰かが言っていました。「誰かの肩もみをしたんじゃないんですか?」と。

 ここは自分がするんじゃなく、「して貰いたい」という気持ちを詠んだんでしょうから、そこはきちんと伝えないといけませんね。想像にまかせて善意に読んでもらえるんではという甘えは捨てて、正しい表現を使わないとダメ。そこで次のようになりました。

   肩もみをされたし紫蘇を日がな揉み

 ところが、「先生!紫蘇揉みはそんなに一日中はしませんよ。」と、前句の作者が。どれぐらい揉むの?と聞くと、せいぜい1,2時間ですよと。じゃあなんで日暮が出て来たの?…と問答が続きます。結局、梅を漬けるために紫蘇を洗ったり、ちぎったり、そして揉んだ紫蘇を梅酢に漬けたり…一日かかったんですよと。

 「そういう梅干を作るための一連の作業を梅仕事というんですけどね」というと、そう、それそれ…。でも、この「梅仕事」が季語として使えるかどうかは、私もまだ自信はありませんが。

 まあ季語も、日進月歩とまではいきませんが、徐々に変わりつつあるというのも事実でしょう。

 先日の松本城で、雀がしきりに〝砂浴び〟をしていました。ここの雀たちは餌を貰ったりして、どうも人を恐れたりしませんね。この日も暑かったからかしら、次から次と砂浴びに来ます。娘が「ここは雀たちの銭湯みたいだね!」と。まことたくさんの穴が出来ていて、その通りだと思いました。オモシロイ!

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