kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

追憶

2017-02-12 | 陸上競技
書きたいことがたくさんあるのですが。少し思い出話を。

前任校、5年連続でインターハイに進んでいました。400mから始まり最後の年は100mで2人、4継と複数で勝ち上がることができた。4継で進むまでかなりの時間とエネルギーを使いました。簡単なことではない。

最初にインターハイを目指そうと強く思えたのは初めてインターハイに出場した400mのriが1年生の時。その前にもヨンパでインターハイを狙える選手がいたが私のやり方に対しての不信感からか良い方向に進ませてあげることが出来なかった。情けない話だがそれが現実だった。

2008年だった。中国大会のマイルで予選落ち。+4の所でプラスの5番目。前年も同じ状態であと一歩で届かなかった。当時の記事を読み返すと分かるのですがかなりしんどい状態でした。チーム崩壊。リーダーになるべき選手達が「自分のことしか考えられない」状態でしたから負けるべきして負けるという感じ。

そのままでは何も変わらない。そう思っていた。このタイミングで岡山のha先生が主催される合宿に参加できることになった。初めての県外合宿。本当は全員を連れて行きたかったが車の関係でマイルで主力になる4人だけを連れて道後山での合宿へ。これが大きな転機になった。

その時、うちはまだ完全に無名。中国大会でラウンドを進むことができない選手ばかり。中学時代の実績は誰もない。個人で中国大会に進むような選手は1人も来てくれない状態だった中での新しいチャレンジ。県外に出て自分達の「弱さ」を知ろうという感覚。

合宿の中で一番目立っていたのは岡山のkc高校の選手。行動が早い。とにかく自分達から前へ前へ出て行く姿。休憩が10分と言われても3分くらいしたら集合場所へ集まっている。速いとか強いとかそういう話ではなく「選手として」の「差」を感じた。競技に対して真剣に向き合う態度。どんなにキツくても絶対に力を抜かない。緩めない。ここの感覚。選手も衝撃を受けたようでした。

合宿から戻って練習再開した日、合宿に参加していた女子4人がバッサリと髪を切っていました。どうしたのか?と尋ねると「kcの選手は全員短かったから」という返答。別にそこが大切ではないと思うが。インターハイに行くためにkcの選手と勝負しなければいけない。目の前で見たkcの選手との差。そこを肌で感じた。明らかに行動が変わった。

翌年3月の中国合宿。帰りの車の中で「ユニフォーム変えたい」と言い出す。県外の選手との交流の中で「セパレートの方が走りやすい」という話を聞いて「0.01秒でも速く走れるなら」という気持ちになった。県内ではどこも導入していなかったセパレート。県内に目を向けるのではなく「中国で戦う」事を考えての発言。大きく変わった、ら

その流れの中で県総体ではriが私の指導の中で初めて県総体優勝。秋の県新人ではマイルで大会新記録で初優勝。中国新人では複数種目で決勝進出。これまでの指導の中で最高に楽しい時間を過ごせた。今でもあの当時の練習の雰囲気はすごかったなと思う。今とは全く違う。

riが沖縄インターハイに進んでから5年連続でインターハイへ。転勤してしまったのでそこで終わってしまったが私自身が貴重な経験をさせてもらった。指導者としての基礎はその数年間で培われたと思う。

昨年度転勤して新しい環境の中で練習をスタートした。もう一度0からのスタート。簡単なことではない。私の考え方、やり方に対して理解してもらうことから始めないといけない。異文化を受けいるというのはお互いに厳しい。やりたいなと思うことはほぼできないまま時間だけが過ぎてしまった。これはわたしのやり方が良くなかったのだと思う。徐々に変えていくという事が出来なかったから。選手には申し訳なく思う。

今年度になりチームとして少しずつ機能し始めて来た。まだ甘い部分もある。いや、甘い部分の方が多い。特に主力になる1年生女子に危機感がない。それを変えるために大阪に行き、中四国合宿に参加した。変わりつつある。が、まだ強くなるための「心」が備わっていない。なんとなく自分達が強くなるんじゃないかと思っている感覚。もっと強くなるのに。

昨年の中国大会の時。kcのms先生に「練習しに行ってもいいですか?」とお願いしていた。「焼き芋焼いて待ってるわ」と言って頂いた。商業系の選手の検定が終わるまでは動けない。来週は2年生が修学旅行。行けるタイミングはこの日しかない。強行日程ですが11日に練習をお願いした。

早い段階でお願いしていた。本来であれば先週の土曜日の件があるので練習で他県に連れて行くというのはどうなのか?という話。が、こんなチャンスを逃したら次はない。そう思って実行した。

前任校が大きく変わるキッカケとなったkc高校。今も変わる必要がある。感じ取ってくれるかどうか。それが出来なければ意味がない。自分達がインターハイに行くためには日本一のチームと戦わないといけない。「相手が強いから負けても仕方ない」というのではなく「戦うんだ」というのでは気持ちが必要になる。

原点かもしれません。強くなるために。多くのこと感じてもらいたい。そう考えていた。

記憶をたどる。自分自身原点に帰る。貴重な時間でした。
『陸上競技』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 繋がり | トップ | 合同練習 with kc高校 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

陸上競技」カテゴリの最新記事