kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

引き継がれる「想い」とは

2017-06-13 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。なかなか時間の確保が難しい。それでもポイント練習をするために競技場へ。

女子に関しては最初の段階で話をしました。金曜日や土曜日に感じていたこと。うちのチームに明らかに「足りないこと」があると思っていたからです。

話をするといっても直接話をする前に「あるもの」を渡しました。前任校で4継でインターハイを勝ち取った時、kanaが県総体を終えて書いていた『練習日誌』です。普段は数行しか書かないkanaが2ページに渡って「想い」を書いていました。その時3走を走ったmanaの日誌も同時に渡しました。

当時のblogにもそのことを書いていたのでリンクを張っておきます。このことに関しては本当に私の中で大きかった。普段そのような感情を表に出さないkanaが誰よりも「リレー」に対しての「想い」を持ってくれていた。だから届いた。そう思っています。

県総体〜キャプテンの存在の大きさ〜

残念ながらうちのチームには「伝統」あがりません。これはどうにもならない現実。今の3年生が入学した時に私が赴任してきた。そこからのスタート。kanaの日誌にも書いてありますが前任校では「リレー」で中国大会に行くのは「当然」という感覚でとらえていました。それがkanaが1年生の時にバトンミスにより0.02秒差で7位。2年生の時には1-2走のバトンミスで失格。それでも「リレーに賭ける」という「想い」は引き継がれていました。

今はそれがない。だからこそ「チーム」として女子が機能しないのだと感じています。表面的な目標の共有はできているかもしれない。しかし、「本当の意味での共有」はできていない。それを感じたので金曜日にかなり話をしました。リレーを組む意味がないのではないかと。

選手は「普通にやっている」と思うかもしれません。しかし、うちのような「普通のチーム」がIHを狙う、表彰台を狙うというのは簡単なことではない。前任校では多くの先輩たちの「想い」を引き継いでいた。目には見えない「想い」が力を発揮する要因になると思います。根性論?違うと思います。個人種目とは異なり「4人」だからこそできることがある。

一人が上手くいかずに落ち込んでいる。落ち込んでいる暇はない。涙を流している暇さえない。また、誰かが苦しんでいるのであれば手を差し伸べる。その者の分まで力を発揮する。そして「心」に寄り添う。それが「チーム」だと思っています。青臭いことを言っているのかもしれません。それでも見失ってはいけない。

上述のように「伝統」はない。引き継がれる「想い」もない。だからあえて「先輩」であるkanaの日誌を渡しました。土曜日にはmakinoが来てくれた。前任校では短距離は一切やらないという形になっています。kanaやmakinoには高校の「後輩」が存在しないのです。あの子たちが必死にやってきた「想い」、先輩達から引き継いできた「想い」はどこへ行ってしまうのか。

だからこそ日誌を渡しました。うちがやるのです。「リレーに対する想い」を引き継ぎ、目標に向かうために必死になる。それができるのはうちの選手しかいないのです。「妹分」だと思っています。学校は違えど私が真剣に関わっている選手たち。「想い」は同じはず。それがなければリレーで勝ち上がるなんて夢のまた夢。

kanaは「個人種目もインターハイに行けたらいいけど・・・」「やっぱりリレーに対する想いには勝てない」と書いています。力がないからリレーに頼るのではない。個人で戦える可能性があるからこそ「リレー」を使ってみんなで強くなるのです。この感覚。

この時、manaが「自分たちは先輩の足を引っ張っている」と書いていました。まさに。100mで1秒以上の差がある。先輩と一緒に1本でも多く走りたい。先輩と走れるのは最大で5本。絶対に5本走る。そう書いていました。分かりにくいかもしれませんが、「5本」とは中国大会の3本とインターハイの2本です。当時のチームがすべてを出し切ってもインターハイの決勝は遠い夢の話。そうであれば準決勝に進んでインターハイで2本走ることを目標にする。それが適切な設定だと思っていました。それを当時の全員が日誌に書いていました。それだけの「想い」がある。

少しは変わると信じています。「総合力」という意味ではあの時よりも今のほうが上かもしれない。13秒中盤が2人いたのでエース2人が12秒1で走ったとしてもやはり「総合力」では劣ります。今はトータルで「走力」がある。足りないのは「目標の共有」と「想い」です。

良い表情をしていました。ここが大事。中国に向けて。進みます。
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