かあさん がんばってるからね

肺腺ガンで急逝した妻との26年間の思い出を綴ります。

建替え日記 [9]

2015-07-25 10:55:15 | それから
今年の初めに、自宅の建て替えを思い立って以来

自分で始めたのに、辛い辛い片付け作業、思い出を切り捨て、振り切るような作業

もう私もゴミ袋に入ってしまいたい、私は可燃ゴミか不燃ゴミか、はたまた危険物か

私の性格は、三日坊主で、熱しやすくて、冷めやすい、ほとんどが中途半端

それでも、しなくてはいけないと思ったことは、遠回りしても、要領が悪くても、モタモタしても

なんとかやり遂げてきたと自負もある。

しかし、今回ばかりはキツすぎた、モノを捨てずに、大きな倉庫にラックを並べて

そこに陳列しようかとか、明日はセキスイハウスにゴメンナサイして、一年延ばして

もらおうかとか、そんな事も考えたことがあった

大きな流れに巻き込まれながらも、先日は引越し、そして解体工事が始まった

壊してしまうのに、家の中を全て掃除した、家具等がなくなってしまうと

家の中ってこんなに広いのかと思った

庭木たちには根元に塩とお酒を注いで ありがとうをした。



妻の実家の皆さんは仏壇を預かってくれたり、軽トラを貸してくれたり、

梱包や運搬を手伝ってくれた

本当に良くして下さり、うれしかったな

今日は冬物フトンを、実家の母屋に置かせていただきます、

ワンルームの仮住居では身動きとれないので

お昼ご飯は冷麦を作っていてくれるそうで、お言葉に甘えてもう少ししたら

出掛けます




あまり苦しい経験をすると、人は感情の起伏が無くなってしまうのですね

生涯で二度目ですが..

「達成感」とか「やり遂げた」といった感慨はありません

死に物狂いで匍匐前進して、ズタズタになりながらも、やっとの思いで潜り抜けた

といった印象でしょうか    良いのか 悪いのか


自分のこれからの、生き方、気持ちの総決算のつもりで始めた大計画ですが

まだ先は見えてきません あえて探さず、自然な展開で行こうと思います



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