恐ろしい結果…小池百合子氏勝利で自民・民進衝撃 都知事選2016/7/31

2016-08-01 | 政治

恐ろしい結果…小池氏勝利で自民・民進衝撃
 日テレNEWS 2016年8月1日 01:29
 東京都知事選挙は先月31日に投開票が行われ、小池百合子氏が当選した。国会記者会館から青山和弘記者が解説する。
 ■無党派層の約半数が小池氏に投票
 小池氏の勝因の一つは、舛添前知事の辞職で政治不信が高まる中で、女性1人で既存の組織と対決するという小池さんの姿勢に共感が集まったこと。その流れは、自民党東京都連が小池候補を応援すれば処分すると締め付けたり、石原慎太郎元知事が小池さんを「厚化粧」などとやゆしたことなどで一層強まった。出口調査によると、選挙結果を左右する無党派層はおよそ半数が小池氏に投票する結果となった。
 ■自民党支持層からも大量得票
 そしてもう一つの勝因は、小池氏が自民党支持層からも大量に得票したこと。自民党支持者の5割以上が小池氏に投票した。推薦を受けた増田氏は35%あまりにとどまっている。
 小池氏は選挙戦を通じて、安倍首相、安倍政権の批判は口にしなかった。また、韓国人学校に都有地を貸す方針の白紙撤回など、保守層を意識した政策を打ち出した。
 ■自民党内から「恐ろしい結果だ」
 こうした結果を受け、自民党内からは「恐ろしい結果だ」という声が上がっている。ある東京都選出の議員は、「総選挙は小池新党で候補者を立ててくるかもしれない」と懸念している。こうした中、小池氏の処分について自民党内では、「都知事に決まったのに処分する意味がない」などの声が相次いでいる。
 自民党幹部は一方で、「都連の執行部は総辞職するべきだ」と話している。
 自民党・石原東京都連会長「選挙は本当に完敗でした。本当に申し訳ございませんでした」
 安倍首相は、今回、増田候補の応援演説には立たなかった。安倍首相周辺は、「誰が知事になってもいいように、冷静な対応をしたと思う」と話している。ある官邸関係者が、「安倍首相と小池新知事は、早い段階で会うことがある気もする」と語るなど、お互いうまく関係を築くという見方が早くも出ている。
 ■民進党 執行部の責任を問う声
 民進党は候補者の擁立で混迷したあげく、3位に終わって、執行部の責任を問う声が上がっている。ある民進党幹部は、「保守が分裂したのに勝てなかった責任は大きい」と話している。しかし、当の岡田代表は先月30日のうちに、9月の代表選挙に出馬しない意向を表明している。
 これに対して民進党内では、「自己保身的かつ身勝手なやり方だ」などと批判が渦巻いている。
 民進党・松原東京都連会長「選挙戦の最終日になぜ、鳥越候補を擁立する中心であった岡田代表が出処進退に言及されたのか。極めて私は理解に苦しむ部分がありました」
 代表選挙では、野党共闘の是非も含めた激しい議論になるのは必至だ。
 ◎上記事は[日テレNEWS]からの転載・引用です


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