相模原殺傷事件(2016/7/26)から1年 植松聖被告からの手紙「障害者は人の心失っている=心失者」 浮かぶ強固な差別意識

2017-07-27 | 相模原 障碍者施設殺傷事件

産経ニュース2017.7.25 22:50更新
【相模原殺傷1年】「障害者は人の心失っている」 被告からの手紙、浮かぶ強固な差別意識
 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした事件は、26日で発生から1年を迎えた。これに先立ち、殺人罪などで起訴された元職員の植松聖(さとし)被告(27)が産経新聞の取材に手紙で応じ、「意思の疎通が取れない人は安楽死させるべきだ」などと障害者に対する差別意識を一方的に正当化した。遺族らへの謝罪は一切なかった。
 産経新聞は6月下旬、横浜拘置支所(横浜市港南区)に収監されている植松被告へ質問状を送付。今月12日、便箋5枚にわたる約2千字の手書きの手紙が返送されてきた。
 植松被告は手紙の冒頭、「私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております」と独自の主張を展開。「世界には“理性と良心”とを授けられていない人間がいます」などとし、「人の心を失っている人間」を「心失者」と呼んでいることを明らかにした。「シンシツシャ」とふりがなが振られており、障害者を指しているとみられる。
 やまゆり園に平成24年から約3年間勤務していた植松被告は、入所者について「多種多様な個性」があるとした上で、入所者の行動を「奇声をあげて走りまわる者、いきなり暴れ壊す者」などと表現。「最低限度の自立ができない人間を支援することは自然の法則に反する行為です」と持論を述べ、勤務経験から「彼らが不幸の元である確信をもつことができました」と差別的思想を持つに至った経緯も記した。
 一方、被告が事件前に肯定していたとされるナチスの優生思想については、「短絡的な思考に偏る」と非難した。自説と異なることを示唆したが、それ以上の詳細な説明はなかった。
 手紙の終盤には「意思疎通がとれない人間を安楽死させます」「多くの人間が幸せに生きる為」などと身勝手な論を展開した。
 質問状では、拘置所での生活や事件への後悔の有無などを尋ねたが、こうした内容には触れず、遺族・被害者への思いや謝罪、反省の記述もなかった。
【用語解説】相模原殺傷事件
 平成28年7月26日午前2時ごろ、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」を元職員の植松聖被告が襲撃。入所者19人が刃物で刺され死亡、職員2人を含む26人が負傷した。植松被告は同年9月から約5カ月間の鑑定留置で「自己愛性パーソナリティー障害」などと診断され、横浜地検が完全責任能力を認定。今年2月に殺人罪などで起訴された。事件前の昨年2月、障害者の殺害を示唆する言動を繰り返して措置入院となっていたが、同市や病院が翌3月の退院後の住所を把握していなかったことも発覚した。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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障害者殺傷事件 被告が手紙で取材に応じる 謝罪はなし
NHK NEWS WEB 2017/7月25日 16時42分
 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件で、殺人などの罪で起訴された元職員の植松聖被告(27)が、手紙を通じた取材に対し、「意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだ」と記すなど、今もゆがんだ考えを持ち続け、みずからを正当化する主張を続けていました。一方で、犠牲者や遺族への謝罪はありませんでした。
 NHKは障害があるという理由で大勢が殺害された事件の深層に迫ろうと、先月から今月にかけて、横浜拘置支所に勾留されている植松被告本人と、4通の手紙のやり取りを行いました。
 手紙には「障害者を育てることは、ばく大なお金と時間を失うことにつながります」、「意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだ」などと、重い障害のある人たちに対する差別的な考えがつづられています。
 そのうえで、植松被告は、津久井やまゆり園で3年間勤務していましたが、「支援をする中で、嫌な思いをしたことはありますが、仕事だったので殺意を持ったことはありません。ただ、3年間の勤務の中で、重度の障害者が不幸の元だと確信を持った」と記していて、差別的なゆがんだ思想が施設で働く中で高まっていく様子がうかがえます。
 さらに、事件を起こそうと考えたきっかけについて聞いたところ、「やまゆり園でみたニュースがはじまりです」としたうえで、「ニュースでは、過激派組織IS=イスラミックステートの活動と、トランプ大統領の選挙演説が放送されました。世界には不幸な人たちがたくさんいる、トランプ大統領は真実を話していると思いました」と答えました。
 そして、トランプ氏のニュースを見ながら、周囲にいた職員に対して入所者の殺害について言葉にしたということで、「深い考えなく、この人たちを殺したらいいんじゃないですかね?と声にしました。一度しっかり考えてみれば、重度・重複障害者を肯定することはできませんでした」と続けて記しています。
 ニュースで見たという演説の内容や、どう影響を受けたのかなど、詳しいことは答えませんでした。これまでの手紙で、犠牲者や負傷者、それに遺族への謝罪の言葉はなく、今もゆがんだ考えを持ち続け、みずからを正当化する主張を続けていました。
*負傷者の家族「ひどい内容で耐えられない」
 この事件で、息子の一矢(44)さんが首や腹などを切られて大けがをした尾野剛志(73)さんは、植松被告が手紙の中で今も差別的な発言を繰り返していることについて、「あまりにもひどい内容で、耐えられず、悔しい気持ちです。植松被告の考えが変わっていないことが、はっきりとわかりました」と話していました。
 また、手紙の中で犠牲になった人や、その家族のことに一切触れていないことについて、「反省の気持ちがなく、自分のことしか考えていないと思います」と話していました。*家族会会長「深く反省し謝罪を」
 「津久井やまゆり園」の入所者の家族で作る家族会の大月和真会長は、植松被告が手紙の中で、今も差別的な発言を繰り返していることについて、「1年間も考えを変えないというのは、信じられません」と話していました。
 そのうえで、「私たち家族は『障害者はいらない』という言葉によって、本当に心を傷つけられています。それを取り消してもらわないと、生きた心地がしないのです。被告は、間違った理屈で多くの人をあやめてしまったという罪深さに早く気付いて、深く反省して謝罪してほしいです」と話していました。
*専門家「自分の行動を正当化」
 犯罪と差別の関係に詳しい、東京造形大学の前田朗教授に植松被告の手紙を分析してもらいました。
 前田教授は「植松被告は恣意(しい)的に人間の尊厳が認められる人と、認められない人を作り出していて、それ自体がすべての人間に尊厳があるという考え方に反している。この社会にとって、障害のある人たちはマイナスだという意識が非常に強く、その部分だけが前面に出て行動につながり、自分の行動を正当化している」と指摘しています。
 そのうえで、前田教授は「1年たっても『意思疎通のできない人間に生きる価値はない』という思想が残っていて、相当根強い差別意識が心の中で固まっていると考えられる。自分たちの側にある種の正義があるという認識を持ってしまうと、なかなか、それを改めるチャンスに恵まれにくい面がある」と述べました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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