視覚障害男性が線路転落 電車にはねられ死亡 近鉄大阪線 2016/10/16

2016-10-17 | life / 死と隣合わせ / 高齢者

視覚障害男性が線路転落 電車にはねられ死亡 近鉄大阪線
 中日新聞 2016年10月17日 朝刊
 十六日午前十一時十分ごろ、大阪府柏原市国分本町一の近鉄大阪線河内国分駅で、兵庫県宝塚市武庫山二の無職で、視覚障害のある近藤恒久さん(40)がホームから線路に転落し、通過中だった大阪上本町発鳥羽行き特急電車にはねられ死亡した。
 柏原署や近鉄によると、ホームには視覚障害者を誘導するための点字ブロックは設置されていたが、転落防止用の柵はなかった。当時ホームに駅員はいなかったが、特急が通過する際には事前にアナウンスして注意喚起していた。
 近藤さんは親族の女性二人と計三人で奈良方面に出掛ける途中。近藤さんらは同じホームの向かいに停車していた区間準急の先頭車両で特急の通過待ちをしていたが、近藤さんはホームの先端付近を横切って特急側線路に誤って転落したとみられる。運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。
 柏原署によると、近藤さんは重度の視覚障害で両目が見えず、障害者手帳を持っていた。一人で外出する時には安全のために白杖(はくじょう)を用いていたが、この日は使用していなかった。
 近藤さんは電車内や駅内で流れるアナウンスを聞くのが好きだったとの情報もあり、同署は転落した詳しい経緯を調べている。
 近鉄によると、ホームの幅は両端では約二メートル。現場に防犯カメラはなく、目撃者もいなかった。上下線で運休や遅れが生じ、約一万三千人に影響した。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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視覚障害者の転落事故で緊急フォーラム
 NHK NEWS WEB 10月16日 18時37分
 視覚障害のある人が駅のホームから転落する事故が後を絶たないことから、障害者みずからがホームの安全について考え、提案していく緊急フォーラムが都内で開かれました。
 このフォーラムは、ことし8月、東京・港区の地下鉄のホームで盲導犬を連れた視覚障害のある男性が線路に転落して死亡するなど、事故が後を絶たないことを受け、視覚障害者の団体が緊急に開きました。
 東京・新宿区で開かれたフォーラムにはおよそ70人が参加し、はじめに転落事故で亡くなった人たちに黙とうをささげました。ホームの安全について、参加者はホームドアの早期設置を求めるとしたうえで、視覚障害者が安全に移動できるよう、ホーム全体にわたって線状の誘導ブロックを設置してほしいと訴えました。
 このほか、ホームの端に立つと音が聞こえる仕組みを導入することや、改札時にICカード上で視覚障害者であることを示し、駅員の支援を受けやすくするのはどうかという提案も出されました。
 主催団体の会長を務める今野真紀さんは、「私自身もホーム上で何度も怖い思いをしたことがあります。このフォーラムをきっかけに、多くの視覚障害者が安全に利用できるホームになってほしいと願っています」と話していました。
■同じ日にも事故 参加者「要因解明を」
 大阪の近鉄の駅で16日、視覚障害のある男性がホームから線路に転落し、死亡した事故について、フォーラムに参加した視覚障害者の50代の女性は「本当にショックです。怖い思いをしながら駅を利用している人は多いと思います。対策を考える必要があると思いますが、ただ駅員が声かけをするとか、ホームドアを設置するのではなく、いろいろなところで転落事故が起きる要因は何なのかをはっきり解明していかなくてはいけないと思います」と話していました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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盲導犬連れ男性の転落死亡事故 視覚障害者と現場ホームを歩く
2016年8月17日 東京新聞 朝刊
 東京メトロ銀座線青山一丁目駅で十五日、視覚障害者で盲導犬を連れていた品田直人さん(55)がホームから転落し、電車にひかれて死亡した。身近な駅に、どのような危険が潜んでいるのか。目が不自由で、白杖(はくじょう)を使う東京都盲人福祉協会の笹川吉彦会長(82)と一緒に十六日、現場を歩いた。 (谷岡聖史)

   

 ホームの幅は三メートル。壁が近く、圧迫感がある。電車が着くと、乗り降りの人で歩きづらい。電車のごう音で話し声も聞こえない。笹川さんが大声を上げた。「音が大きく響くから、電車がどっちから走ってくるのか分からない」
 笹川さんは四十年ほど前、ホームから落ちたことがある。JR高田馬場駅で人混みに押され、足元のブロックを見失い、安全な場所に戻ろうとして、誤って線路側に足を踏み出してしまった。「発車直前で、もう終わりだと覚悟した」
 この日の青山一丁目駅でも、サングラスをかけ、白杖を手に歩く笹川さんに気付く人は少ない。会話に夢中のカップルは、かかとに白杖がぶつかって初めて気付き、スマートフォンを操作しながら歩く女性がぶつかりそうになった。
 進行方向を示す線状の誘導ブロックを踏みながら歩く。ホームの端一メートル手前で、ブロックの模様が点状に変わった。ここから先は危険と警告するブロックだ。
 東京メトロは「警告ブロックは誘導する物ではなく、上を歩くことは想定していない」という。だが、笹川さんは「ブロックに頼って歩きたくなる。ブロックを踏んでいれば、絶対に線路に落ちないから」と明かした。
 線路に沿って、死亡した品田さんと同じ方向にホームを歩いた。転落地点を過ぎ、数メートル進むと、体が柱にぶつかった。幅四十センチのブロックの右半分を柱がふさぐ。笹川さんが半歩左にずれた。ホームの端まで六十センチ。電車が通過すれば、かなり危ない。
 死亡した品田さんは柱の数メートル手前で転落し、警視庁赤坂署は盲導犬が柱を避けようとした可能性もあるとみて調べている。笹川さんは「駅の構造上、ここに柱があるのは仕方ないのだろうが、柱とブロックが重ならないようにできるはず」と指摘した。
 どうすれば転落事故は防げるのか。「周りの人が『大丈夫ですか』と声を掛けるだけで防げる。声掛けできる人が増えてほしい。

 ◎上記事は[東京新聞]からの転載・引用です
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