外国人への参政権付与. 日韓併合. 石原都知事の発言「人種差別」

2010-04-20 | 政治
石原都知事の「日韓併合は韓国の選択」発言に韓国が猛反発
サーチナ 2010/04/19(月) 17:16
 17日、民主党が検討している外国人への参政権付与に反対する地方議員ら500人が都内で「全国地方議員緊急決起集会」を行った。その席で日韓併合に触れた石原都知事の発言について、韓国メディアは「日本の代表的右翼政治家である石原慎太郎東京知事がまた妄言を吐いた」と続々と報じた。
 石原都知事は朝鮮半島の歴史に触れ「韓国政府が清国やロシアの属国になるのを恐れて議会を通じて日本に帰属した」と、日韓併合は韓国側が選んだものであるとし、「彼らにとって屈辱かもしれないけども、そう悪い選択をしたわけではない」と述べている。
 韓国メディアはまた、石原都知事の過去の発言にも言及「2003年に日韓併合が朝鮮人の選択だったと妄言、そして09年4月には日本の植民地支配はヨーロッパより人道的だったと妄言している」などと報じており、また「与党には帰化した子孫が多い」との発言についても人種差別的な発言であると指摘する。
 一方、石原都知事の「与党の党首の中に帰化した人がいる」という趣旨の発言について、社民党の福島消費者・少子化担当相は「帰化を問題にすること自体、人種差別である」と述べ、発言を撤回しない場合は法的措置も辞さない考えを示しており、日本国内でも物議をかもしている。(編集担当:金志秀)
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石原都知事「日韓併合は韓国が自分で選択」発言―中国でも注目
サーチナ 2010/04/19(月) 14:59
 中国新聞社は19日、石原慎太郎東京都知事が17日に、「日韓併合は、韓国がみずから選択した」と発言したと伝えた。同ニュースは鳳凰網など他のメディアも報じはじめた。
 石原都知事は、永住外国人の地方参政権付与をめぐる「全国地方議員緊急決起総会」に出席し、「当時の韓国は、清国やロシアの属国になることを恐れ、議会を通じて日本に帰属した」、「彼らにとって屈辱だったろうが、悪い選択ではなかった」などと述べた。
 中国では、民族主義的主張が比較的強い日本の政治家を「右翼」と呼ぶことが定着している。石原都知事は「極右」と呼ばれており、中国新聞社も同記事で石原都知事を「極右勢力の代表的人物」と紹介た。
 記事は最後の部分で、「石原慎太郎は2009年1月に、朝鮮半島の核問題の最も簡単な解決法は、中国が北朝鮮を合併することだと述べ、韓国世論の強烈な反発を招いた」と紹介した。(編集担当:如月隼人)
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福島党首、石原知事の発言「人種差別」と批判
 社民党党首の福島消費者相は19日、国会内で記者会見し、石原慎太郎・東京都知事が与党党首には帰化した人が多いと発言したことについて、「私のことを言っているのだと考えた。私も私の両親も帰化した者ではない。しかし、帰化した人は日本人であり、帰化した者ではない日本人と同等の権利・義務がある。石原氏のように、そのことを問題とすること自体、人種差別ではないか」と批判した。
 石原氏は17日、都内で開かれた会合で、「与党には親などが帰化した党首、幹部は多い。先祖への義理立てか知らないが、日本の運命を左右する法律を作ろうとしている」と発言した。
(2010年4月19日22時31分 読売新聞)
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筆洗
東京新聞2010年4月20日
 若手の論客として知られた新井将敬という政治家がいた。東大卒、旧大蔵省のキャリア官僚出身のエリートだったが、株取引での利益供与を要求した証券取引法違反容疑が浮上し、衆院が逮捕許諾の議決をする直前に自らの命を絶った▼在日韓国人として生まれ、十六歳の時に日本国籍を取得した新井氏は一九八三年に旧衆院東京2区から初出馬、落選した際に悪質な選挙妨害を受けた。選挙ポスターに「元北朝鮮人」などと書いた黒いシールを大量に張られたのだ▼それを思い出したのは、永住外国人への地方参政権付与に反対する集会で、石原慎太郎東京都知事が「(帰化した人や子孫が)国会はずいぶん多い」などと発言したからだ▼選挙区内の新井氏のポスターにせっせとシールを張って歩いたのは、同じ選挙区の現職だった石原知事の公設第一秘書らだった。「それ(帰化)で決して差別はしませんよ」と集会で知事は語ったが、彼の取り巻きが過去にしでかしたことを思い起こせば、そんな発言を誰が信じよう▼与党幹部には帰化した子孫が多いという発言の根拠はインターネットだという。そりゃあ、石原さん、いくらなんでもちょっと無責任すぎるよと言いたくなる▼あからさまな差別的発言を大きく報道したメディアは本紙だけだった。「またいつもの放言だ」と取材側がまひしているならかなり深刻だ。

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