フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞「声がきこえる」

大垣 4

2016-10-17 | 日記






間が空いてしまったが、大垣シリーズの最終回。
この日駅から続くメインストリートは歩行者天国となり
いろんなテントや屋台が出て、イベントやパフォーマンスも
繰り広げられていた。見ている分には面白かったが
何せ堪える蒸し暑さだった。

さて、mも書いているように、
この土日は、きらりの例会・撮影会で
大阪と奈良に行ってきた。
大阪ニコンサロンbisでのt.aさんの写真展に
合わせての日程だった。
t.aさんの「里暦」はやはり見応えがあった。
桜の坂道を上っていくと御崎の集落があり、
そこに住む老夫婦に焦点を当てながら、
厳しいが美しい土地に暮らす人々の生活の有様、
気候・風土・四季の自然の姿が丹念なカメラワークで
切り取られ、実に美しいモノクロームに置き換えられた
一つの世界が展示されていた。
何よりもその老夫婦の、全くカメラを意識していない仕草、語らい、
海を眺めている呆然とした表情、その連れ合いをなくした喪失感の深さ。
一つの土地に根を張って「生きていく」ことの意味合い、重みの
凝縮された写真展だった。
7年の歳月をかけて御崎と向き合い、丹念に謙虚にカメラを向けてきた
作者の姿勢、またそれを受け入れて、飾らない生の姿をさらしてくれた
御崎の人々の懐の深さが相まって、こんな素晴らしい作品になったことに
本当に感銘を受けた。
                     Y
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4 コメント

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荒井さん個展 (J)
2016-10-18 22:48:31
荒井さんの個展は予想通りの内容で、私は2つの点で特に感銘を受けました。一つは個々の写真から伝わってくる臨場感の凄さ、もう一つは主人公とも言える老夫婦の奥様の死に関わる作品で写真展の最後を締めてあったことです。前者の臨場感は素晴らしい画質がもたらしているものであると推測し、後者からは御崎という地区への取材に対する作者のある決意を感じました(これも推測ですが)。
t.aさん写真展 (Y)
2016-10-19 17:58:53
確かに臨場感がある作品ばかり。カメラワークの的確さとプリント仕上げの丁寧さがそれをもたらしていると言えます。Jさんの言われる「決意」についてはよくわかりませんが、この作品展がt.aさんにとって次のステップにつながることは間違いないと思います。
お礼 (t.a)
2016-10-21 08:39:52
Yさん、Jさん、この度は私の個展を見て頂き有難うございました。やっとのことで皆さんに追いつけた気がします。お二人のもったいないようなコメントを頂き恐縮しています。何より、私の御崎に対する想い。この写真展への想いを読み取って頂き嬉しく思います。Jさんのおっしゃるような決意はないですが、これからも皆さんのコメントを力に淡々と空気のように御崎の暦を綴っていきたいと思います。新宿でもうひと踏ん張りです。
お疲れ様 (Y)
2016-10-21 22:36:03
t.aさん、お疲れ様でした。でもそれ以上にいろんな刺激で気持ちの高ぶったままの一週間だったと思います。私たちも本当に良い刺激を受けました。新宿での個展も、また意義のあるものになることを確信しています。また次のステップがどういう形のものになるか、期待しています。

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