なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヤクシソウ(キク科・オニタビラコ属)二年草

2013-10-31 20:00:18 | 草花
 近江八幡市宮ヶ浜の湖岸を走る日当たりのよい道路わきに、ヤクシソウの花がたくさん咲いていました。
ニガナやタビラコの花に似ていますが、葉や茎の様子が全く違います。名前を知らなかったので、掲示板に投稿して
教えて貰いました。
茎につく葉は、後方に張り出して、茎を抱くようについています。その形が薬師如来の光背ににているので、この名が
ついたということです。花期は、9月~11月で、秋の遅くまで咲くそうです。
頭花は、11~19個の舌状花のみからなり、花期後、下を向いて垂れ下がります。




















コシロノセンダングサ(キク科・センダングサ属)一年草

2013-10-29 13:53:18 | 草花
 コシロノセンダングサには、筒状花ばかりのコセンダングサと違って、周りに4~7個の明確な白い舌状花があります。
花の直径は、2cmぐらいになります。舌状花は、雌しべが退化していて結実しません。
筒状花の花のつくりは、コセンダングサと同じで、小花の5裂した花冠から雄しべが先に伸びてきて、花粉を出し、次に
雌しべが出てきて、柱頭が二つに裂けます。
そう果の先端に下向きの棘のある冠毛が2~4個あることもコセンダングサと同じです。
























                 オマケ画像は、アレチヌスビトハギの果実です。知らぬ間に服にくっついて、なかなか取れません。

アメリカネナシカズラ(ヒルガオ科・ネナシカズラ属)一年生寄生植物

2013-10-28 18:58:35 | 草花
 曽根沼公園近くの草むらで、アメリカネナシカズラを見つけました。センダングサや、セイタカアワダチソウなどに
絡み付いていました。
アメリカネナシカズラは、北アメリカの原産で、1970年頃に渡来した帰化植物です。さまざまな植物に巻きつき、吸盤を
出して付着します。そこから栄養を吸収し、葉緑素も根もありません。根は、発芽の時はありますが、寄生を始めると
退化してなくなるそうです。葉も退化して、小さな鱗片状のものが残っているだけです。
花は茎の途中にかたまってつきます。径は3mmぐらいで、花冠は5裂し、5個の雄しべが突き出しています。
雄しべは、果実の頃まで残っています。

























アオツヅラフジ(ツヅラフジ科・アオツヅラフジ属)つる性落葉木本

2013-10-27 13:11:38 | 樹木
 7月に花を見つけておいたアオツヅラフジに、もう実が出来ている頃ではないかと、曽根沼公園のその辺りを探しましたら・・・有りました! 径8mmぐらいの藍黒色、球形の果実が、ぶどうのように集まってついていました。
小さな実で、葉陰に隠れているので、見つけ難かったのですが、カメラを近づけて撮影しました。
つる、根を漢方薬に利用するそうですが、有毒植物でもあるそうです。
秋遅くなると、表面に白い粉をふき、液果で、指で潰すと、黒紫の汁が出ます。中の種子は、U字型にまがり、しわが
あるそうです。

























コセンダングサ(キク科・センダングサ属)一年草

2013-10-26 15:13:44 | 草花
 コセンダングサもキク科なので、花のつくりが、セイタカアワダチソウなどと似ているかな・・と思います。
頭花は、先が5裂した筒状花の集まりで、舌状花は、ありません。
筒状花からは、まず雄しべが伸び出して、花粉を出します。次に雌しべが出てきて花柱が2裂し、くるっと反り返ります。
受粉が終わると、そう果が成長し、先端には2~4本の逆棘のある冠毛が出来ます。これが、動物の毛などに絡まって、
そう果が運ばれるという訳です。