ソシンロウバイ(ロウバイ科・ロウバイ属) 落葉低木 2012-12-23 20:58:00 | 花木 今年も我が家の中庭のロウバイが開き始めました。裏の畑の2本のロウバイは、まだ堅い蕾のままです。 近頃の強い北風に、残っていた葉もみんな落ち、蝋細工のような花弁が陽射しに透けて、美しく見えます。 花瓶に生けると、甘い香りがひろがります。
百済寺(東近江市百済寺町) 2012-12-11 14:04:59 | 風景 湖東三山の内、一番南側に位置する百済寺はそれ程観光化もされておらず、三山の中では、最も古寺の趣きが感じられる寺院です。606年聖徳太子が百済人のために押立山の中腹に百済国の「龍雲時」を模して創建されたと伝えられています。鎌倉時代には、「天台別院」とされ、1000坊を擁する大寺院でした。その後何度も火災や信長の焼き討ちなどに遭い、今では、僅かに桧皮葺きの本堂や、石垣に囲まれた参道、仁王門、喜見院の庭園などに昔の面影を偲ぶばかりです。もう紅葉も散り敷いて冬の陽射しが薄く差していました。 仁王門 本堂・千年菩提樹 喜見院・書院と庭園
ミツマタ(ジンチョウゲ科)落葉低木 2012-12-07 15:32:27 | 樹木 東近江市湖東町の百済寺に紅葉を見に出かけましたが、既に枯れ落ちたものが多く、参道の両脇にたくさんの ミツマタの木が植えられていて、蕾をつけていました。 和紙の原料として有名なミツマタは、樹高1~2mで、枝がすべて3本に分かれるのが特徴です。晩秋落葉の頃に蕾が 発育し、翌年の早春、葉が出る前に開花します。 ミツマタ和紙は、良質で、じょうぶ、しかも虫害を受けにくいので、高級和紙として昔から重用され、現在では紙幣や 証券用紙として利用されています。
ヘクソカズラ(アカネ科・ヘクソカズラ属)つる性多年草 2012-12-02 19:05:31 | 草花 有り難くない名前をつけられたヘクソカズラですが、その実は艶やかな黄褐色で、小粒ながら美しく輝いています。 この実は、しもやけやあかぎれの薬になるそうです。先に尖ってついているのは、ガクです。果皮のように見える部分は ガクが変化したものなので、偽果皮と呼ばれます。この中に2個の種子があります。 オマケの画像は、高い杉の木に登りついたカラスウリです。高い所でたくさんの実をつけていました。
ウバユリ(ユリ科・ウバユリ属) 果実の様子 2012-12-01 13:15:27 | 草花 愛知川、河川敷の木陰に50cmばかりの枯れた草の茎がつくんと立っていて、先端にさく果のようなものがいくつか 付いていました。掲示板で教えて貰い、ウバユリと解りました。ここにウバユリが咲いていたことに、夏の間、気がついて いませんでした。ウバユリはもっと山地に生えるものと思っていました。 ウバユリは、葉の形がユリ科には珍しく、ハート型をしていて、基部に集まってつくそうです。花の咲く頃にこの葉が 枯れ落ちることから、姥の「歯が無くなる」にかけて、名づけられたといわれます。花は緑白色で細長くつぶれた筒状花で 大きく開きません。このさく果が裂け、中から薄い翼をもつ無数の種が風に飛ばされます。 オマケは、たくさん見られたヒヨドリジョウゴの実です。この前、曽根沼では、少ししか見られませんでしたが、ここでは 河原近くで日当たりがよいせいか、生育がよかったのでしょう。