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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

イニシエーション・ラブ

2011-12-26 19:57:47 | 読んだ本
乾くるみ 2007年 文春文庫版
ちょっと前に読んだ、先崎学八段の『今宵、あの頃のバーで』の「流行に近いところにいる自分の気恥ずかしさ」という章で、
>文学、とくにミステリーに関しては、私はちょっぴり感度がいいのかもしれない
という一節があって、要は、世間で騒がれる前に先取りして読んでることがしばしばあるという経験を語っている。
で、そこで
>『イニシエーション・ラブ』という作品はすごい。本文約二百五十ページの文庫なのだが、これは実質五百ページの本なのである。なぜなら、この本を読んだ人は、必ずすぐに読み返すことになるからだ。
と言っている。「必ずすぐに読み返す」の部分には、傍点つきである。
んぢゃ、読んでみっかと思って、私も読んでみた。
買った文庫の帯には「必ず二回読みたくなる小説などそうそうあるものじゃない」とか、同じことが書いてある。
っつーことは、なんか仕掛けがあんだろーな、って先入観もっちゃうんだけど。
読んでると、「なんかヘンだな」感が、たしかに生じてきて、最後のページで、「おおっと?なーるほど、そーくる?」って思わされた。
なにが、どーして、そーなのかは、ネタばれなんで、書かないけどね。
でも、私は、なんか、すぐ読み返す気にはなんなかった。
なんつーかな、わざと、そーゆー技巧をもちいてんのかもしれないけど、読んでて引っ掛かりがないっつーかリズムに乗れないっつーか、あんまり気持ちよくなくて、読み返したくなる感じぢゃないんだよねー。
(村上春樹的にいうと、ビートとか“うねり”とか、そーゆーもんが、私には合わない感じっつーの?)
だからって、否定はしないですけどね。
結局、二週間くらい放置したあと、それぢゃあ読んでみますかぁって感じで、二度目の読みを試みたんだが。
ときは、国鉄がJRになったころ、男女7人ナントカ物語ってテレビドラマ(私は見たことない)をやってたころの、恋愛のはなし。
クリスマスにはプレゼントしてホテルとってとかゆーのが華やかりしころですねー。
そのへんの時代のカラクリを知りたいひとは、ホリイ氏の「若者殺しの時代」を読んでみてねー。

おそくなりましたが、メリークリスマス

※12月27日追記 そういえば『彼女は存在しない』なんかのほうが、すぐ読み返したくなったような記憶がある。(いずれにせよ、すぐには読んでないけど。)
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