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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

キネコミカ

2008-12-27 21:53:51 | マンガ
とり・みき 2003年ハヤカワコミック文庫

きのうの記事、ちょっとだけ、とり・みきの名前が出たもんで、それつながり(?) ほかに単行本いくつか所有してるんだけど、いま手元にこれしかないのでとりあえず。
近年けっこうお気に入りであるとり・みきを、いついかなるキッカケで私が読み始めたかは不明、おぼえてない。たぶん、いろんなところで、チラチラと見かけて気になっていくうちに、最初に買ったのは(文庫)「愛のさかあがり」で、そのあと「COMIC CUE」とか出始めたころに、わりとハマッてったような気がする。
本作は、映画に題材をとった、パロディー、ぢゃないな、えーとカバー作品集ってとこか。
とり・みきの何が面白いのかって言われても困る、おもしろいんだからしかたない。強いて言えば、なんともクールなボケとでもいうか。セリフもなんもないサイレントな状態で、ボケをかましてくれるのが面白い。過剰なツッコミが多いように思える今のお笑い全般と比べて、このドライで冷めた感じが、ときどきとても心地よい。
収録作のなかでは、「トラ・トラ・トラ!」のボケっぷりが(あくまで今の気分だが)気に入っている。“パチパチパチ”と音の出るものを探して引っ張り出してくるナンセンス具合がいい。あと、もうひとつは、「ゴーストバスターズ」で水木しげるタッチをマネているのが、もう見てるだけで十分面白い。


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