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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

行きと帰りは違う道

2012-01-12 21:32:59 | Weblog
山登りのつづきで、読書とは関係ないけれど。
山の楽しさに目覚めたのは、滋賀の比良山ってことになるんだけど、なにがいいって、いろんなルートがあるってとこ。
山登りを疑問視してたころは、「だって、登ったら下りなきゃいけないじゃん? なんでわざわざ…」って思ってたんだけど、比良山では尾根伝いに隣の山に出てから、沢づたいに帰ってくるとか、ルートを工夫することで、下りが登りに匹敵するくらいクリエイティブなものだってわかった。
山に登るってことは、頂上に立つことが目的ぢゃなくて、行って帰ってきて、登って降りてきてトータルでナンボっつーか、下りも楽しまなきゃソン、って考えるようになった。
なので、その後も、山に行くときは、なるべく公共交通機関つかって、行きとは違うとこに降りてくるような計画を事前に立てるようにしている。(クルマで行くと、同じ場所に帰ってこなきゃいけないから。)
(ちなみに滋賀では伊吹山が、往復同じ道をたどらざるをえず、しかも登ってる途中で上がよく見えすぎちゃうんで、退屈だった。まるで直線往復のマラソンコースみたい…。)

で、それって、山だけぢゃないんだよね。
どこかへ行くとき、往きと帰りは違う道を通るっていうのは、もう長いこと、私の習慣なんである。
いつからだろ? 会社入って働き出したときには、もうハッキリと(通勤ルートとかで)意識してた記憶があるから、学生んときの後半戦くらいかもしれない。
実際どういうことをしているかってゆーと、そんな大げさな話ぢゃないが。
たいして距離も時間も費用も変わらないルートがあれば、往きと帰りで使い分けるのが基本。
ウチから近いとこ、歩いていく場合とかは、ちょっとワンブロック曲がるとこ変えるだけでもOK。
電車なんか、ハッキリ路線を行きと帰りで変えられると嬉しい。
例えば、きょうも仕事で美浦から六本木まで出てったんだけど、往きは常磐線を北千住で降りて、営団日比谷線で六本木まで行く。帰りは、麻布十番の駅から都営大江戸線乗って、大門・浜松町でJRへ乗り替え、上野から帰ってくる。
どーしても一本しかルートがなさそうだったら、行きと帰りで、地下鉄の出口を変えるだけでもアリとする。
船橋法典から中山競馬場行くのに、往きは木下街道歩いたら、帰りは地下道通って駅行くとか。
東京競馬場行くのに、往きは東府中から東門入ったら、帰りは西門出て府中本町からとか、枚挙に暇がない。

で、どーしてそんなことすんだ?ってことなんだけど、べつに祖父さんの遺言でもなんでもないし、特に理由はない。
そーゆーのが好きなんである。
せかせか目的もって何処かへ行くんぢゃなく、ぶらぶら散歩してるようなときのことが基本で身についちゃった習性なんで、そういう場合から想像していただいた方が理解えられるかもしれない。
いつもと違う道だと、なんか発見ありそうでしょ。
散歩っていえば、公園みたいなとこ歩くようなときでも、奥の方まで行ったら入場口まで折り返してくるんぢゃなくて、知らないあいだにぐるっと回ってきちゃったとか、いつのまにか違う出口に出てたっていうほうが好み。

あと、同じ道往復すると、なんか疲れるような気がする。主に精神的に。(←それを気のせいという。)
まあ、新しい発見ないまでも、道が変われば目先も変わるんでね。遠い道のりだと、往き帰り景色違ったほうが疲れないと思うし。
そのあたりは、私が十代後半ころから、走るの(ジョギング)好きになったのと、だいぶ関係が深いってのはある。
長距離走してて、単純往復ってのは、すごく疲れんだよね、私の場合。絶対に往きと帰りで道を変えてた。
帰りの道の途中で、あー、まだこんなとこだ、残り遠いなーって感じが、精神的に疲れんで。
(根性ないから。私は趣味で走ってただけだけど、もし陸上部みたいにトラックの同じとこ何周もぐるぐる走らせられてたら、ネをあげてたの間違いない。)
ちなみに、好みのジョギングコースの設定は、大きくでもウチのまわりを回るやり方。
調子よければ距離伸ばすけど、やめたくなったら円の中心であるウチに真っ直ぐ帰れるのが望ましい。
直線の往復コースを遠ぉーくまで行ったとこで、体調悪くなったりすると、自力で帰ってこれない危険性あるからね。

いま思えば、若いころは、もう少しシリアスに考えてて、一種のジンクスみたいなもんだった記憶がある。
往きと帰りが同じ道だと、なんかよくないことが起きるよーな気がする…って、強迫観念のような。(←何も起きやしないってば。)
いまは縁起かつぎとか一切しない性格になってるんで、そこまでネガティブなことも何も考えないけど。
ただ、どーしてもやめらんないことだけは確か、往きと帰りは違う道!ってのは。
コメント
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