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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

江口寿史の爆発ディナーショー

2009-08-29 18:34:03 | 江口寿史
江口寿史 1991年 双葉社
少し戻って、先週『フロムK』のとこで書いたんだけど、私が『アクション』を毎週買うようになったきっかけは、これの連載が始まったから、ときに1988年6月のことでした。
いきなりの週刊連載、ページ数こそ巻末4ページとはいえ、2色カラーなんで、大丈夫か、ほんとに連載続くのかとファンは心配してましたが。(当時、スピリッツで巻末に「コージ苑」があってヒットしてたせいか、巻末は各誌とも大事なページのようでした、たぶん。)
そのあたり、『なんとかなるでショ!』の単行本のうしろで、担当編集者座談会が収録されてますが、アクション編集の栗原氏から、いきなり長いものの連載は無理だから、なんでもアリの4ページでいいからリハビリとしてルーティンワーク化させたかったという内幕が語られていますけど。
ひさしぶりの連載開始のせいか、最初のころは確かに貯まってたのか(?)ネタは多彩で面白かったです。(ちなみに調べる限り、最初の5回は「正義の人たち」「こ・こ・は・な・に?」「恐怖の同人誌漫画を添削する」「ハードボイルドショッピング」「わたせの国のねじ式」 傾向の違う出してきかたです。)
しかし、編集部内でも、最初の10週のうち何回オチるか?という賭けが行われてたように、オチるのは既定路線だったようです。ちなみに、10週のうちの正解は、2回か3回だと思いましたが、おぼえてません。
連載15,6回めくらいの「Fジョイナー」ネタあたりから、あー締切に追われてるぅ!って感じになってきましたが、そんなあとに出た「理想の母」の1つめの絵は、描くのに9時間(だっけ?出典忘れた)かかったといわれてる伝説のあるものだったと思いますが、そんなふうに、ときどき力の入ったものが出てくるので油断なりませんでした。

コメント
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