神奈川絵美の「えみごのみ」

着物お気楽話、日々の出来事、思いなど

だからこそ今がすべて - 山本達彦 夏ライブ 2017 -

2017-06-13 21:00:10 | 着物deオフタイム
(前回の続き)


紫陽花の季節は……



着物友のお誕生祝いランチ&山本達彦さんの水無月ライブのセットが
ここ数年の定例。

今回のライブは
ゲストがいらした前と後で、ヴォーカルの伸び方がずいぶん
変わったなあというのが、かなり印象的でした。
その終盤4曲は
誰でも15分で恋が終わる失恋Songsで、
イタリア料理で上がった血糖値を下げるのに格好の頓服薬でしたが、
冗談はともかく、いずれも佳曲でこなれた演奏、心地よい響きでした。

が、ハイライトはやはり中盤の
ムッシュかまやつ氏を追悼しての4曲。
-悲しい話なんですけれども…今でも(亡くなった)実感がなくて-
達彦さんが初めて、ソングライターとして
クレジットされたのが
かまやつさんのレコードだったそうで、
同氏の活動を見聞きするにつけ、
お若い方に任せたり、一緒に何かをつくったりする
その〝信じる力”の強さを感じずにいられません。

同氏を偲んでカバーしたスパイダース時代の2曲のうち
「ノーノーボーイ」は
ヴォイシングの厚みとコード進行がスタンダードジャズ的(ビル・エヴァンス?)で
とても好ましかったです。
アレンジはオリジナルとはずいぶん違うものの、
かまやつさんの曲は硬派でありながら
弱さを取り繕わないがゆえの、色気があるんだなあ、と
素人の勝手な感想ですが、そう思いました。

MCをはさみ、この日は井上日徳さんという
J系アイドルグループのアレンジも手掛けているミュージシャンが
ゲスト出演。
彼も20歳過ぎ、初めてまとまった楽曲のアレンジを
任されたのが、かまやつさんからだったそうで、


雷門Project
当時、何等かの事情でリリースできなかったアルバムを
昨年、30年越しで発売にこぎつけたそう。

この日はその中から2曲、ピアノ、ベース、ギターの編成で
披露されたのですが、
ここでのアレンジはトラック1の「深紅の地軸」という歌が
ECMレーベル好みのようなジャズテイスト、
トラック2の「架空の陶酔(ゆめ)」はもう少しポップな
ツービートだったような記憶が。格好良かったです。

私は、(そんなお若くして、どうやったらそのような大御所に
認められるほどクオリティの高いアレンジができるのだろう)と
とても驚いたので、

---------------(ここから脱線します)-----------------

「素敵な演奏でしたね。あのう、20歳過ぎくらいの
御歳で、どうしてアレンジができるようになったのですか?」

「僕、小さいころバイオリンを習っていたんです。(後略)」

帰りがけ、ライブハウスの出口にいらしたので、
短い時間ですが話を伺いました。


サインにも応じていただけて。

幼少のころから複数の楽器に触れていたことや、
弟さんもミュージシャンとのことで、環境が良かったのでしょうか。でも
私もピアノやバスクラ、テナーサックスの経験があっても
さっぱり…なので、やはり才能がおありになるのでしょうね。


という訳で、
そのアルバム「雷門プロジェクト」。
(30年振りに二人が再会した場所が浅草の雷門前だったことから
この名前に)

聴く前に解説を一読して、真っ先に目に飛び込んできたのが
FM音源。

懐かしい…私は世代的に、ヤマハDX7やDX1が思い出されます。
(この盤の使用機材は不明)
で、早速トラック1を聴いてみたら…もう嬉し泣きしてしまいそうなほど
当時の音でした。ああ、本当に懐かしい。

個人的には、トラック5「森のアクシデント」という曲が大のお気に入りに。
サウンドはもう少し後年の、90年代初頭に聴いていた感じがありますが…。

最後のデモテープの2曲も、優しさや温かみがあっていいなあ。

---------------(脱線 終わり)----------------

ライブは後半から終盤が特に好印象で、それもあり
アレンジの工夫なども趣深い、上質な後味が残りました。
MCはあまり覚えておらず、
「今でも夏ごとに水着を何枚も買う人いる?」で
 Bちゃんと私「着物好きだったら、浴衣なら毎夏誂える人いるよねー」
「ベッドシーツはぱりっとした厚みのある、ボックスでない(ゴムのない)タイプが好き」
 Bちゃんと私「洗濯したら乾きが遅そうー」
なんて軽い話も確かありましたが

やはり井上さんも交えて、しみじみと
かまやつさんとの出会いがあったから、今の自分がいる
というような話をされていたのが印象的でした。
書き言葉ではどうも、いい温度の言い回しが見つからないのですが
三か月の時間をおいてから会場で共有された感情は
荒ぶらず、沈みこまず、
故人へのリスペクトがまっすぐに伝わるものであったと思っています。
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2 コメント

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うわーーー (K@ブラックジャック)
2017-06-16 10:26:25
DX7!!
私エレクトーンやっていたので、小室哲哉のポスターの
DX7は憧れでした(笑)
K@ブラックジャックさんへ (神奈川絵美)
2017-06-16 11:09:16
こんにちは
あっ、ブラックジャックさんの子ども時代、
DX全盛でしたか!
私は高校時代でした(笑)
当時は画期的だったんですよねー。

80年代後半になると、
ヤマハだとKXというのがあらわれて、
でも当時は、煌びやかすぎて私は好きになれませんでした…。
なのでFM音源といえばDX7が、私にとっては想い出の音なのです

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