神奈川絵美の「えみごのみ」

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LOVE ROSES お誂え完成しました!

2014-04-23 23:00:10 | 帯の話
京都の染色家、澤田麻衣子さんにお願いしていた
一重のバラ帯。


この大らかさに、憧れて。

昨夏にいただいた下絵は

2輪の大きなバラがくっきり。
何だか愛情の象徴に思えて、染めあがる前から
「LOVE ROSES」と勝手に名前をつけ、楽しみにしていた。


その帯が、完成しました!



この、ハーバルなブルーグリーンの地色、大好き
白っぽい着物にも、黒っぽい着物にもよく合いそう。


こうして、何色もの色見本を送ってくださり、
試し染めも確認させていただき、決めた色だ。


寄り添うような、2輪のバラ。
太陽に向かって開ききった花弁も、その上の蕾も、
生命力を感じさせる。

生地は経糸に絹、緯糸に竹繊維を使ったもので、「竹糸紬」というそう。
単衣~袷向きの、ハリがありしゃりっとした質感だ。
シワがつきやすいそうなので、扱いに注意しないと。



実は先日、「きもの 青木」さんでいただいた明石ちぢみは
この帯との相性を考えて、選んだようなところがある。
(このとき、まだ帯は出来上がっていなかったけれど)


5月を過ぎると、うちの近所では、
庭先から歩道に向かってたくさんの、こうした一重のバラが咲き誇り、
目を楽しませてくれるのだが、
この取りあわせは何となく、そんな風景を想像させる。

前帯は…… 関東巻きなら

白いバラがメイン。

関西巻きなら

赤いバラ。

「実は……前帯で迷ってしまって」と澤田さん。
-もっと小さい花のパターンも、つくってみたかったんです-

小さい薔薇も可憐でいいかも知れないけれど、
大きな花は、巻き方で柄が変わるのが嬉しいし、
何より「LOVE ROSES」
「“愛”は大きい方がいいから……!」と返信した。


先日撮った、博多帯との組み合わせと比較してみる。

撮影日が違うため、
明るさに差が出てしまったが、それにしてもどうだろう、
バラ帯の方が、視覚的な立体感がより強いように思えないだろうか。
(ハリや高さがあるから、といった物理的な立体感ではなく、着物から帯のお太鼓が
飛び出してきそうなインパクトの強さのことです)

着物は、ただでさえ寸胴のシルエットで
のっぺり見えがち。
やや遠くから見た人に、「筒が歩いている」なんて思われたくはない。
かといって、特に暑い時期は着物も帯もインパクトが強いと、
私などは暑苦しく感じてしまうし、
逆に着物も帯もスッキリしすぎてしまうと、
「それだったら、わざわざ和服など着ないで、
サンドレス一枚まとう方が、オシャレじゃない?」と思ったり。

街着やしゃれ着は、
後姿を平面としてとらえずに、
やはり、視覚的に立体感があり、着姿の中に遠近が感じられる方が、
快活で面白みがあるし、印象に残りやすいし、
筒っぽくも見られにくいのではないかなあ。
白い日傘を差すとさらに、色合いもシルエットも、初夏~夏向きの
涼しさが演出できそうですね。


※LOVE ROSES お誂えの記録 その1その2
※澤田麻衣子さんのブログ「きもの 彩苑saien日記」はコチラ
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22 コメント

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Unknown (ふうこ)
2014-04-24 00:08:34
おお!
素敵な帯が出来上がりましたね。
絵美さんのイメージにぴったりです。
夏の陽射しにも負けずに ぱっと元気をいただけそう。

前の柄 大きくて正解だと思います。
明石縮にもぴったりです。

一からのお誂え 難しいけど こういう例を見せて
いたたくと いいなあ~って思います。
Unknown (澤田麻衣子)
2014-04-24 02:30:07
ありがとうございます!
ローズピンクに尽きるとも言える帯でしょか。
生命力の強さを花色から感じました。透明感と深みをどちらも兼ね備える女性を思いながら
自身にそういった要素が無かったせい(笑)グルグル悶々と考えあぐねいているうちにスパイラルどっぷり
この春に咲かせることが出来て感謝しています
素敵です! (ミモザ)
2014-04-24 05:50:36
お誂えの話を伺ってから、”私が”ずーっと待ってました(笑)なんて素敵なんでしょう。可愛らしさと大胆さを併せ持った圧倒される魅力を持つ帯になりましたね。季節もこれからピッタリだしヘビロテ間違いなしですね!!
Unknown (とうこ)
2014-04-24 06:34:47
アー~~~!!素敵すぎる!!
一重の薔薇の中心にいく繊細さと、なんか(変な表現ですが)原種の病気にも強い自然のおおらかさと・・・・すべてが表現されている気がします。
着物との画像・・・お互いを引き立てあってるのが、一目瞭然ですわ!!もう、なんか感激してます!!
(薔薇好きなので、薔薇の帯と思っているのですが、すき過ぎて、これ!というのがなかったのです。素敵!!)
Unknown (Medalog)
2014-04-24 08:00:57
うわぁ~色も柄も素敵です!
簡略化した表現なのに、一重のバラがそのまま表現されているように感じます。
日脚が強くなるこれからの時期に、街でこんな爽やかで素敵な後ろ姿を見つけたら、ふらっとついて行ってしまうかも…

私も着物姿にはどこかインパクトが欲しいと思っているのに、結局地味になってしまうことが多いです。特に後ろ姿は帯締めなどが見えない分、つまらなくなりがちで。
こういう素敵な帯で自分を表現できたら、着物を着るのがもっと楽しくなるだろうなあ。これからの帯選びは、もっとセンスを磨いてこれぞという一本を手に入れなくちゃ!
ふうこさんへ (神奈川絵美)
2014-04-24 10:25:44
こんにちは
こうして、好みにぴったりの帯が出来上がると
心から、お誂えの楽しさを実感できます。
この図案も、私が指定したわけではなく、
澤田さんがイメージをふくらませて考えてくださいました。
ありがたいことですよね。

初夏と秋口に元気よく、
楽しみたいと思います
澤田麻衣子さま (神奈川絵美)
2014-04-24 10:32:16
このたびはありがとうございました
この、ドッグローズの赤が好きで好きで…。
イメージ通りに、形にしてくださってとても嬉しいです
型染めというスタイル、彩色の技から、
優しさと強さをも兼ね備えた帯になったと思っていますよ。
このために、バラの写真をたくさん撮ったり
見たりしてくださったこと、頭が下がります。

早速、初夏のオシャレを楽しみたいです。
Unknown (朋百香)
2014-04-24 10:35:34
絵美さま
うわ~、完成したのですね! 誂え始めから拝見
していたので、どんな風になるのか楽しみでした。
素敵、素敵。初夏の爽やかさと華やかさとインパクト
もあり、大成功ですね。
薔薇の香りがしてくるようです。
さていつデビューでしょうか・・・?
そちらも楽しみ。
颯爽とお召しになる絵美さんが想像出来てワクワク
しますー。
ミモザさんへ (神奈川絵美)
2014-04-24 10:36:57
こんにちは
ミモザさんとは「バラ同盟」(笑)。
ご覧いただけて嬉しいです
このバラ帯はおっしゃる通り、大胆ですよね!

バラと一言でいっても、一重なのか八重なのか、
たくさん咲き乱れているのか、一輪なのか、
色も大きさもさまざまでいろんな表情がありますよね。
そんな中で、澤田さんが選んでくれたのは、
紅白の2輪の大きなバラ。
この構図、色ならではの着こなしを、私もいろいろ
考えて、楽しみたいと思います
とうこさんへ (神奈川絵美)
2014-04-24 10:44:26
こんにちは
あっ、わかりますー。私、温室育ちのおしとやかな
タイプよりも、野趣に富んだ柄の方が、
自然のモチーフとしては
好きなんだと思います(蒲公英帯もそうですし)。
バラはホント、いろんなスタイルがありますよね。

着物はいろいろ、これから相性を考えたいと
思っています。あまり無地風すぎると、
着姿に「動き」がなくなるかなあ、、、。
型染めってぱっきりしていますから、着物が
少しソフトでないと、お硬い人に見えるかも(笑)。
そういう意味では、この明石はほどよくしなやかな
着姿になって、いいかもですね。

とうこさんの「一本」もいつか、拝見したいです

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