浦野理一コレクションを観に、
横浜の山本きもの工房へ。
主宰の山本秀司さんに会うのはとても久しぶり。
彼に仕立てていただいた、久米島紬を着ていきました。
帯は前回、前々回とブログ記事に載せた、
仁平幸春さん作の月下美人帯。
帯揚げはシャーベットオレンジ、
帯締めは久米島の絣の色に合わせたグリーン系。
そして、濃いローズ&パールビーズの羽織紐は、「時代布 池田」でいただいた
アンティーク。
草履は、こちらも久しぶり。
黒のエナメルに白のシコロを。
上半身はこんな感じです。
さて、この日ご一緒したのは……
K姐さんとキモトモTさん。
姐さんとは約1年ぶり。芽柳の着物での銀座デート以来。
Tさんとは昨秋の「土鍋ワークショップ」でお会いしたけれど、
着物でとなると…いつ以来だろう。
お誂えの達人、K姐さんの装いは
作家もの(お名前失念しました)の樫の木染の着物に
佐々木苑子さんの帯。
着物には、彼女の干支にちなんだ三羽の鳥の刺繍紋が入っています。
写真を忘れてしまいましたが、この着物は通し裏で、
寿の文字の地紋が入った羊歯柄を、京都で特注にて
染めてもらったもの。ツヤツヤの薄いベージュ系で、
とても上品でした。
キモトモTさんは、菊池洋守さんの八丈織に、
紅型の帯。
もう、お二方ともオーラたっぷりのコーデ
姐さんとTさんとは4~5年ぶりに会うそうで、
このメンバー、おしゃべりに花が咲かないわけがありません。
「お花見に間に合うよう、薄いピンクの小紋を誂えたんです~」
「まあ、“おデート小紋”ね!」
「じゃ、私とデートしてー!」
「この着物、みてみて!(とスマホを出す)」
「わあきれいなローズ色の花、この色って…」
「サンローラン18番!」 「わかる、わかる!」
場所は横浜高島屋の南国酒家。
笑いっぱなしの一時間半でした。
残念ながらTさんは、この後別のお約束があり、ここでお別れ。
K姐さんと私は、山本きもの工房へ。
秀司さんとスリーショット。
浦野理一「ラスト」の展示ときき、
美術展感覚で、お宝着物を眺めることができれば
それでいい、と思っていたのに……。
とある着物を“記念に”羽織ってみたところ、
姐さんの目がキラリ。
「絵美ちゃん、これ、似合う!」
「ひえっ!」
怖いくらい(すみません)真剣な眼差しに私、たじたじ。
「絵美ちゃん、これ“も”じゃなくて、これ“が”似合うの」
あまりの気迫(!)に他の人も集まってきて……。
重めの縮緬地に明るめの青、
そして私の大好きな芹澤けい介を想起させる型絵染。
「帯はねー、黄色がいいな」
「いや、茶色の方が……」
と、いつの間にか帯合わせ大会まで始まり。
……結果は書くまでもないでしょう。
今、工房の方で洗いとガード加工をお願いしています……。
一つ、この期に及んで気にかかっているのが
この着物、実は袖丈一尺七寸なんです…。(ちなみに長襦袢もついています)
と、ここでも姐さん、キラリ。
「絵美ちゃん、袖切ったら、ただの小紋よ」
「は、はいっ!」
う、浦野理一さんの着物を“ただの小紋”……。姐さん、さすがです。
というワケで、お手入れから戻ってきたら
一体どのような着物なのか、ブログにアップしますね。
コメント一覧
神奈川絵美
香子
神奈川絵美
風子
神奈川絵美
香子
神奈川絵美
朋百香
最新の画像もっと見る
最近の「着物deオフタイム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事