モッチのつぶやき in 八ヶ岳

八ヶ岳南麓に暮らすエスパーマミ世代2人とボーダーコリー1頭の徒然日記

春の足音

2006年01月31日 | ひとりごと
今日は雨
自転車に乗れないから歩いて通学しました。






歩くスピードっていいね。
自転車だと速すぎて、ステキなものをたくさん見逃してる。

今日はね、小鳥の声がさえずりに変わってた!
それから庭先の紅梅のつぼみがふくらんでいたよ。
歩くスピードだから気付くんだね。

ちょっとずつ、着々と春が近づいてきてる。
うきうきワクワク
この冬は寒かったから、暖かいお日様が待ち遠しいな

世界遺産 知床の素顔

2006年01月27日 | 大福
朝日新書から出された知床関連で一番新しい本。




ご存知のとおり、昨年初夏、知床が世界遺産に登録された。
学部生時代、所属していたサークルのメンバーが毎年、
知床縦走をしていたことを思い出す。
ヒグマ対策、蚊対策、食糧対策…
準備にかなりの時間を費やしていたように思う。
無事に戻ってきたメンバーらは、体中を蚊に刺され日焼けしていたが、
なんとも充実感溢れる顔をしていたな。

日本最後の秘境と呼ばれる知床が世界自然遺産に登録されるには、
乗り越えねばならない壁がたくさんあった。
この本ではその一部を紹介している。

ヒグマ対策もそのひとつ。
知床は世界でも稀なヒグマの高密度生息地だそうだ。
ヒグマと観光客の衝突は、いつか必ず起きる。
今は小さな衝突で収まっているが、
いつか死者がでるだろう。
日本は大抵そうだが、大事に至ってからでないと動かない。
今のうちに、ヒグマと観光客の間に一線を引く対策をとらなければ。
知床への入場者制限とか、シャトルバスの導入とかね。

また、近隣の漁業関係者との軋轢も問題。
知床は陸地だけでなく周囲の海までも世界遺産に入っている。
自然遺産の登録を決める国際自然保護連合は、
漁業規制をすることを登録の条件に出しだ。
実際、スケトウダラの漁獲高は最盛期と比べて10分の1まで減っている。
知床の魚は減っているのだ。

しかし、漁業関係者らは船数を減らしたり、産卵期を避けたりと、
自主規制を行ってきた。
国からのさらなる漁業規制は受け付けられないだろう。
自然が大事か、人間が大事か、というお決まりの争いになる。
合意形成の手腕を発揮できるか!?


私はここに、日本の漁業に対する欧米諸国の思惑が
絡んでいるのではないかと思っている。
日本人が求める魚介類の量は確かにものすごい。
世界中の海から底引き網で根こそぎさらっている。
その結果、世界中の水産資源が減少しているという研究者もいる。
しかし事実関係はわかっていない。

欧米諸国が中心となっている国際自然保護連合が、
知床自然遺産に託けて、日本の漁業規制を打ち出すのは当然のことのように思う。
さらに、根深い捕鯨問題も拍車をかけているだろう。

かくして、日本お得意のノラリクラリ作戦で様々な条件を切り抜け、
なんとか知床は世界自然遺産の仲間入りをすることができた。


日本は知床が自然遺産に登録された意味をもっともっとよく考えねばならぬと思う。
世界から認められたと喜んでいる場合ではないのだ。
いってみたい場所に挙げてるだけではだめなのだ。
自然遺産は観光誘致のためだけに選ばれるのではない。
最後の秘境を保全するためだけに選ばれたのではない。

今の世代の日本人の義務と目標のシンボルなのだ。
知床を守り次世代に託す義務。
知床の管理体制に学び、日本全土に拡大する目標。
知床は今後の日本を決める実験の地だ。
私はそう思う。






森を守る文明 支配する文明

2006年01月24日 | 大福
安田喜憲さんという「環境考古学者」の本。
PHP新書刊。

森を畏敬する文明とはなんぞや?
いつから森を破壊する文明が生まれたのじゃ?
神教は森を守る文明じゃん?

そんなこと書いてある。

衝撃的だったのがさ、
人類最古の物語「ギルガメシュ叙事詩」って、
森を求めて繰り広げたれた話なんだと。
主人公の王様は紀元前2600年ごろに南部メソポタミアに実在した人物。
カイロ近くのレバノンスギを切り倒したことで神の怒りを買い…云々。

つまり、メソポタミア近郊に都市を維持する材木供給源がなかったから、
王様ははるばるカイロへ行って、神の怒りを買って、木を切り倒したと。
なんと紀元前2600年頃から人類は森林を破壊し続けてきたのだ。


エジプト文明だってそうじゃん。
あのピラミッドを建設するには、かなりの森林が必要だよね。
でも、現在のカイロに森はない。
ガシガシ切り倒して、一面砂漠にしちゃったんだね。

この著者はこういう環境の歴史をボーリング調査してる人。

日本に関して、古文書研究で同じようなことしたのがコンラッド=タッドマン。
「日本人はどのように森をつくってきたのか」築地書館

これもスゴイ本だよ。
目からウロコ。
これ読んでるとね、「昔の自然に戻しましょう」
っていうコピーの信憑性が疑われる。


話を戻します。
森を支配する文明=一神教の世界。キリスト教やユダヤ教文明ね。
森を守る文明=多神教の世界。神教や大地母神教。

21世紀の文明は、この2つを混ぜたものがいいらしい。

一神教の統率力と多神教の共生力。
イイトコドリの文明を目指そう、というのが著者の結論。

なるほど。
新しい。




イノシシ日和

2006年01月19日 | お勉強
最近イノシシついているので、今日もイノシシネタで。



南伊豆にはイノシシがたくさんいるらしいのだが、
これまで1年間、一度も見たことがなかった。

昨夜、初めてイノシシをみた。
しかもイノシシ一家。
お父ちゃん、うりぼう数頭、お母ちゃんがウリウリウリウリ…と
車の前を横断、路肩のガードレール下に詰まって右往左往していた。

その後、今度はうりぼう4頭を目撃。
路肩の法面に登りきれず、これまたかなり焦っている様子。

地元民は、イノシシを見つけたら当て逃げするらしい…。
イタイね。

そう言う私も、その日はイノシシ肉を食べていた。
体臭が呼び寄せたのか…?



東京タワー

2006年01月14日 | 大福
リリー・フランキーの東京タワーを読む。



研究以外の本を読むとホッとする。
そんなに研究が嫌なのか…?(笑)

あれってさ、誰しもが経験するヒジョーに一般的なことが書いてあるんだよね。
特にひねりもくわえられてないしさ。
でもスゴイ売れてるじゃん?
ベストセラーじゃん?
なんでだろね?

オカンがいる、体のこと心配してくれて、自分のことよりもまず子どものことで、宅急便に好物をつめてくれて、家を守ってくれて…って生まれたときからすぐ傍で流れている日常だから、あまりに自分と一体化しているヒトだから、ついつい他の事象にココロを砕いてしまう。

だから、そのヒトの存在がなくなることなんて想像もしていなくて、時々こうして首をもたげると、払拭するかのごとく考えるのを停止させて拒否っちゃう。

でもこの本は真正面から解りやすく、
「君にもいつかこんな日が来るんだよ。」と言ってきた。

言われた私は、やっぱりオカンを思い出す。
自分とオカンを切り離して俯瞰し、自分の不甲斐なさや甘ったれな所を申し訳なく思う。
いなくなる前に、人生を楽しんでもらいたいと思う。
オトンとオカンに心配かけたらいかん。
ゆったりと過ごしてもらいたいと思う。
他人にどう言われようと、親を大切にして生きる人生を歩みたいと思う。

なんて…すごい照れくさいこと書いてるやん。

自分同様、すべての人に親がいる。
これも覚えておこうっと。




ロ、ロ、ロッポンギ

2006年01月11日 | お出かけ
六本木のショークラブに行ってきましたぁ~~~~~





鼻血が出そうでした。
緊張して、今朝、首が痛くなりました。
きらびやかでした
女の子が可愛かったし、露出がすごかった

いやぁ~、こんな世界もあるのかと。
なぜ、そんなところへ行ったのかといいますと、
小中高と同じ友人が六本木のショークラブの店長をしているのです。
そこで、上京した共通の友人と2人、冒険に出たわけです。
まさしく陸の孤島、六本木。(私達にとってはね)
はるかなる冒険の旅でした。



まず、六本木の駅に下りた時点でビクビク。
「黒人さん、申し訳ないけど怖いです~」

お店の入り口でビクビク。
「私達ってあきらかに場違いだよね」

席に案内されてビクビク。
「どこ見ていいかわかんない…
「お水の花道みたい…すご~い(友人談)」


店長友人と再会。
「お仕事中、すみません…」

歌やダンスのショーを見て(みんな上手!!)、
ビールをなめるように飲んで(緊張して飲めなかった)、
帰ってきました。
正直、つかれた~
友人と2人、「もう一回でいいね…
今度はお店の外で会いたいです。






イノシシ実習

2006年01月11日 | 手作り
今日はイノシシ実習。




①大鍋でグラグラ湯を沸かす
②イノシシの下顎をパンテーストッキングに入れる
③4時間ほど煮る
④煮えた下顎から肉をそぎ落とす
⑤乾燥させる

後日…
下顎にはえている歯から、イノシシの年齢を査定します。
第3永久歯が生えそろっていたら3歳とかね。

現在、兵庫県にはイノシシ猟と流通がうまくいっている稀な地域があるんです。
なんでも今月28日にはイノシシ祭りが行われるそう。

昔のイノシシ猟は大人数で山を囲み、銃で撃ち殺していたらしいですが、
現在では、①一人当たりの分け前が減る③獲物の傷が増える②狩猟者の高齢化などの理由により、もっぱら罠猟に置き換わっているそうです。

兵庫県で流通が確保されている理由には、この狩猟法の変化による供給量の多さもあるのですが、狩猟後の処理の簡便化、徹底化が大きく貢献しているそう。

イノシシを狩ったらすぐに、内臓を抜いて冷やし業者へ運搬するという手間がかかります。しかし、この兵庫の卸問屋では内臓を抜いて冷やすのはハンターの役目ですが、その後は①いつでも必ず引き取ってくれる②自宅まで取りに来てくれる③その場でお金を支払ってくれる、という事項を約束してくれているのです。

そのため、常にイノシシ肉の供給があり、商売として成り立っているんですね。

イノシシ、シカによる農作物被害、土壌悪化、水質汚濁が起きている現在、
ハンターが存続出来るか否かは日本国土の、日本人の死活問題なんです。
この兵庫の例のように、柔軟性持って対処することが必要ですね。


雪女参上。

2006年01月07日 | お出かけ
今年もフクロウ調査が始まりました。
南伊豆町でやります。

昨日も行って来ました。
でもね、雪が降ったんです…
南伊豆に雪だよ、雪
雪が降ったら調査でないべ~。
南伊豆行くのに、かなりのお金と気力がいるんですってば。

今年は冬将軍じゃなくて、スノーマンが来てるんだ、グス


箱根駅伝

2006年01月03日 | お出かけ
今年は燃えた…
母校が出ているからね。
サークルの仲間と小田原中継所に応援しにいったさ。

いや~、もうみんなタスキを渡して倒れこんじゃうんだよね。
第6区、芦ノ湖からの復路は気温差がかなりあったので、
それも影響してるんじゃないかとは思います。
あの20キロ弱に体力・精神力すべてを注ぎ込んで走る姿は感動です。
自分の役目をきちんと果たせばいいと考えて走るのでしょうか。。。
タスキをつないだ先の事まで考えているのでしょうか。。。

彼らがどんなことを思って走っているのかわからないけれど、
まさしく「一所懸命」に打ち込む姿を新年早々見せていただけて、
とてもありがたかったです。

2006年スタート

2006年01月01日 | ひとりごと
2006年、いよいよ修士論文の年です。
今からすでに緊張していますです。
がんばるぞ==!!

今年の目標:
修士論文を書き上げて卒業する。
就職を決める。
コミュニケーション能力を上げる。
頭の柔らかさと芯の強さを持つ。
常に自分を俯瞰する意識を持つ。
体を鍛える。

欲張りすぎかな?
でも、今の私が自然に思い浮かべた目標だから、
きっと今の延長線上にあるものなんだと思う。

気持ちが前向きでいい感じ。