勝者を讃え、敗者を敬う

「勝者を讃え、敗者を敬う」

勝者の栄誉を讃えるのはもちろんだが、
勝者は敗者の健闘、立場をも尊敬し、思いやるべきという精神だ。

日本には、この精神が根付いていないという。

勝者は勝利の瞬間から雄叫びをあげ、
敗者そっちのけで勝利のパフォーマンスに酔う。
そこには、敗者を敬う気持ちや思いやりはない。
そして、勝者は、周りから持ち上げられ、祭り上げられる。
一方で、敗者は、失敗した者は、周りから叩かれ、潰される。

このところのレッズ周辺の騒ぎを聞いて、冒頭の言葉を思い出した。

敗戦を喫した、失敗したという結果はあるにせよ、
その果敢に立ち向かって戦った健闘を讃え、尊敬し、思いやりの心を持つべきではないかな。
そして、次なる試合での、機会での雪辱を期すべきではないかな。
抵抗できない相手を責めるたてるなんて、言語道断だと思う。

99年のリーグ最終戦、
試合が終わってJ2陥落が決定しても、スタジアムは誰一人として帰らなかった。
そしてスタジアムを埋めつくしたサポーター皆で叫んだ。

「WE ARE REDS!」

この光景も思い出した。


いよいよ明日はACLガンバ戦、
必ず勝って決勝に進みましょう！

頑張れ、浦和レッズ！
必ず優勝するぞ！