かなうみ鍼灸整骨院スタッフブログ

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ふくらはぎの大切さ (中上)

2017年11月02日 | 健康一般
今日当院に外来で来られた患者さんが、こんな会話をしていました。


「ふくらはぎは第二の心臓だから、ここをマッサージすると身体全身にいいんだよ」と。


その通りです!


以前にもブログで書いたこともあります。


本やテレビでもよくこの話をとりあげていますよね。



胸にある拳大の心臓は血液を全身に送り出す役目をします。


そして下肢は送り出した血液を戻すポンプの役割を担います。


下肢というより具体的には膝から下の下腿部の筋肉が収縮、弛緩をくり返して下へ降りた血液を上に戻します。


そうすることによりまんべんなく、血液が循環することにより健康が保たれているのです。


そのふくらはぎこそ、「第二の心臓」と言われる理由です。


反対にその機能が働かないと様々な形で体に悪影響がでてきます。


そこであるドクターのお話しをしてみましょう。



医師である石川洋一先生が、脱水症状の患者さんに点滴を施そうとしました。


ところが、点滴が落ちず血管に入っていきません。


針が血管に入っていないのか、いくつか刺しなおしてみましたが、状態は変わりません。


そこで石川先生は体のあらゆるところを触っていきながら、一つ異常なところに気が付きました。


ふくらはぎから下の部分が異様に冷たくなっているです。


すぐさま温め、ふくらはぎを軽くこすっていくと、なんと点滴が落ち血管内に入っていったのです。


そこから先生は血液循環とふくらはぎとの密接な関係について研究するようになりました。


それがきっかけでふくらはぎのマッサージの第一人者と呼ばれるようになりました。


いまでも、多数のふくらはぎに関する本を世に送り出してきました。


20年以上も前のことです。


皆さんも「ふくらはぎ」に関する健康法をテレビや本などでご覧になられた方は多いと思います。


ふくらはぎをマッサージすることにより、冷え性、高血圧、浮腫の改善がみられます。


更に心筋梗塞、脳梗塞といった血管の詰まる病気の予防にもなります。


ふくらはぎを強くマッサージする必要はありません、軽くこするだけでも効果があります。


それともう一点。


下半身の筋力が落ちてしまうと血液を戻す働きが低下してしまいます。


同時に下半身の筋力UPを心がけてください。


スクワットなどの筋トレ、エスカレーターより階段を使うようにする。


また、つま先立ちを10秒ほど3セット行うようにする。


などです。


ちょっとした日常の意識の変化で、病気の予防につながればこれほど嬉しいことはないですよね。



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