絶対的幸福と相対的幸福(あんしん&安全) 全ての人間は尊厳を持っており、敬意と尊敬に値いします。

安全とはリスクが受容できるレベルより低いこと。
安心とは、リスクの存在を忘れることができている心理状態。

原発事故-過ち繰り返さず全容把握を-津田敏秀 岡山大学大学院教授

2017年07月13日 10時01分10秒 | 原発

原発事故-過ち繰り返さず全容把握を-津田敏秀 岡山大学大学院教授
聖教新聞7月13日2017年(木) 要点抜粋箇条書き

A-しきい値(ち)
1-「100ミリシーベルトしきい値(ち)論」は医学的根拠を伴わない俗説。
  しきい値(ち)=下回れば害はないとされる値
2-国際放射線防護委員会(ICRP)の前身である国際X線ラジウム防護諮問委員会(IXPOC)の時代の1949年に、放射線被ばくによるがんのしきい値はないと定められて以降、変化していない。


B-多発する甲状腺がん
1-原発事故当時18歳以下だった福島県民を対象とした甲状腺検査の結果は、約3か月ごとに発表され、現在まで190人の甲状腺がん(疑い含む)が検出されている。
2-疫学的手法を用いて福島県発表のデーター分析を行った結果では、福島県における発生率を全国の発生率と比較した外部比較で、20~30倍の多発、福島県内の地域比較で得られる有病オッズ比は最大2.6倍という発生率の違いを得ている。
3-甲状腺がんの多発については、普段なら見つからない小さながんまで見つけてしまう過剰診断、スクリーニング効果が原因となっている意見もあるが、スクリーニング効果は限定的であることは、チェルノブイリで数万人を超える非被ばくしゃを対象に行われた甲状腺検診からも明瞭に示されておりすでに決着棲みの問題。


C-理解を妨げる「神話」-現在日本で行われていることは、神話の方ばかりではないでしょうか?
1-神話1-リスクについて国民に公表することは、住民を落ち着かせるよりも必要いじょに恐怖心を持たせることになりかねない。
 対策:国民に彼らの懸念や不安を表明する機会を提供することによって、恐怖心が生じる可能性を減らす。
2-神話2-専門的な判断は専門家に任せるべきである。
 対策:国民に情報を提供する。
    地域社会の不安に耳を傾ける。
    政策立案時に、様々な専門を持つスタッフを参加させる。


D-判断の遅れが被害拡大に
1-チェルノブイリ原発事故(1986年)では、、甲状腺がんの増加が観察されたのは、4、5年後といわれているが、これは本格的な検診が1991年ごろから始まったことと関係していて、実際には事故翌年から若い人たちの甲状腺がんの多発が少しずつ始まっている。
2-これかの対策として全容把握ための調査が必要。
 甲状腺がんの多発は明らかであり、白血病や他のがんも大いに疑われる。
 また被ばくは福島県内に限定されているわけではないので、県外の人々の健康調査も進めなければならない。
3-多発が認められて時は警告を出すとともに、即、対策を講じることが必要。
 その際、原発推進・反対といった別の課題の議論を持ち込むなどして対立をあおり、対策の遅れを引き起こすことは避けるべき。
 過去の公害裁判では、こうした過ちが繰り返され、無用に判断が遅れ、被害が拡大した。

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