時遊人~La liberte de l'esprit~

自由翼 心はいつも自由でありたい by 椋柊

FESTIVAL DE LA GEODE Ⅲ

2009-01-31 | 映画
27日の午後
『FESTIVAL DE LA GÉODE』
最後の3本見てまいりました



1本目
『EGYPTE 3D - le secret des momies(ミイラの秘密)』
Keith Meltonによる40分の3D作品

エジプトの遺跡を紹介すると共に
アルシンベル宮殿や
古代エジプ王・ファラオの
ミイラ発見に至る経過を再現

そして
発見されたミイラを
医学的に分析
そして
実際にミイラを作ってました…

ファラオの死因は
マラリヤだったって知ってました?



2本目は
『LES GRANDS LACS AMERICAINS - Espèces menacées 』
David Lickleyによる40分の環境映画

IMAXの映像は
気をつけないと三半規管に悪影響が…
クルクル目が回って気分悪くなる(笑)

上空から
地上から
そして湖の中から
美しいLES GRANDSを
これでもか~と紹介しています

と同時に
廃棄物焼却施設等から排出された
ダイオキシン等により
かつて
ダメージを受けた
LES GRANDSの現状も知ることが出来ます

LES GRANDSの自然を守る事は
そこに住む
動植物の大系を維持し守ると言う事

そして
それは私達人間も
守る事になる



ラストは
『LES ALPES』

アルプス山脈の頂上を攻略!
三大北壁や麓町の映像を紹介しつつ
登頂を試みる登山家の
その仲間や家族達を追った
Steve Judsonのドキュメンタリー(Films IMAX)

みたいなんですけど
流石に朝から続けて4本目ともなると
フランス語聞く気なくて
映像眺めるだけ…

サイトの解説には
アイガーとあったので
アイガー北壁にトライするのかと
思っていたら
マッターホルンに登っているみたいでした

男性2人と女性1人が登頂に成功するんですけど
下山はヘリで宙ぶらりん状態で
あっという間にご帰還(女性だけ)
これには
ちょっと拍子抜けしました

アルプスの山々を
その上空から映し出した映像は
迫力があるなんてもんじゃありませんよ…
随分と山に接近していると思ったら
豆粒くらいの人間が
登ってるし…

ほぼ垂直
場所によっては
反ってる岩壁を
登ってる…
何故登る?

怖すぎる
私は
映像で見るだけで充分です


日本ではPCのみの再生

登山装備や携帯用食料
そして通信装置が不十分だった時代に
よく登頂出来たものですね
コメント

FESTIVAL DE LA GEODE Ⅱ

2009-01-30 | 映画
26日は
午後から『FESTIVAL DE LA GÉODE』
行って参りました

『LE GRAND VOYAGE DE D'IBN BATTUTA』

Bruce Neibaurによる
Ibn Battutahが旅した
タンジール(タンジェ)からメッカ(マッカ)までの道乗りを
再現すると共に
現在の聖地を映した映像


Ibn Battutahは
Marco Poloと並び称されてる
モロッコ生まれのイスラムの大旅行家

1325年6月
メッカ巡礼を志して単身故郷を出てから
北アフリカ アラビア 東アフリカ 中東各地
バルカン 中央アジア インド 東南アジア 中国を遊歴
50年故郷タンジール(タンジェ)に帰郷

その翌年
スペインのグラナダに行き
52年から翌年にかけて
サハラ砂漠を越え
ニジェール川中流の黒人王国を訪れた

この長年月にわたる旅の間の見聞を口述し
後に文学的な修飾を施されたのが『リフラ』
または
『都会の珍奇さと旅路の異聞に興味をもつ人々への贈物』
(邦訳は『三大陸周遊記』)

行程約10万キロメートル
メッカ大祭に参列すること7回
14世紀のイスラム世界の政治・経済・社会・文化の
各方面の事情を伝える不朽の古典として
アラビア語文学史上に光彩を放っている

長途の旅でたびたび危難にあい
記録類を失ったりしたため
記憶の誤りやイブン・ジュザイイによって飾られ
ゆがめられた箇所などもある

しかし
インドのデリー滞在は
34年から43年までに及んでいるし
オスマン朝勃興時代の小アジア
ニジェール川流域の黒人王国などについての報告など
ユニークな価値をもつ部分が至る所にちりばめられている
                  
                      『Yahoo!百科事典』より引用



荒涼とした砂漠
砂嵐
干上がってひび割れた大地
夜空一面に点在する星
大地に沈む太陽の素晴らしさ

自然の雄大さ・美
そして厳しさ
どれも迫力満点
楽しむ事が出来ました

と同時に
ムスリムでない限り
安易に訪れることの出来ない
聖地メッカ(マッカ)とメディナ(マディーナ)
そして
イスラム教の礼拝堂・モスクであるマスジド・ハラーム
黒曜石で出来ているカアバ
見ることが出来る
貴重な映像でもありました

100万人近い人がマスジド・ハラームに集まり
祈りを捧げる場面は圧巻
その信仰心は
想像を絶するモノがあります

エンドロールの最後で
Ibn Battutah役を演じた
俳優さんの写真がアップされていました
この作品が
彼の遺作になってしまったようでした

後で聞いたところによると
今年に入り
自動車事故で亡くなられたそうです

謹んで
御悔やみ申し上げます

コメント

INKHEART - 魔法の声 -

2009-01-29 | 映画
仏題:COEUR D'ENCRE
1月28日公開初日見てまいりました



物語の主人公は
12歳の少女・メギー

彼女のお父さんのモー
古い本を修繕する仕事をしています

メギーが赤ちゃんの頃は
モーと彼女のおさんのテレサの3人で
暮していたのに
今はメギーとモーの二人だけ
しかも
各地を点々としています



ある日
訪れた町の古本市でとある町で
マギーは
ホコリ指と名のる
顔に傷のある男に話しかられます

そこへお父さんのモーが現れると
マギーを車の中で待つように告げ
二人して姿を消してしまいます

暫くしても
戻って来ないお父さんを探しに
車を降りたマギーは
口論する二人の姿を見つけます



『車に戻るんだ!』

ホコリ指から逃げるように
町を出た二人は
お母さんの叔母と言う
エリノアの家に向かうのです

確か
ホコリ指と言う人は
お父さんのことを
‘魔法舌’と呼んでいた
それに
本がどうとかって…



今まで気にしなかったお父さんの秘密
そして幼い頃
別れたと聞かされているお母さんの事
自分の知らない秘密があるのかも知れない

湖の畔を
お父さんと散歩しながら
色々訪ねるマギーですが
お父さんは返事をうやむやにするばかり…



エリノアの家で
『オズ』を読んでいるたマギーは
突然
正体不明の集団に襲われます

その場に居合わせたエリノアや
助けに来てくれたお父さん
そして
お父さんが持っているらしい‘本’を追ってきた
ホコリ指までもが
拉致されてしまったのです



マギー達を拉致した
集団の親玉の名はカプリコーン

彼は
お父さんが持っている
「インク・ハート(闇の声)」と言う
38年前に書かれた本が目当てらしい

そして
遂に明らかになる
お父さんの秘密



お父さんは
本を朗読すると
その本の世界のモノが
現世に出てきてしまう
と言う
不思議な力を持っていたのです

但し
本の世界のモノが
現世に出てくるのと引き換えに
この世界のものが
一つ消えてしまうと言う交換条件あり…



そして
マギーが赤ちゃんだった頃
お父さんが
自分の為に「インク・ハート」を朗読したことで
本の中の登場人物達である
カプリコーンと手下達が現世に現れ
その引き換えに
お母さんが
本の世界へ入ってしまった
と言うことを知るのです



これ以上
本を朗読して
この世界を混乱させる訳にはいかない!

こうしてお父さんは
‘魔法舌’を自ら封印すべく
朗読することを止めてしまったのでした

しかし
面白くないのはカプリコーン達
お父さんに
「インク・ハート」を最後まで朗読させ
世界をひっくり返したい!
世界を我が物にしたい!

マギーやお母さんを人質にして
何とかして
‘魔法舌’であるお父さんに
「インク・ハート」を読ませようと試みますが…



現世と本の世界の境が
在るようでない!
車で移動しているうちに本の世界へ入ってる…

ホコリ指は
勇気があるようで
肝心な時にエゴイスト振りを発揮する
優柔不断なヤツです

エリノア叔母さんも
大好きな本を汚すから
子供は大嫌い!
とか言う割りに
ジャンヌダルク張りに
颯爽とオートバイに乗って
マギー達を助けに行ったりする

と言うように
登場人物が
とてもユニークで魅力的でした

それに
子供の頃に読んだ
おとぎ話の登場人物や
お菓子の家が…

これ以上は言えない




‘魔法舌’の力を持つ者は
お父さんだけじゃないんですね~

最後の最後に
マギーが大活躍します!

結末は…
やっぱり言えない


ところで
近代の西洋ファンタジー作品と言うと
『指輪物語』
『はてしない物語』
『ナルニア国ものがたり』
『ライラの冒険』
『ハリー・ポッター』の他にも
結構
映画化されてるし
映像も綺麗で楽しめる作品が多いと思うのですが

方や
日本のファンタジー系作品って
何があるんだろうと考えても
出てこない…
『だれも知らない小さな国』
『十二国記』もそう?
泉鏡花の作品もファンタジー系?

それに
アニメ化は想像できても
実写化は…

コメント

ディファイアンス

2009-01-28 | 映画
仏題:LES INSURGES 見て参りました

第二次世界大戦時の1941年

ナチス・ドイツの迫害は
ポーランドの小さな田舎町にまで迫っていた

両親を殺されたユダヤ人の‘ビエルスキ兄弟’は
復讐の気持ちを胸に
同胞とともに
ポーランドに隣接する
ベラルーシの森に身を隠します



最初は
少人数で行動していたが
やがて森には
ドイツ軍の迫害から逃げてきたユダヤ人が
次々と
助けを求めて集まってくる

そして
終戦の1944年7月
ベラルーシの森には
1200人ものユダヤ人が生きていた



『シンドラーのリスト』を見て
オスカー・シンドラーの存在を知り
反町隆史さんが演じたテレビドラマで
杉原千畝さん存在をしりました

そして今回
ビエルスキ兄弟…

始めは
彼ら兄弟だけで
森に潜むつもりだったようです
それが
どうした訳か
周りにユダヤ人が集まってきて
コミュニティを
作るまでになってしまった

これは
成すべき事を成さねばならす
そう言うDNAを持って
生まれて来たとしか思えません



実業家でも外交官でもない
普通の農夫だった兄弟達

人間らしく自由に生きるために
人間らしく死にたい


そして
自分自身の力で運命に立ち向かい
自分自身で生きる道を模索し続け
結果
1200人ユダヤ人の救ったのです



途中
コミュニティを形成し
その中心人物となったトゥヴィアの元を
意見の食い違いもあって
ズシュが離れ
パルチザンと共に活動する時期もありましたが
トゥヴィア達の窮地を救い
再び兄弟揃って未来へ向かって歩き出します



物資も食料も満足に得られない
厳しい冬
トゥヴィアが時折
白馬にまたがり
その姿を人々の前に晒すのも
バラバラになりそうな人々の心に
パワーを与える為だったのでしょうか
それとも
自分自身の気持ちを奮い立たせる為?

トゥヴィアが
闘志を内に秘めたタイプとするなら
ズシュは闘志を外に出す逆のタイプ
でも
仲間を守ろうとする気持ちには
何ら変わりはない



映画の中で
捕らえられたドイツ兵を
突いたりどついたりするのですが
段々エスカレートして行きます

その様子を見かねた男が
止めてくれ!
と言わんばかりにトゥヴィアに
視線を送ります


捕まった男が
自分には
妻も子供もいるから助けてくれ
と言った途端

ユダヤ人女性が
何を言ってるの?
私の子供はたったの7歳(17?)だったのよ…
と泣き叫びながら
ドイツ兵を銃で殴りつけ
集団による暴行が
始まってしまいます



ひとりのドイツ兵を
責めたとて
どうしようもない

しかし
トゥヴィアには
彼らを止める事が出来ません
ただ黙って
その場から離れるしか…

なぜなら
暴行を加える仲間の
失ったものの大きさを
重さを
悲しみを
怒りを
トゥヴィアは
痛いほど知っていたから…



実際
森の中で何度冬を越したのでしょう
日々追われる恐怖と不安に苛まれながら
生きることを諦めなかった彼らの強さ…
凄いとしか言い様がない

エンドロールでは
兄弟達の
その後について
テロップが出ていました

アザエルはソ連軍に入隊するも
1945年に死去
トゥヴィアとズシュは
イスラエルに移り住み
その後
ニューヨークへ渡ったそうです

ニューヨークで
どんな暮らしをしていたのかまで
字幕読みきれなかったので
後で調べたら
Welfare Magazine ウェルフェアマガジン
と言うサイトに載っていました

決して
楽な暮らしではなかったようです
他にも
彼ら兄弟の存在が
世に出ることになった
経緯も書かれています



ダニエル・クレイグが
カリスマ性もあるけれど迷ったり悩む
寡黙で無骨なトゥヴィアを好演しています
ズシュ役のリーヴ・シュレイバーも良かったです

日本では
2月14日から全国ロードショー公開されるようです
是非ご覧になってみて下さい

コメント

太平洋の防波堤

2009-01-27 | もろもろアート
原題は
マルグリット・デュラス
「Un Barrage Contre Le Pacifique」

マルグリット・デュラスと聞けば
『愛人 ラマン(原題 L'Amant)』しか思い浮かばない
ほぼ
知らないに等しい作家です

現在パリ在住のカンボジア人映画作家
Rithy Panhの作品さんです

ギャスパー・ウリエルが出演していなければ
絶対見ないだろうフランス映画…
26日に見てまいりました




1931年
フランスの植民地だったインドシナでのお話
植民地に夫婦でやって来たものの
夫に先立たれてしまう

20歳の息子ジョゼフ
16歳の娘スザンヌと3人で暮しています

母は
海沿いの土地を購入し
米作りを試みますが
毎年台風の時季になると
高潮に襲われ田が塩まみれになり
折角実を付けた穂が全滅
米の収穫までこぎ着けることができません




彼女はどうしたかと言いますと
高潮から土地を守る為
防波堤を築こうと
コロニーの住人に話を持ちかけます

ある日
ジョゼフとスザンヌの3人で
ホテルのオープンラウンジに出かけると

植民地で莫大な財産を築いた一族の
一人息子・ジョーが3人のテーブルにやって来ます
どうもジョーが
スーザンに一目惚れしたらしい

家まで押しかけて
シャワーを浴びている浴室のドアの前に立って
少しでいいからドアを開けて
一糸まとわぬ姿を見せて欲しいと懇願したり
高価な蓄音機を手土産に持って来て
ジョゼフを丸め込もうと画策したり
下心みえみえ



ジョゼフは
ジョーの気持ちを弄ぶかのように
彼の目の前で
スーザンの腰やお尻に手をあてがい
ダンスを踊ってみせるのです

しかし
屈折したプライドの隙間からは
ジョーの利用価値が否が応でも見えてしまうジョゼフ

一方
スザンヌは
ブラザーコンプレックスがあるのか
言寄る男達とジョゼフをいつも比べてしまいます

それに
ジョゼフや母親のいないところで
決して男性に会おうとはしません



ですが
ジョーが指にはめている
ダイヤの指輪に心が揺れるスザンヌは
それを貰う代わりに
ジョーとの旅行の誘いを受け入れます

結局
母にそのことがバレ
罵倒されたスザンヌは翌日
ジョゼフと母の目の前で
迎えに来たジョーに
金輪際会わないと告げ
指輪を返そうとします

しかし
ジョーは指輪をスザンヌに差し
その場を去ります



それだけでなく
スザンヌの母が防波堤を築く資金ぐりに
困っているのを見かねたジョーは
銀行に進言したりと
以外にいい人でした

防波堤を築き
稲穂が順調に育つ中

夢のない苦しい生活から
抜け出したいと思っていたジョセフが
オープンラウンジで逆ナンされた
年上の女と一緒に
村を出て行ってしまいます

息子に去られ
日々の生活にも疲れ果てた母は
米の収穫を見ることなく死んでしまいます



母の死を知らされたジョセフは
一端は村に戻りますが
葬儀を済ませると
再び村を出ていきます
ひとり残されたスザンヌ

そして秋

母の残した土地には
米の収穫に精を出している
コロニーの住人たちの姿が…



見るからにスケベな
金にモノを言わせる嫌な男に思われたジョーが
奥手で紳士的な人だったのが意外でしたよ
振られても陰ながら3人家族を助けたりして…

最終的には
家族が離散してしまいましたが
米の収穫にまで辿り着いたし
後味はさして悪くありませんでした
綺麗にまとめたって印象です

母親の葬儀の後
兄妹仲良いのに
何故スザンヌを置いて
ひとり村を出なければ
ならなかったのか…

雰囲気は解かっても
登場人物の心情とか
植民地での差別についてとか
理解できないシーンも結構ありました

内容を
キチンと理解出来ていないってことか?

そうそう
ギャスパー・ウリエル扮するジョゼフが
とても美しく&かっこよくていい男だった~
声もいいぞ~
それだけで映画の評価アップです(笑)

日本で公開されるようなら
足を運びたいと思います

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