『5.5畳記』  鴨長葱 著

プチ世捨て人の痛い雑記by人生挫折オンリーの40代屁垂れフリーター

童話の中のユダヤ人

2017-02-12 08:29:12 | 読書

  図書館でグリム童話を借りて読みました。読んだといっても写真の童話だけですが。タイトルは「いばらのなかのユダヤ人」。召使を長年勤めた男性が、主人に暇をもらって旅に出る話です。子供の頃読んでいた童話を読み直してみようと思って、童話の目次などを見てユダヤ人という言葉が目に入り、この「いばらのなかのユダヤ人」が掲載された本を借りました。昔、古武道の先生がユダヤ人の悪口を言っていたのを聞いてから、ユダヤ人とかロスチャイルドとかに興味を持って色んな本を読んできたので、今回もその一環で読んでみました。
  旅の途中でお金に困っている年老いた小人に、主人からの退職金を全部あげると、小人が願い事をかなえてくれました。




  その後に会ったユダヤ人から木に止まっている鳥を手に入れたいを言われて銃で命中させましたが、その後いきなり 「行きな、犬野郎」 呼ばわりです、初対面の相手にです。当時のユダヤ人の地位が想像出来そうな件(くだり)ですね。




  バイオリンを弾くと聞いた人が踊り出すという特殊能力を小人から授けられた男性はユダヤ人を踊らせ、それを止めるのと引き換えにユダヤ人からお金を巻き上げました。




  お金を巻き上げられたユダヤ人は裁判所に訴えました。裁判官は男性に縛り首の判決を出しましたが、男性が最後の願いでバイオリンを弾くことを許されると、踊ることが止められなくなりました。疲れた裁判官は判決を取り消しました。男性がユダヤ人にお金はお前がどこからか盗んだのだと強要すると、ユダヤ人はこれ以上踊るのが嫌で、それを認めてしまい、縛り首になって、この童話は終わりました。



  今の時代に普通に読むと主人公はとんでもない悪党で、憎まれっ子世にはばかるだなぁとの感想を持つと思いますが、リアルタイムで読んでいた昔の西洋人(主にキリスト教徒)の子供は、ユダ(裏切り)ヤ郎が死んで清々したと清々しい気分になったのかもしれません。シェイクスピアの「ベニスの商人」といい、本当にユダヤ人は嫌われていたんだなぁと感じました。今のイスラエル・パレスチナの混沌とした状況の原因をこのグリム童話からも感じ取ることが出来たような気がしました。
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