きのむくままに

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大和路⑤ 中宮寺・慈光院

2010-12-10 | Weblog

 

 中宮寺

聖徳太子が、母・穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとのこうごう)のためにその宮所を寺としたと伝わる

最古の尼寺といわれ、宮家の皇女が入寺される慣習から門跡寺院となった

現在は法隆寺東院に隣接しているが、創建当初は400メートルほど東にあった

今は 夢殿のある法隆寺東院のすぐ東に接する子院地を拝借している

 

本堂

高松宮妃の発願で1968年昭和43年)に建立した和風の現代建築

 

木造菩薩半跏像 国宝

飛鳥時代の作。像高132.0cm 樟の木。

本尊の菩薩半跏像は、モナリザ、スフィンクスと並ぶ世界三大微笑像と呼ばれる

寺伝では如意輪観音だが、これは平安時代以降の名称で、当初は弥勒菩薩像として造立されたものと思われる

 

普通切手として発行された 

  中宮寺
 国宝 弥勒菩薩像(半跏思惟像)

   普通切手 1966.12.26発行

 

 

 

 

 

天寿国繍帳残闕(てんじゅこくしゅうちょう ざんけつ) 国宝 

聖徳太子の死去を悼んで王妃橘大女郎が多くの采女らとともに造った刺繍、曼荼羅

染織品は、陶磁器、金属製品などに比べて保存がむずかしく

現在、奈良国立博物館に寄託。1982年に製作されたレプリカが現在本堂に安置されている

 

 

●慈光院 

 

本尊は釈迦如来石州流茶道の祖・小泉藩主片桐石見守貞昌(石州)が創建した。

石州流 (せきしゅうりゅう)は、片桐石州(貞昌)を流祖と仰ぐ茶道の流派の総称

私は昔「 石州流茶道」を習っていたのでなんとなく親しみがある

 

茨木城門

 

 

本堂(方丈)

 

本堂の天井の龍は 手叩くと 響いて「鳴き龍」!

 

 

 

茶室(高林庵) 重要文化財

片桐石州好みの二畳台目の席。床(とこ)前を点前座とした亭主床の構えをとる

 

 

庭園

書院 (重文)から庭園をのぞむ

 

                     片桐家家紋をかたどったお菓子

書院でお抹茶を頂きながら ご住職のお話を聞いた

やわらかな口調で ユーモアたっぷりで 心配りも行き届き聞いてるだけで落ち着き

あちこち見て廻ってばたばたしてたのが ほっとした。

 

  手水「女ノ字」  重要文化財                                     

 

手水「角ばらず」  重要文化財

 

まだほかに二個 手水鉢があって いずれも 重文だそうだ

 

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