館長挨拶に異論

先日のボランティア交流会で、図書館長が挨拶をされました。
そんなことにこだわるのかと批判されそうですが、異論を並べたいと思います。

 「先輩ボランティアが、後輩にいろいろ教えるのが重要だ」みたいな話がありました。これについて、アンケートにも反論を書いてありますが、ブログにも書きたいと思います。
 私などが言うまでもなく、生涯学習は、お互いに学び合うということですよね。変化の激しい時代だからその変化に対応できる若い人の意見を聞くことはとても重要です。社会の変化に必死に対応してきた人を迎えて、時代錯誤の先輩ボランティアが旧態依然のシステムを押し付けるという弊害を何度も見てきました。図書館に不慣れな新人の発言を聞き、自分たちがその新人に合わせることで問題解決に向かったこともあったと思います。ですから、「先輩も後輩から学ぶこと」を付け加えることを唱えたいと思います。

 世の中、ベテランが新人に教えることは当たり前です。先に始めた人が教えてくれるからやりやすい面もある。けれど、ボランティア活動の面白いことは、ボランティアはみな対等だということです。図書館組織のような縦社会とは別のものだと思えばいいでしょう。東京子ども図書館の『子どもと本をつなぐあなたへ』を読んで、図書館はそういうやり方をとってきたんだな、と知りました。

 けれど、ボランティアは横に広がる組織です。ボランティアが縦組織になったら、お上に仕える兵隊さんのようなもんです。その違いを、館長は理解していないのではないかと思います。団体によっては、先輩が威張り散らしているところもあります。新人の提案する本に難癖つけて新人を委縮させ、物言えない状態にしていきます。新人は自立できず、やがて依存していきます。どうか、新人が新しい発想で問題に取り組めるような土壌を作ってほしいのです。私はそのために、ずっと研究を続けたいと思います。

 もう一点です。「街中を見渡すと、かなりの人がスマホを操作している。赤ちゃん連れの親もそのようだ」などという話をされ、問わず語りに子どもとのコミュニケーション不足に向けてボランティアのできることを考えるような部分がありました。私も含め、大勢の大人が危惧することだと思います。かつてテレビが世の中に現れた時も、そのように嘆く大人が多かったことでしょう。一億総白痴化とか言いましたね。
 でも、私はそれを受け入れたいのです。そして、「どうして人はそんなにスマホに夢中になるか研究すればいい」「そこから活字文化を盛んにしていけばいい」「そこから子どもとのコミュニケーションをとるようになってもいい」とも思うのです。ネットに迎合しているかもしれませんけど。時代は元に戻せませんから、批判しても、現実を大事にしたいと思っています。

 

 

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