二次補正衆院通過

あれだけ叩かれ不評の定額給付金を盛った二次予算案が与党の強行採決、賛成多数で衆院通過しました。
給付金をめぐる与野党攻防は参院に移り、否決されて憲法の規定により３０日後　自然成立する事が決まったようです。
ただ関連法案はこの対象にならないので、衆院本会議で賛成多数で可決されたが、
参院で否決され、憲法の６０日規定で、衆院での３分の２再議決となる可能性が
出てきました。
問題は今回の二次補正衆院通過では、一人芝居で踊らされた渡辺元行革相の離党　
騒動と予定外の松浪内閣府政務官の造反だけで押さえられましたが、６０日規定の
３月１４日の衆院再議決となると、予断を許さない情況と言えましょう。
党内にくすぶる反麻生派や、定額給付金反対が渦巻いて居て、もし１６名以上の　造反者が
出たら、廃案どころではなく、内閣不信任を与党から突きつけられた事になり内閣はバラバラ、
総辞職、解散、選挙へと一気に突入となる可能性が大きく　なってきました。
麻生内閣の執念場にいよいよ懸かった感がします。
政府は０９年度本予算案を１９日に提出して２月２０日までの衆院通過をめざす　との方針だ。
政府はそれに先立ち、野党が二次補正予算の審議を長期間延ばす様であれば、衆院参院での本予算案の平行審議もあり得るとの見解を示しました。
この本予算案審議に付随して３年後の消費税アップを盛り込むかで党内の意見が
二分してこれも紛争の火種になり兼ねない情況です。
選挙対策優先の自民党幹部と、健全財政を目指す与謝野財経相等グループとの意見
が真っ向からぶっつかり、果たして麻生首相がどう裁くか見ものです。
毎日毎日が綱渡りの麻生政権、国民の総意を無視と叩かれ、さて何時まで生き残れるか？
どうもこの頃の政治の動きを見ているとマーフィーの法則で悪い方悪い方に向かって居る様な気がしてならぬ。