来年度予算編成の指針となる骨太方針の6月決定に向けて財政制度審議会は
2020年度に黒字化する政府目標を堅持する建議を麻生財務大臣に提出した。
阿倍政権は景気政策をとりながら財政も健全化すると言う二足のワラジを
履く方針をとりながら、ややもすれば経済がダメになったら財政の健全化
はないとばかり景気回復に重きを置く政策をとって来た。
一番判り易いのは消費税増税を景気回復を待って実施する様にした事。
財政健全化は二の次三の次かと言われても仕方ない事です。
其処で建議では黒字化目標について実現の旗を降ろす事は許されないと
主張した。
財政あって社会保障の維持・国民の将来の不安を払拭するもので消費税
値上げを約束通り実行する事を求めて居ます。
なお教育無償化のため教育国債発行については、大学教育は自己負担すべき
で反対としました。
社会保障では保育コスト増大で保育料値上げを。
後期高齢者の医療費自己負担率を2割に上げる様要請。
地方財政改革では地方自治体の基金残高が21兆円にも膨らんで居る事に
対して地方交付金交付を改善する様に求めた。
財政審会長は財政黒字化と消費税率値上げは国際約束である事を改めて
強調したそうです。