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プライマリーバランス

2008-07-19 09:02:19 | Weblog
プライマリーバランスとは財政の健全性をしめす指標で基礎的財政収支と訳されます。
端的に言うと歳入総額から国債収入を差し引いた金額と歳出総額から国債費を差し引いた金額のバランスを云います。
日本はこれまで毎年30兆円以上の赤字国債を発行して来ました。
20年度歳入は税収等が57・7兆円。赤字国債収入が25兆円でした。
国債残高は現在日本の年間予算の9倍とも云われ750兆円とも云われます。
20年度歳出の4分の1に当たる20兆円が国債費です。そのうち9・3兆円は 利払い費です。
そして参考までに申しますと、歳出の4分の1が社会保障費です。
日本の歳出の半分は国債費と社会保障費で占められます。
このプライマリーバランスは國と地方の基礎的財政収支に関する事なので我々
シロウトには到底判らない仕組みになって居る様です。
先日のシーリング発表の際も2006年の骨太方針に沿って2011年までに
黒字化すると言う方針を貫く方向で検討されて居ました。
しかし内閣府では2011年には、プライマリーバランスが3~4兆円赤字になると試算を弾いています。
また10年後は消費税を21%に上げるか、増大する社会保障費を等の歳出を今の
3分の2位の思い切った削減をしないと、プライマリーバランスの赤字は    27・8兆円に膨らむと言う絶対絶命の危機的立場にあると言う説もある。
経済成長率も実質2・0%から1・3%に下方修正し当初想定していた税収も可成り
落ち込む様子だと云う。
益々世の中は物価高のインフレと同時進行のデフレ、スタグフレーションという
特異な現象まで出てきて、ひっちゃかめっちゃかになってしまった様です。
プライマリーバランスをとるためには、社会保障費のこれ以上の削減か消費税の増税しか選択の余地がないと言う現実は本当なのだろうか?


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