「高齢者にまわすカネを子ども若者にまわせ」?

NHKテレビが「子どもの貧困」問題をとりあげた。今、子どもの貧困が大きな問題として未来を担う子どもたちに意欲と希望を失わせているという。
そして子どもにかける国家予算が先進諸国とくらべて圧倒的に少ない。逆に高齢者のために使う予算の方が大きいと説明していた。これに関連して、「高齢者にまわすカネを子どもや若者のために使え」という意見があった。さすがNHKはこの意見を大きく報じることはなかったが。

しかし高齢者がそれほど優遇されているのだろうか。高齢者が悲惨な環境に置かれていて不幸な結果を招いていることも時々報道されている。

子どもか高齢者か、どちらを大事にすべきか、といった問題の立て方で子どもへの予算が高齢者に回されているのだ、それは高齢者の声が大きいからだ、というような形でまとめられているのではないか。

番組では政党助成金などのカネを子ども予算に回せといった声もあったが、まさにそういうこともありなのではないか。政党助成金だけではない、もっととっていい税金(高齢者だけでなくカネもちからもっと税金をとるべきではないか)なども含めて国民は税金の使い方にもっともっと目をむけ意見をいうべきだ。

年寄りと子どもを対立させるような理屈がまかりとおるなど問題の外である。
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