無人の住宅が目立つ

和寒町だけではない、地方に行くとすでに無人になった住宅(というより元住宅)が目立つ。冬であるからますます目立つのかも知れないが。
玄関にいたるまでの人や車の通る道が全くなく、ただ畑と同じように雪が大地を覆っているだけだ。
 
そしてかつては離農する人がいれば、その土地を買う人もいたというが、もうそういう人も少なくなった(いなくなった)とのこと。これで日本は将来どうなるのだろう。札幌や大都市では想像つかないことが、着々と(?)地域で進行しているではないか。
 
こういう状況であるのに、TPPでさらに外国からの食糧等の輸入を拡大しようとしている政府は、まさにこの農村のさびれた風景を加速させるだけではないだろうか。農業だけでなく第一次産業全体がさびれていくだろう。誰もが希望をもって、とかどこの国のリーダーが言っている言葉なのだろうか。いつもこんな悲しいコメントを書く自分が悲しい。
 
イギリスがEUから完全離脱の方向を強めると報道されている。市場の国際化とは反対の方向に行くという。このような傾向もトランプ現象とあいまって世界的な、ひとつの傾向になりかねない。いつも思うのだが、グローバリゼーションと相反する流れがあることを理解しなければ日本の進路を間違わせることになるだろう。まさに指導者は世界哲学をもつことが求められる。
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