ヤスの駄文部屋

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初代ゴジラを「真面目」に語る!

2016-12-13 19:45:03 | 怪獣
皆さんどうも!ヤスでございます。

この度は自分のようなド素人が取り扱うには、重すぎる題材であることは重々承知の上であえて怪獣映画の金字塔とも言える「初代ゴジラ」について語っていきたいと思います。

ところで記事のタイトルの「真面目」という言葉に引っかかていらっしゃる方もいるかもしれませんね。別に私はこれまで「初代ゴジラ」について語ってきた方々の多くが「真面目」に語っていないと言っているわけではありません。

ただ私は「初代ゴジラ」は一部の人々によってあまりにも「神格化」されすぎているように感じます。もちろん僕も「初代ゴジラ」は素晴らしい作品であると思いますが、「神格化」されるあまり、ストレートな「初代ゴジラ」の感想はあまり多くないなと常々思っていました。そして、こういった「神格化」された風潮のために「初代ゴジラ」に近寄り難さを感じている方も少なくないのではないか?と、常々思っていたのです。

実は私はゴジラ好き、怪獣好きを自称しながら、長い間「初代ゴジラ」を見ることができませんでした。そして、その理由が上述の「神格化」による近寄り難さにあるのです。もちろん私自身にも原因があるのは理解していますが、あの「神格化」された雰囲気が初代ゴジラを近寄り難い作品にしてしまっているのも確かだと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、そんなわけで、今回は出来るだけ「神格化」することなく、私が思う「初代ゴジラ」の魅力を語っていきたいと思います。


基本的に話の本筋に関わるネタバレは抜きなので、ネタバレが駄目な人も是非!





怪獣映画の王道
当然と言えば当然ですが、この作品におけるゴジラは人間の前に初めて姿を現したことになっています。そのため劇中ではゴジラという「未知の存在」に挑む人々の姿が描かれます。当時としてはリアリティも意識されて作られており、怪獣という「未知の存在」がもたらす恐ろしさを感じられると思います。





人間ドラマの魅力
初代ゴジラ」の物語は基本的に「尾形秀人」、「芹沢大助」、「山根恭平」、「山根恵美子(山根恭平の娘)」によるドラマが中心となります。「尾形秀人」と「山根恵美子」の恋愛関係、謎多き科学者「芹沢大助」の思惑、生物学者の「山根恭平」がゴジラに何を思うのか?彼らの織りなすドラマにも注目です!





特撮の魅力
今や日本の怪獣映画のほとんどに用いられている所謂「着ぐるみ特撮」はこの作品が始まりです。なんと「初代ゴジラ」の特撮パートはほとんど手探りだった上に撮影期間が三ヶ月しかなかったそうです。ですが、そういった事情を抜きに考えても「初代ゴジラ」の特撮はアングル演出が完璧でとても迫力のある映像になっていると思うので、映像面も必見です。




反戦、反核をはじめとした社会風刺
初代ゴジラ」を語る上で必ずこの反戦、反核要素の話が出てきます。もちろんそういった要素があることも否定はできません。ですが私はこれこそが「初代ゴジラ」が「神格化」された原因の大半だと思っており、あまり積極的に押し出すべき要素ではないと思います。確かに、劇中には終戦後すぐであることを感じさせるセリフや、当時問題視されていた水爆の影響を感じさせるセリフもあります。しかし、これは「初代ゴジラ」における魅力の一つにすぎません。だから、この辺りはあまり意識し過ぎないで見ていただきたいなと私は思います。





総評
私が「初代ゴジラ」を素晴らしいと思うのは、上述の怪獣映画の王道人間ドラマの魅力特撮の魅力反戦、反核をはじめとした社会風刺、このバランスがとても良く出来ているからです。そして、思うのは「初代ゴジラ」は決して難しい作品ではないということです。確かに白黒だったり、「神格化」されるあまり、近寄り難い印象を持っている人もいると思います。しかし、「初代ゴジラ」は一本の怪獣映画なのです。上述の通り怪獣映画好きとして見て損はない出来になっているとも思います。ですから今一度、「初代ゴジラ」を変に構えることなく真っ直ぐ見ていただきたいと思わずにはいられないのです。


忘れないでください、怪獣映画は娯楽なのです。


では、皆さんまたいつか

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