亀の啓示

18禁漫画イラスト小説多数、大人のラブコメです。

美月と瑛子と、そしてシン④

2017-07-29 17:18:24 | 美月と瑛子と、そしてシン
「遅くまでって言っても、いつも七時前には
引き揚げるよ。」


きょとんとする坂元先生。

「俺が?美月と?出来てる?
あっはっはっは!!!」

大笑いする。

俺はキスしちゃったけど。ここで。
内緒だけどね。うひひ。

「生徒たちの噂なんて突拍子も無いもの
ばっかなんでしょうねぇ。」

俺が腹を抱えていると、坂元先生は正気に戻っている。

「いや。うちの学校はあんまり
無茶な噂は立たないんだ。」

「え?」

「このパターンだと、本当に誰かがここで
セックスしてたとか。なんか軸になる
出来事が無いと、滅多に噂なんか立たないんだ。」

「と、いうことは。」

「誰かがここで、えっちなことを
しているってことだ。」

俺は少し楽しい気分になってきた。

ふふ。おもしろいじゃん。

俺と坂元先生は検証に入る。

「ここに出入りするメンツは理科の教師、
中高合わせて12人。お前は除外かな。」

まあ、まだ一週間しかたってない
俺は噂の立てようも無いが。

「放課後によく来るのは、俺、うっしー、
美月、多田っち、大森さん、馬場さん。」

うっしーとは牛島先生。
高校の方の若い先生だ。
お盛んそうだよね。

多田っちは中学の先生。
女の先生なのだが、結婚している。
こんなとこに旦那さん以外の男連れ込み
エッチとは。ありえない。

大森さん。先日孫がうまれたと浮かれていた。
年齢的に、どうか?

馬場さん。30前半のキツイ系美人なのだが、
男嫌い。これも無しか。

「牛島さん?」

「多田っち、大森さんもゼロとは言えないぜ。」

「大森さんは?実はまだバリ現役?なんですかね。」

「多田っちはないんじゃないかなあ。そう思いたい。」

「では、坂元先生は?奥さん大学から呼んで一発!
なんてやったことないんですか。一番有り得ること
じゃないですか?」

「やってない!!うーん。それもいいなあ。」

おい。と、一応つっこみつつ。

「週一って部分がさあ。どうなってこういう
内容になったかって事だよ。」

「一度や二度じゃないってことですよね。」

う~ん。煮詰まる。






「え?そんなこと誰がするんですかあ?」

牛島先生は取り合う暇も無いと笑う。

「坂元先生こそ奥さん連れ込んでるんじゃ
ないんですかあ?」

「そんなんないってばあ!!」

噂は坂元先生と美月ってことになってるのだ。

これがなにを意味しているかというと、

『教師同士もしくは双方大人である』

ということだ。

どちらかが生徒の場合、もっと真実味のある
噂になり、何組のだれだれといった個人情報も
つまびらかになっていく。
それが噂どまりのガセだとしても。


「なあに言っちゃってんですかあ。
どうせ美雪ちゃんでも呼んだんでしょう。
甘く囁きあう声を誤解して、尾ひれがついたと
考えるのが妥当でしょ?」

「ちがうっていってんのにい!」

多田先生も否定する。まあ、普通に考えれば
話し声の親密さに騙されてセックスまで話が
大きくなったんじゃないか。そう思える。

「大森先生も違いますよね?」

「いやいや。そんな疑いを持って
みていただけるのは光栄だなあ。」

うん。終わってる。大森先生。

あとは馬場先生か。



「ちがいます。何言ってるんですか。」

「でしょうね。すみません。」

俺たちは馬場先生に関しては
深追いせずに引っ込んだ。

「わたし、夏休み明けたら結婚するんです。
相手は勤めが新宿なので。」

「「へええええええええ????」」

俺と坂元先生はハモって感嘆の声を上げた。

「それは、おめでとうございます。」

これで捜査は振り出し。

後は、俺と美月くらいだが。

噂になるほどの時間は経過していない。

これも除外。

「あるいは全く関係ないひとが使ってる。」

「それはないよ。誰かしらいるもん。放課後は。」

そうなれば、あとは張り込みしかない。

「おもしろいので、やらせてください。」

俺は毎日、レポートなどをここで済ませて、
他の先生が来れば場所を代える振りをしつつ、
隣の理科室で耳をそばだてる。

でも、複数の教師が詰めたところで、
レズだったりホモだったり。

いや。ただ女性二人(美月と馬場さんとか)
だったり、男性二人(牛島さんと坂元先生とか)
だったりしただけだが。

これでは噂の検証にはならない。

「これは、まったくのガセなのかしら。」

と思わせるくらい。

そんな毎日を送り、一週間の終わり、土曜日。











「美月いい。だめ?ねえ。」

「こんなところでえ?やだあ。」

「だってさあ。いいじゃんかあ。」

「わざわざこんなところでええ。」

「あのねえ。俺が終わったら、お前にも
やってやる。だからしてって。」

「恥ずかしいもん。誰かに見られたら
どうするのよう。」

「お前のテク、見せ付けてやれよ。」

「あん。くすぐったあああい」

「はやく。」

「んもう。」

「…う、うほう。たまんねえ。キモチイイ。
美月上手い。」

「あん、もうだめ。そんなとこ触っちゃあ!」

「美月。」

「あん。」

俺は実はずっと理科室にいた。

今まで牛島先生が実験用具の整理をしていて
それを手伝ってた。

牛島先生が出て行き、また準備室に
戻ろうかと思ったら。

妖しいイチャイチャ声がし始めたのだ。

「きもち、いい~ん。」

だらしない男の声。

「うふふ。大げさだよう。そんなに
大したことしてないよう。」

甘くやさしい女の声。

セックスの前の愛撫。

お互い満足そうで、いつ激しいセックスに
突入するかさぐり合ってるようにも聞こえる。

だれなんだ?


そっと。のぞきこんだ。

「美月。俺、イっちゃいそう。」

「ばかあ。亮ったらあん。ほらあ。みぎ。
終わったよう。」

「うふふ。今度は左。えへへ。」

「ああん。スカートの中はダメって
言ったでしょう?」

…美月と亮くん。

美月は亮くんに耳かきしてやってる。

俺は絶句した。

美月は授業が終わって何故か
デニムのミニスカートに穿き替えている。

きれいな足がすらっと伸びて。

ふとももに男の頭が乗ってる。

耳を掻いて貰ってる男は
時折そのふとももに手を伸ばすようで、
そのたびに女は「あん!」と感じた声を
上げてるのだ。

「いいかげんにしろ!!」

俺は準備室に乱入した。







「シンちゃん。」

「なんだよ。耳かきしてもらってちゃあ、
いかんか?」

ふたりはきょとんとしてる。そりゃね。

べつに公衆の面前でわいせつ行為という
わけでもないし。

まあ、昼間っからいちゃつくなって話になると、
難しいよな。

「美月。毎週やってんの?」

「まあねえ。よく。」

「やっぱし。」

決定的な噂の根源だ。

「え?あたしと賞平くんが?
出来てるって?あっはっはっはっは!!」

美月は坂元先生のように笑った。


「そうかあ。灯台元暗しだなあ。
そうか、亮かあ。」

坂元先生はひどく納得していた。

「そういうことですね。
でも俺も驚きましたよ。耳かきごときで
あんなに色っぽく。」

「いや。耳かきはスケベだぞう。
ふとももの間から匂い立つ女の匂い。
性感帯の耳をいじられながら、なまめかしい
白い肌に手を伸ばす。」

「うう。やらしいかも」

俄然興奮してきた。

耳かきかあ。

してくれないかなあ。美月。

俺にも、頼むよ。
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