幼稚な趣味と誇り高き人

別に幼児性愛のことではありません。そんなものはグーパンです。

昨日出先でたまたま仮面ライダーカブトショーをやっていたのです。
デパートとかの催事場でお姉さんが司会をやって、ちびっこ達が「がんばってー」とか「カブトー！」とか叫びながら一生懸命見入ってるやつです。

自分は特撮、特に仮面ライダーに目の無い、いわゆる「大きなお友だち」ってやつなのですが、何年かに一度こういうショーにも足を伸ばしたくなってしまうのですよ。
ましてやちょうど時間をつぶしたい日曜の昼下がりにたまたま遭遇してしまった仮面ライダーカブトショーです。見逃す手はありません。
観戦しましたよ。
最前列で全開のエールを送りたい気持ちを抑えながら、ライダーが豆粒くらいにしか見えない遠くの壁際に立ちながらね。


出先から戻り、いつもの仲間にこのことを話したのですが、反応はもちろん嘲笑、冷笑、でした（いや、そんなに冷たい人たちでもないのだけれど）。
無理に分からせようなんて思いませんけどね。
ただ、そのときに自分の口から出たセリフに自分でも笑ってしまいました。

「ガキには分からねぇよ」

もちろん突っ込みの嵐でしたね。
どっちがガキだよ、と。
自分も内心苦手な一人突っ込みを繰り返してました。


ただね、ちょうど今日知ったニュースなのだけども、見てほしい。


＜訃報＞曽我町子さん６８歳＝「オバＱ」初代声優

　人気アニメ「オバケのＱ太郎」のＱ太郎役の初代声優を務めた女優、曽我町子（そが・まちこ）さんが７日未明、東京都国立市内の自宅で亡くなっていたことが分かった。６８歳だった。病死という。
　警視庁立川署によると、曽我さんが国立市内で経営する骨とう店から「出勤してこない」と同日午後２時ごろ、１１０番通報があった。署員らが室内に入ると既に亡くなっていた。１人暮らしだった。
　曽我さんは６１年、ＮＨＫの人形劇「チロリン村とくるみの木」で声優としてデビュー。６５年に放送を開始したオバＱの初代声優を務め、同時に吹き込んだ「オバＱ音頭」も大ヒットした。女優としても活躍した。
（毎日新聞） - 5月8日1時21分更新
（引用元　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000076-mai-peo）


この曽我町子さんはちょっと前にやってたマジレンジャーにも出てた人（あんま見てないんだよね。要チェックや、俺）で、個人的には１５年位前の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」で演じてた敵の魔女役が強く印象に残っています。

これ読んでる人の誰かは分からないかなあ。
バンドーラっていうぶっとんだオバサンがいたのさ。
毒リンゴ出して「ヒヒヒヒヒ」って笑いそうな、いや、もっと威厳ありそうな感じかな。「アーッハハハハハ」って高笑いの方が近いかな。とにかく、正に魔女って感じで憎たらしくてそれでいてお茶目で、戦隊物の悪役にミュージカルっぽい要素が加わって垢抜けた感じ、ちっこかった俺は「引っ込めくそばばー」ってわめいてテレビにかじりついていたんだ。
そう、夢中だった。

あぁ、ダメだ。文章滅茶苦茶だよ。

女史の俳優としてのこだわりが伺えるインタビューの文を見つけたのでリンクしておきます。
女史がどのような人だったのか、俺がどうして特撮好きなのか、少しでも参考になってくれたら幸いです。

去年の本田美奈子さんのことも思い出しちゃったよ。
泣いてたまるか。
泣いたらバンドーラに憎ったらしく笑われてしまう。

オラァ！誇り高き女史に敬礼！
笑いたきゃ笑え。