鶴亀万年

元素周期研究会総帥の亀けんじがおおくりする、あまり役に立たないお知らせや気まぐれな情報が連日満載!

燐寸主義:鶴盃印

2012-03-23 09:16:10 | Weblog

 以前、鈴鶴印というのをご紹介しましたが、本日の鶴盃印はその姉妹ブランドともいうべき図柄です。発売元も同じ姫路市の播磨燐寸で現在も販売中です。刷色も同様に赤、黄、黒の3色で、これまたいかにも燐寸主義的なデザイン。白い鶴は体に赤い部分や黒い部分があるから美しさが際立つんですね。盃の内側は本当は金が塗ってあるんでしょうが、うす黄色ってことでゴージャス感はありませんが絵的にはいいバランスです。巨大な盃から丹頂鶴がいままさに飛び立って行くわけですが、こういう絵にはいろいろと故事来歴というか温故知新というか、そういったものがあるんでしょうね。
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元素周期『マンガで覚える元素周期』カリウム

2012-03-20 11:29:47 | Weblog

 カリウムは原子番号19でありまして周期表の場所は4段めのいちばん左、1族。ナトリウムの下にあります。性質の傾向としてやはりナトリウムに似ているところがあってこの元素もなかなか多彩です。
 カリウムには重要な栄養素のひとつという側面がまずありますね。窒素・リン酸・カリなどというと植物の三大栄養素ですが、人間にとってもカリウムは大切なミネラルです。やはりナトリウムとの関係があって、体内のナトリウムの代謝を促す。高血圧を予防したりする働きもあるわけです。年を取ったり病気になったりして腎臓の機能が衰えていると、逆に過剰摂取による障害が現れたりするのですが、基本的には不足による障害の方が深刻。偏った食生活をしていたりするとわりとすぐ欠乏症になってしまいます。だから、カリウム欠乏症は若くて貧乏な独身男性にも多い。とあえて申しますのも今をさること10年ほど前、知り合いのイラストレーターがこれになって入院したことがあるからなんですね。私が直接の発見者ではありませんでしたが、お友達がその人と連絡が取れなくなったんでようすを見に行ったらコタツの中で体が固まって動けなくなっていたということで、運動機能に障害をきたすんですねカリウム不足は。幸いなことに彼はしばらく入院しただけで済みましたが、その際に先生にいわれたのがバナナやリンゴを食べろということだったそうです。とくにバナナはカリウム的なコストパフォーマンスに非常に優れるそうでありまして、とりあえず朝昼晩と食べていればまあ大丈夫だそうですよ。今は値段も安くてよかったですね。バナナ。栄養的には熱にも強いカリウムですが、バナナだったらそのまま食べられるんで、そういった意味でもまともな食事をしないで酒ばっか飲んでるろくでもない人にはお勧めだそうです。
 昨年の原発事故以降は放射性物質がなにかと話題になっておりますが、食物中の放射性物質として、存在的に一番多いのがカリウム40。でも、こういう情報だけをどっかで仕入れてそのことだけで子どもにバナナを食べさせないというおうちの方もいるそうで、一番悪いのは原発事故を起こした犯人というのを別にするとまことにお気の毒なことです。放射能がたくさんあると言っても自然放射線中の割合でありますので微量なんだといわれてもわからない人にはわからない。物理学的な半減期は12億年ですが生物学的には半減期約30日なので、毎日バナナを山ほど食べてもうんこおしっこで絶えず排出されるので体内被ばく量は変わらないんですね。ま、バナナもリンゴもOKということでよろしくお願いします。
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燐寸主義:旭馬印

2012-03-19 11:23:17 | Weblog

 本日の燐寸は現行品もある旭馬印です。MGMのライオン(あるいはトム)のように丸い枠からはみ出さんばかりの勢いでお馬さんがガッツポーズ。名前でも呼ばれたんでしょうかね。さっそうと振り向いたところなんですが、よく見ると絵的にはかなり不自然。2色印刷なのでちょっと味気ないですね。
 日本燐寸という会社はかなりの老舗でありまして、この旭馬というブランドはそこの代表的なものだったようですが、この会社も今はなく、業界大手のナカムラ燐寸からの発売となっています。
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元素周期表『マンガで覚える元素周期』

2012-03-16 09:00:48 | Weblog

 そういえば、まだ周期表を出していませんでした。おそらく世界でいちばんほのぼのとした元素周期表でしょう。一家に一枚、ぜひおそなえいただきたいと思います。
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燐寸主義:ABC印

2012-03-14 01:32:01 | Weblog

 本日の燐寸はABC印。やっぱり全面に色がついているものよりも白抜き部分がある方がいいですね。キンアカ地に白いシャドー付きのロゴが鮮やかです。品質優良の文字、書体もいい感じ。
 このABC燐寸という会社はすでになく、現在は第一燐寸工業でのお取り扱いになっております。第一燐寸は大正時代に創業された会社でありましてやはり姫路市にあります。ほかにもキリン印とか人形印、OK印などを出していて、これらはいずれも現行品として今も入手可能です。そのほかのおなじみ商品としては東海道五十三次のいわゆる煙草燐寸、箱の厚みの薄いやつですが、そんなのも出していました。
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元素周期『マンガで覚える元素周期』アルゴン

2012-03-13 10:32:42 | Weblog

 空気に含まれるものといえば酸素と窒素がおもなもので、おおざっぱに考えると成分としては窒素が5分の4で酸素が5分の1(体積比。重量比だともうちょっと酸素が重くなって4対1に近づく)ということになり、場合によってはそのほかのものは考えんでもええけんねというくらいでありまして、その他のものをあれこれ全部合わせても1%にも満たない(重量比だとちょっと超える)のですが、そんな中での最大含有量を占めているのが本日の元素アルゴンです。一番めが自分で二番めが勉強で三番めが恋人だとすると、この恋人に相当するのがアルゴンというわけですね。でも、割合は0.9%しかありません。ついでにいうと四番めが地球温暖化のもとになる二酸化炭素ですが、これが0.04%。ついこの間までは0.038%という数値が使われておりましたが増えたんですね。この増えた0.002%が近年の世界的な異常気象を引き起こしている(らしい)もとかと思うと、地球の環境がいかに微妙なバランスの上に成り立っているかということをあらためて考えさせられます。そして空気に含まれるそれ以下のものはネオン、ヘリウム、メタンなどと続きますがもうppm、すなわち100万分の1という単位が使われるくらいなのでひとまとめに微量成分などと呼ばれております。
 相変わらず話がそれ放題で恐縮ですが、アルゴンは原子番号18で、先日のご案内の通り周期表では3段めの一番右の18族。ヘリウムの下のネオンの下でクリプトンの上という位置関係にあります。メンデレーエフ先生がご指摘されたようにたしかに縦に並んだ元素は性質が似ているものが多い。アルゴンもやはりほかのものと反応しにくい不活性な気体で電球の封入ガスとしておなじみですね。でも、希ガスとはいえ空気中に約1%あるわけですからそれほど「希(まれ)」な珍しい存在ではありません。懐中電灯も最近はLEDが価格性能ともに優れていて人気ですが、かつては中に入っているものはフィラメントぴかぴかの豆電球と相場が決まってりました。いま考えると白熱電球の非効率ぶりって電車に対する蒸気機関車みたいなものだったかもしれませんね。そういえば昔、子ども向けの実際に使える調理器具のおもちゃで熱源が白熱電球で、直火じゃないから安全ですってうたってた商品がありましたっけ。
 そのようにそこいらにたくさんあって割と手軽に利用できるようになったので、アルゴンは電球にも使われておりましたが、その後電球がス業界にはクリプトンとかキセノンなんかが参入して参りました。とくに目立ったのがクリプトン。豆電球でもクリプトン球というのはちょっと値段も高くてえばってますね。見た目は変わりませんが「クリプトン球使用」なんて書いてあると、なんとなくスーパーマンが使っている優れものみたいなイメージがあります。でもアルゴン的に言わせていただくと、クリプトン球の優れたところは明るさではなくてちょいとした耐久性なんですね。ガスとしてはアルゴンよりも重いので、フィラメントが発する熱を吸収する能力にまさるとかなんとかいう理由で採用されているわけで、ふつうの電球より明るいというわけではないそうですよ。いずれにしても蒸気機関車ですからいくら偉そうにしていても遠からずLEDに取って替わられる日がやってくること間違いありません。
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燐寸主義:燕琴印

2012-03-10 10:05:07 | Weblog

 本日の燐寸は燕琴印です。これもたしか古くからある絵柄だと思いますが、この鳥は尾羽が短いんであんまり燕っぽくありませんね。日産農林の燕印と差別化を図っているとも思えませんが、左側のやつなんかはなんか猛禽類みたい。どういうつもりか眉毛まで描いてあってお人好しな感じです。それはそうと、こういう琴ってあるんですかね。見たところ、琴といっても金属プレートをつけたアフリカの楽器、カリンバみたいです。外枠はなんとなくヨーロピアンですけどね。絵柄としてはなかなか乙なんですが、やはり白抜き部分がないんでちょっと平面的。版ズレは許すにしても赤インクがちょっと薄いこともあってそのへんが惜しいところ。
 神戸燐寸はワシ印なんかでもおなじみの業界大手です。最近はLEDの照明器具なんかにも手を出しているようです。前に書いたかもしれませんがレトロ燐寸のプロデュースなんかをしているみたいなのに、ホームページには自社ブランドの製品を載せていません。部署が違うからこういうこともあるのかもしれませんが、燐寸主義的にはまったく馬鹿げた話です。レトロを商売にするのは勝手ですが、もっと自社の伝統をきちんと守ったうえで取り組んでいただきたい。
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元素周期『マンガで覚える元素周期』:ヘリウム

2012-03-08 03:50:41 | Weblog

 ヘリウムというのは2番めの元素です。原子の仕組みでいうと陽子と中性子が2個ずつで電子が2個。水素と比べると水素の原子核には中性子がありませんが、陽子と電子が1個ずつ多いだけ。いっぽう次のリチウムと比べると、陽子と中性子と電子がそれぞれ1個ずつ少ないだけなんですね。それだけの違いでしかないのに、ヘリウムはほかのものと反応しない不活性な希ガスの仲間。この性質の違いはなんなんでしょうか。
 こむずかしい話をするようですが、周期表を見てみると1番の水素はいちばん上の左端、1族にあるのに対し、2番のヘリウムはいちばん右の18族。間に16マスも空いております。これが何を意味するかと申しますと電子の埋まり具合なんですね。長岡半太郎博士がつくったモデルでおなじみの原子の形を見てみると、原子核の周りを電子が飛び回っているわけですが、この電子の軌道はその数に応じて何重もの層になっております。バームクーヘンというか入れ子細工(そうそう、ロシアのマトリョーシカのルーツは日本の入れ子細工だって知ってましたか)というか、何層にもなった玉子の殻みたいなものなので電子殻などと呼ばれております。名前もついていて、内側からK、L、M、N、O、P殻という順番。で、それぞれの殻というか層に入れる電子の数が決まっていると。それで、いちばん内側の層(K殻)は電子の定員が2個しかないんです。だから電子1個の水素と電子2個のヘリウムまではこれで問題ないのですが、電子3個のリチウムになると3個めの電子はその層には入れない。そこでどうなっているかというと、その層の外側に少し大きめの層(L殻)ができてそこを飛び回っているのです。内側の層を包み込むようにしているので少し大きいわけですね。だから、ここの電子の定員は8個。周期表では電子殻が増えると段が下がります。そのようなわけでリチウムは2段め、水素の下に位置するわけです。
 原子番号が1個増えるごとに電子の数が1個ずつ増えるわけですが、この2つの層でまかなえるのは2+8の10個の電子まで。電子を10個持つ元素は何かといいますと10番はネオン。ネオンはやっぱり18族で周期表のいちばん右の端、ヘリウムの下にありますね。で、ネオンより電子の数が多い元素はさらに外側に、電子の定員18個という大きめの電子殻(M殻)を持っているわけです。だから段も下がります。以下同様に電子の数が増えていくわけですが、共通しているのは周期表のいちばん右の列、18族の元素たちは電子殻の層の数は違っていますが、どれも電子の数がキリ番的に定員いっぱいなんですね。そのような事情があるので、周期表の上の方、3段めまでは真ん中に空白部分があるんです。
 電子の数が定員いっぱいということはどういうことかといいますと、物質としてとても安定しているということなんですね。だから、ほかのものと混ざりにくいというか反応しにくい。右端18族の元素を見てみるとヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、まあラドンはおいとくとして意外となじみがあるでしょ。こいつらはみんな電球の中身のガスなんですね。反応しにくいということは酸素とも反応しにくい、つまり燃えないわけです。だから電球の中に満たしておくものとしてぴったりなわけなんですね。
 で、逆に、電子殻の電子が定員より1個だけ多いとか1個だけ少ない元素というのは基本的にとても反応しやすい。たとえばネオンの両隣のフッ素、ナトリウム、アルゴンの隣りの塩素とカリウムなどは、やたらにいろいろなものと反応しやすい危険なやつらなんですね。
 というわけで、今日は電子の数が1個違うだけでどうして性質がぜんぜん違ってしまうかというためになるお話でした。
 そうそう、ヘリウムネタも1つくらい入れておかないと。ヘリウムガスって吸うと声が高くなりますがなぜでしょうか。あ、でも風船なんかに使うヘリウムだけのガスを吸っちゃいけませんよ。毒じゃないけど窒息します。パーティグッズで売ってるドナルドダックボイスのヘリウムガスは酸素との混合ガスなのです。じつは、声が高くなるのは体に変化が起きるわけじゃなくて、声を出す息にヘリウムが含まれているからなんですね。ヘリウムガスは軽くて密度が低いので、空気中よりも音が速く進む。だから自然に周波数が高くなって声も高くなるんですよ。
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ウグイス色のメジロ

2012-03-06 02:12:22 | Weblog

 いまごろの時期になってくると、どこからやってくるものかウグイス色のこの小鳥が姿をあらわします。メジロですね。鳥のくせにどうして緑色なんでしょうね。スズメと比べるとはるかに華奢で、おそらくこのあたりで見かける野鳥の中ではいちばん小さいのではないでしょうか。こいつらは花の蜜とかが好物で、そういえばそんな蜜を吸いやすそうなくちばしの形をしていますよね。梅の花が咲くと木にやって来たりするのですが、こんな色をしているのでよくウグイスと間違われます。ウグイスの方はじつはもっと地味な褐色の体をしているうえ、好物は虫、肉食なんですね。さらに警戒心も強くて薮を好むのであまり人目にはつきません。だから、梅にウグイスというのはたぶん梅にメジロなんだろうと思います。
 近所に花の咲く木でもあるのか、数日前からふと見るとそこいらの木に止まっていたりしたので、こころみに蜜柑を置いておいたらまんまとやってきました。最初のうちは扱いがよくわからなくて蜜柑を地べたに落としたりしていましたが、最近はだいぶ上手になってきました。来るのは2羽いて、もしかしたら夫婦者かもしれません。とくに目立つ模様があるわけではありませんが、いつも見ていると2羽の違いがわかるようになります。もう1羽のほうが少し小柄で丸っこい。それにしても小鳥というのはなんとも落ち着きがなく、つねにあたりをきょろきょろと見回しながらせわしなく蜜柑をつついています。鳥としては生態系のそれほど上にいるわけではないので無理からぬことかもしれません。ときどきヒヨドリに脅かされたりしています。あと、気の毒だったのはここが近所のネコどもの通り道だってことでしょうか。というようなわけで、彼らが落ち着いて蜜柑をつつける日は当分やってきそうにありません。
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いぬい大並

2012-03-03 21:20:39 | Weblog

 突然ですが食べ物ネタ。たしか2年ほど前、2010年2月17日にも同じネタをやったと思います。というわけでおよそ2年ぶり、また用事があったので久しぶりに西多摩方面へ行き、昔なじみに会いました。できればもっとゆっくりしてあちこち回りたかったのですが、まあいろいろありましてすぐに戻ってきてしまいましたが、そんな中で立ち寄ったのが福生の「いぬい」。ここもずいぶん久しぶりで一昨年の2月に行ってネタにして、そのしばらくあとの4月にまた行きましたがそれ以来でした。いただきましたものは例によりましてのちのち悔いを残さぬよう今回も大並。中華大盛り600円と並ライス150円は前回の来店時と値段変わらず。ライスを頼むと壷漬けたくあん数切れと調味料入れに入ったゆかりのふりかけがついてくるのも昔と同じです。
 それでラーメンはうまいのかと問われれば、うまいよと答えるのにやぶさかではありませんが、どちらかといえば個人的な思い入れというかメモリーというか、そういった意味合いがつよく、西多摩へ来るとそういう懐かしい思いがこの店に足を運ばせるのです。メモリーね。すでに遠い日々の。それを確かめるための様式的な行動ともいえるかもしれません。いろんな男女とふかく浅くかかわったりかかわらなくなったり、甘かったり苦かったり酸っぱかったり煙たかったりといろいろですけどね。
 ここの中華そばは八王子系というやつで、とくに変わった趣向が凝らされているわけではなく、薬味が刻みタマネギというのが最大の特徴です。最近の若者に人気の店なんかと比べると、比べちゃいけないんでしょうがシンプルというか質素というか、今となっては昔ながらなんていう表現がはからずもぴったり当てはまってしまうようなそんな味です。はじめてこの店に行ったのはもうかれこれ30年近くも前のこと。そのときから基本的なたたずまいはまったく変わっておらず、テーブルは数年前新しいのに変わりましたがカウンターは相変わらず青っぽいグレーのデコラ張り。ラジオからはこれまた昔と変わらずTBSの番組が流れています。そうそう一昨年との違い、ラジオが新しいのになっていました。
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