酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま〜す!

『聖なる怪物たち』

2012-03-09 07:52:56 | テレビ
テレビドラマ「聖なる怪物たち」終わりました。飽きやすい私が最終回まで見つづけたということは、それなりに面白かったということなのですが・・・。

ただドラマとはいえ余りにもリアリティがなさ過ぎ。筋が都合よすぎて、いつも不満が残るのです。
主要な登場人物が同じような育ちの人ばかりというのも、印象を薄くしている気がします。

中谷美紀をはじめ、せっかくの個性派俳優をそろえながら、もったいなかったですね「テレビ朝日」さん。
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『聖なる怪物たち』

2012-02-11 00:36:55 | テレビ
「聖なる怪物たち」 テレビ朝日 毎週木曜日21時〜

出演:岡田将生・中谷美紀・長谷川博己・鈴木杏など

だいたい週一回はテレビドラマを見ることにしている。秋は「家政婦のミタ」。今回は「聖なる怪物たち」にした。

医療ものにミステリーの味付けをした作品。
初回が総花的で迫力不足だったからか、視聴率では苦戦しているようだが、回を追うごとに面白くなってきた。
一癖ある人物たちと、純な青年外科医(岡田将生)がこれからどう関わっていくのか、興味は尽きない。

『猟銃』で舞台女優としても開花した、看護師長役中谷美紀の迫力ある演技も一見の価値あり。すっかり売れっ子になった長谷川博己も出演している。


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『下谷万年町物語』

2012-02-06 00:43:20 | 演劇


「下谷万年町物語」  シアターコクーン
作:唐十郎  演出:蜷川幸雄  出演:宮沢りえ・藤原竜也・西島隆弘・六平直政・沢 竜二他

この芝居は多分「のり」で見るのが一番いいのだろう。ただこちらに、のれるだけの気力があるかどうかであるが。

唐十郎の脚本は一種の妄想である。池の底に劇場があったり、町工場が「おかま」の巣窟になったりする。主役級がわけもなく死んだと思えば、突然亀が現れて、重要な役割を果たしたりする。
過去、この「のり」が受けたのは、多分その時代に勢いがあったからだろう。筋のつじつまが合おうが合うまいが、反権力という粉を振りかけただけで若者を熱狂させるエネルギーが、その時代にはあったということだ。

では今シアターコクーンという劇場で、冷静に見た時どうなのか。
一人一人に個性を持たせた大勢のおかま、客にビニールシートを持たせるほど使う大量の水など、本筋と違うところがどうしても、目立ってしまう。
セリフ全体は面白いのだが、「ヒロポン」「ターキー」「米穀通帳」など、客の年齢を考えると理解不能の言葉も多く、微妙なニュアンスが伝わるかどうかも心もとない。

この芝居の救いは男装の麗人、キティ・瓢田を演じる宮沢りえ。ずぶ濡れで藤原竜也(青年洋一)に抱かれて登場するシーンは目を見張らされるし、キラキラと目を輝かせて発せられるセリフは途方もなく美しい。
宮沢りえの前では、芸達者な藤原竜也も、初々しさで好演の西島隆弘も霞んで見えるほどだ。

公演は2月12日(日)まで
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『寿歌(ほぎうた)」

2012-01-28 23:41:12 | 演劇


「寿歌」シス・カンパニー公演  新国立劇場小ホール
作:北村想  演出:千葉哲也  出演:堤真一・戸田恵梨香・橋本じゅん

私にとっての「寿歌」は、昔芝居にのめり込んだ記念すべき作品。記憶はさだかではないが、雪のラストシーンと「この日より氷河期始まる」というメッセージにすごく感激した記憶がある。舞台に降る雪を見たのも初めてだったと思う。
また今回はセリフの中で丁寧な説明があった「あまがつ」という言葉が、その時わからなかったのも懐かしい。

話は核戦争の後の世界。旅芸人のゲサク(堤真一)とキョウコ(戸田恵梨香)はリヤカーを引きながら、町を回っている。生きている人がほとんどいない中、物を増やす芸を持つヤスオ(橋本じゅん)にたまたま出会い一緒に旅をする。
三人はどこへいくのか、「やそ」とも聞こえるヤスオは何者か。ヤスオに憧れるキョウコの恋は?今回は「花火」「火垂」など題をつけてオムニバス風に語られる。

核戦争の不安はあったものの絵空事として見られた過去と違い、今回は日本が放射能に汚染されている現実がある中での舞台。
厳しい現実に、関西風のいい加減な流れを違和感を持って見た人もいるに違いない。

この舞台では、1.ヤスオのキャラが他の二人に似ていること、2.舞台美術がシンプルでないこと、3.衣装がカラフル過ぎること、4.音楽にタンゴを使っていること、など私には気に入らない部分もあるが、古い戯曲を現代に生かすための挑戦と考えるべきなのだろう。

東京公演は、2月2日(木)まで


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『箱根駅伝』

2012-01-03 08:08:22 | スポーツ
あけましておめでとうございます。

少し前「箱根駅伝復路」がスタートしました。
5分のゆとりがある「東洋大学」、多分逃げ切れることと
思いますが、アクシデントがないことを祈るのみです。

ビールでも飲みながら、優勝の時を待つことにします。
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『90ミニッツ』

2011-12-27 16:51:39 | 演劇


「90ミニッツ」    PARCO劇場
作・演出:三谷幸喜    出演:西村雅彦・近藤芳正    美術:堀尾幸男

芝居は実際に過去に起こった事件を題材にしている。
交通事故で重傷の子供の処置をめぐる、父親(近藤芳正)とその窓口となった病院の整形外科副部長(西村雅彦)との、輸血についての意見の対立がメイン。命を守るために残された時間は90分。緊迫した状況での心の葛藤を描く二人芝居である。

表面的には医者側の良心と父親の愛情を対比させた、ヒューマンドラマを装う。
医者の心情は納得できたが、父親の愛情は多少ピントがずれてる感じで素直には共感できなかった。
ただこの芝居で、作・演出の三谷幸喜の狙いは少し違うところにあったのではないか。それはセリフとセリフがぶつかりあっているうち、思いがけない方向に進んでいく不条理劇のようなもの。しかしそうだとすると今度はセリフが物足りない。「12人の優しい日本人」にあった鋭さがない。

あと芝居のほとんどの時間、舞台手前の中央天井から一筋の線が流れ落ちる。批評家の評では「命の水」という解釈であったが、私は時間の切迫を示す砂時計のようなものとしてずっと見ていた。

西村雅彦は普段テレビなどで見る軽い役柄とは違い、毅然とした医者という印象をうまく表現し、近藤芳正は手慣れた役柄をたんたんとこなしている風に見えた。

三谷幸喜の喜劇を期待した人には肩すかしという感じだし、シリアス系としては多少緊迫感に欠ける芝居だった。

今回の感想はパンフを買わずに書いたので、三谷幸喜の意図とは違っているかもしれない。

公演は東京12月30日まで(来年2月に追加公演あり)・大阪は1月11日〜23日。

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『ロッキー・ホラー・ショー』

2011-12-16 19:45:58 | 演劇


「ロッキー・ホラー・ショー」     KAAT神奈川芸術劇場(12月14日)


脚本:リチャード・オブライエン    演出:いのうえひでのり
出演:古田新太・岡本健一・笹本玲奈・中村倫也・右近健一・辛源・ROLLY・藤木孝 他

「伝説のB級SFロックミュージカル」と言われるロンドンで初演の舞台のパルコ版。

ハイテンションな歌・踊り・音楽、マッチョな若い男の裸、飛び交う下ネタなど、猥雑さに満ち溢れた舞台。この舞台を楽しむには、席から立ち上がって踊りまくるか、マニアックにロッキーホラーショーの世界にのめり込むしか選択肢はない。

がなりたてる歌の中で、トーンを変えた古田新太や笹本玲奈の歌も悪くはないのだが、心に響くまでにはいかない。最近『夜会VOL.17  2/2』で中島みゆきの、心地よい歌を聞いたばかりなので余計に感じたのかもしれないが。

ラストは新感線のファンクラブの人達を中心に会場を巻き込んだ歌・踊りで大盛り上がり、終演後の古田新太、右近健一、辛源の軽妙なアフタートークも大ウケだったが、やっぱり本体で勝負したいところ。


神奈川芸術劇場の公演は、12月25日(日) まで
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『ヴィラ・グランデ 青山〜返り討ちの日曜日』

2011-12-02 20:59:25 | 演劇


「ヴィラ・グランデ 青山〜返り討ちの日曜日」シアタークリエ
作・演出:倉持裕    出演:竹中直人/生瀬勝久/山田優/谷村美月/松下洸平/田口浩正

11月の終りに「ヴィラ・グランデ 青山〜返り討ちの日曜日」を見た。

作・演出の倉持裕は過去の芝居でも、ガラスの内外を巧みに利用している。それは窓であったりガラス戸であったりする。閉まっていれば姿は見えるが、声は聞こえない面白い状況が生まれる。

今回の舞台はマンション。共用部分のガラス戸を効果的に使用。外はマンションの中庭。ガラス戸の内はエントランスのロビーで管理人室がある。
中庭には二人の男。昔は同じ会社の同僚だった民谷(竹中直人)と陣野(生瀬勝久)だが、けんか別れして何年も会っていなかった。ところが民谷から突然相談があると呼び出しがあって・・・。
築後20年を過ぎた青山の瀟洒なマンションで起る出来事を、男二人の噛み合わない会話を軸に倉持が軽いタッチで描く。

竹中直人と生瀬幸久の組合せで大爆笑を期待したが、まあまあ程度。ちょっと期待し過ぎたか。
一方で竹中の娘の〔今彼〕を演じる松下洸平が芸達者の二人に混じり遜色なく演じ、初舞台という山田優も身のこなしが自然で健闘。

芝居は現在大阪公演中。以後名古屋・静岡・金沢など。
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『炎の人』

2011-11-19 18:40:48 | 演劇


「炎の人」  東京・天王洲 銀河劇場    作:三好十郎  演出:栗山民也
 出演:市村正親・益岡徹・富田靖子・中嶋しゅう・大鷹明良・今井朋彦・銀粉蝶


三好十郎作の芝居を見て演劇人の熱さをあらためて感じた。国を憂い、日本人を憂い、そして悩み傷つきながら生きたゴッホを「炎の人」として敬う。とても戦後の苦しい時代に書かれたとは思えない情熱である。
その思いはゴッホ役の市村正親の演技やセリフで十分伝わってきた。

ただ残念なことに、教訓臭のあるこのての芝居を私が苦手なこと。ずっと敬遠してきたのだが、市村正親が前回公演で第17回読売演劇大賞最優秀男優賞・紀伊国屋演劇賞個人賞など取ったため見る気になったのだが。

原作の生まれた頃とは違い現在はゴッホの情報があり余るほど普及している。
演出では絵画の映像を使うなど工夫はされているのだが、筋はゴッホのエピソードを追う形で進むので意外性はない。
また市村正親は熱演だが、その熱演が見え過ぎてしまう。前に見た「ヴェニスの商人」のシャイロック役の方が陰影があって私には良かった。

演劇の面白さをどこに見い出すかにより、評価は分かれると思うが、私の苦手意識は覆らなかった。

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『往転』

2011-11-08 20:12:08 | 演劇

「往転」  シアタートラム

 脚本: 桑原裕子(KAKUTA) 演出:青木豪 
 出演: 「アンチェイン・マイ・ハート」 高田聖子/大石継太 
     「いきたい」 穂のか/浅利陽介/柿丸美智恵 
   「桃」 市川実和子/尾上寛之/安藤聖      
   「横転」 峯村リエ/仗桐安       藤川修二/遠藤隆太

東京から仙台まで行く夜行高速バス。途中の福島の山中で転落事故を起こす。
たまたま乗り合わせた3組の男女とその運転手は・・・。

芝居は事故当日をはさんで日時がいったり来たり。乗客のそれぞれが持つ事情が次第に明らかになっていく。
事故で死んだのは誰か。行方不明なのは誰か。ミステリー的な雰囲気も漂わせ、芝居に引き込まれる。映像を使った演出や舞台装置に新しい感覚を感じる。

数多い役者の中で目につくのは市川実和子。演技が上手いというのではないが、堕ちた女性のしたたかさ、打算、けなげさなどを合わせ持つ雰囲気を上手く表現し、存在感を見せる。
高田聖子はかっての愛人という役柄もあり、いつもの「劇団☆新感線」でのはじけっぷりは封印。
大石継太は「ムサシ」での僧の平心役と同じ人とはとても見えず、幅を感じさせる演技。

時間の前後や四つの物語の交錯で、多少混乱する部分もあるが、刺激的で面白かった。シアタートラムの芝居はいつもながら水準が高い。

芝居は始まったばかりで11月20日まで
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