このネタはいくらでも続きそうなので、ひとまずこれで休止。
プラスワンという話、それはまさしく「スカブラ」みたいなもんだ。
九州の炭坑言葉である。もう時代が違ってしまったが、炭坑というのは10人一組8時間の3交代制だったらしい。だけどなぜだか坑内には11人で入る。仕事が終わると坑夫たちは真っ黒になって出てくるのに、その11人目だけは入った時と同じきれいな恰好のまま出てくる。この男こそが「スカブラ」。
スカブラは働きもせず、お茶汲みをしたり、バカ話をしたり、猥談をしたりして坑夫たちを飽きさせない。もちろん給料は皆とおんなじだし、かえって彼を首にすると作業効率はがくんと落ちるのだそうだ。親しみを込めて「スカブラ」「スカちゃん」。
つかこうへいは、役者はスカブラみたいなもんだと言っている。
そういう必要悪のような存在は、集団や組織においてももちろん当てはまると思う。ちょっと抜けてて、できが悪くても、なんかいないと物足りない。効率化・合理化・成績偏重の名の下にこういう人間を切っていては、その組織も先は見えている。自分の物差しで自分が利口だと思っているのだから救われない。
ワン、ツー、スリー。集まった人間で、さぁ、何ができるかを考えよう!
プラスワンという話、それはまさしく「スカブラ」みたいなもんだ。
九州の炭坑言葉である。もう時代が違ってしまったが、炭坑というのは10人一組8時間の3交代制だったらしい。だけどなぜだか坑内には11人で入る。仕事が終わると坑夫たちは真っ黒になって出てくるのに、その11人目だけは入った時と同じきれいな恰好のまま出てくる。この男こそが「スカブラ」。
スカブラは働きもせず、お茶汲みをしたり、バカ話をしたり、猥談をしたりして坑夫たちを飽きさせない。もちろん給料は皆とおんなじだし、かえって彼を首にすると作業効率はがくんと落ちるのだそうだ。親しみを込めて「スカブラ」「スカちゃん」。
つかこうへいは、役者はスカブラみたいなもんだと言っている。
そういう必要悪のような存在は、集団や組織においてももちろん当てはまると思う。ちょっと抜けてて、できが悪くても、なんかいないと物足りない。効率化・合理化・成績偏重の名の下にこういう人間を切っていては、その組織も先は見えている。自分の物差しで自分が利口だと思っているのだから救われない。
ワン、ツー、スリー。集まった人間で、さぁ、何ができるかを考えよう!
無用心ですが、言わずにおれませんでした。
そう言ってもらえるとケッコー救われるのでした。