今回は、奇抜なストリーと独特の映像(「シックス・センス」)で一躍ハリウッドの一流監督の仲間入りをしたが、最近の作品(特に前作)は、大不評のM・ナイト・シャマラン監督の「The Happening」。
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ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象を皮切りに、世界中の人々が突然死に至る病がまん延し始める。人類滅亡の危機を前に世界はパニックに陥っていた。その地球危機の中で主人公(マーク・ウォールバーグ)は家族を守るために安全な土地を目指し、迫りくる何かに追い込まれながらも、希望を捨てずに原因究明と家族のために逃避行を続けるが...(シネマトゥデイより)
「シックス・センス」のあの衝撃のラストから、新作には常に異常な期待を寄せられるM・ナイト・シャマラン監督も、前作の「レディ・イン・ザ・ウォーター」では、ただの話題作りが上手い、出たがりの監督になってしまった感があったので、この作品は少し観るのが怖かった。
少なくても「サイン」とか「ヴィレッジ」くらいには、追いついて欲しい。
ストーリーの初めから衝撃的な映像が映し出される。
セントラル・パークで歩いている人たちの歩みが遅くなり、みんな立ち止まってします。そしてバタバタと倒れていく。
毒ガスか何かかと思っていると、ベンチに座っている女性が、突然ヘアーピンで自分を刺し始める。
マンハッタンのアップタウンでは、全ての車が止まっている。そして交通整理中の警官が次の瞬間に頭から血を流して倒れている。
ビルの工事現場では、地上で同僚の目の前に、作業員が転落して不自然な格好で地面に叩きつけられる。悲しむ間もなく、ビルの上から次々を作業員が落ちてくる。
等々、先ず観客をスクリーンに釘付けにする。
セントラルパークで動かなくなる人々、この後バタバタと倒れていく
バックの映像はきれい
そしてこの監督が得意な、役者をカメラの前でアップにして1人芝居のようなカメラワークで、主演のマーク・ウォールバーグ、その妻役のズーイー・デシャネル、同僚役のジョン・レグイザモが、ストーリーを展開させる。
この3人の演技は、よかった。
いつものアクション、バイオレンスを封印して、普通の高校教師で訳のわからない出来事に戸惑うマーク・ウォールバーグ。
ただただ夫について行く、が夫を裏切っているズーイー・デシャネル。
はぐれてしまった妻を探すために悲壮な覚悟で、危険な地帯に戻るジョン・レグイザモ。そしてその彼の彼の最後。
特にジョン・レグイザモは、好演だったと思う。あのメガネがいい。
ジョン・レグイザモってよく知らなかったけど、いい演技してる
ストーリーは、奇抜な自殺が繰り広げられる。
動物園で自ら餌になる人、首吊り死体が幾つもぶら下がった木、芝刈り機の前に寝転ぶ人、車で大木への激突、悲惨な光景が続く。
よくもこう言う死に方を考え出すものだ。
自殺ではないが、必死で「何か」から逃げ惑う子供達にも、助けを求めた家の人間から突然散弾銃が向けられる。
とにかくこの作品はR中のR指定で観客を釘付けにする意図らしい。
そして後半、マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネルとジョン・レグイザモから預かった子供がたどり着いた家の不気味なおばさんも怖かった。
子供が、夕食後にデザートに手を出した途端、ピシャリとひっぱたくシーンがちょっとゾッとする。
結局彼女も「何か」に感染して、悲惨な最期を遂げる。
ズーイー・デシャネルって、すこし表現力が乏しい作り物の様な顔してる
最後が...ちょっとダレ気味。
やはり途中から、3人が助かりそうな予想がつくので緊張感が切れる。
そして、もちろん明確な謎解きはなし。
また、賛否両論になるだろうな。
それでも、自分としては、まあまあ満足。
観客をひきつける序盤から中盤にかけての展開はさすがにM・ナイト・シャマラン監督だ。
次回作もまた観てしまうだろうな。
トリビア
M・ナイト・シャマラン監督の最初のR指定作品。
この作品は、脚本に沿って撮影され、44日で撮られた。
メーキングビデオ
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ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象を皮切りに、世界中の人々が突然死に至る病がまん延し始める。人類滅亡の危機を前に世界はパニックに陥っていた。その地球危機の中で主人公(マーク・ウォールバーグ)は家族を守るために安全な土地を目指し、迫りくる何かに追い込まれながらも、希望を捨てずに原因究明と家族のために逃避行を続けるが...(シネマトゥデイより)
「シックス・センス」のあの衝撃のラストから、新作には常に異常な期待を寄せられるM・ナイト・シャマラン監督も、前作の「レディ・イン・ザ・ウォーター」では、ただの話題作りが上手い、出たがりの監督になってしまった感があったので、この作品は少し観るのが怖かった。
少なくても「サイン」とか「ヴィレッジ」くらいには、追いついて欲しい。
ストーリーの初めから衝撃的な映像が映し出される。
セントラル・パークで歩いている人たちの歩みが遅くなり、みんな立ち止まってします。そしてバタバタと倒れていく。
毒ガスか何かかと思っていると、ベンチに座っている女性が、突然ヘアーピンで自分を刺し始める。
マンハッタンのアップタウンでは、全ての車が止まっている。そして交通整理中の警官が次の瞬間に頭から血を流して倒れている。
ビルの工事現場では、地上で同僚の目の前に、作業員が転落して不自然な格好で地面に叩きつけられる。悲しむ間もなく、ビルの上から次々を作業員が落ちてくる。
等々、先ず観客をスクリーンに釘付けにする。
セントラルパークで動かなくなる人々、この後バタバタと倒れていく
バックの映像はきれい
そしてこの監督が得意な、役者をカメラの前でアップにして1人芝居のようなカメラワークで、主演のマーク・ウォールバーグ、その妻役のズーイー・デシャネル、同僚役のジョン・レグイザモが、ストーリーを展開させる。
この3人の演技は、よかった。
いつものアクション、バイオレンスを封印して、普通の高校教師で訳のわからない出来事に戸惑うマーク・ウォールバーグ。
ただただ夫について行く、が夫を裏切っているズーイー・デシャネル。
はぐれてしまった妻を探すために悲壮な覚悟で、危険な地帯に戻るジョン・レグイザモ。そしてその彼の彼の最後。
特にジョン・レグイザモは、好演だったと思う。あのメガネがいい。
ジョン・レグイザモってよく知らなかったけど、いい演技してる
ストーリーは、奇抜な自殺が繰り広げられる。
動物園で自ら餌になる人、首吊り死体が幾つもぶら下がった木、芝刈り機の前に寝転ぶ人、車で大木への激突、悲惨な光景が続く。
よくもこう言う死に方を考え出すものだ。
自殺ではないが、必死で「何か」から逃げ惑う子供達にも、助けを求めた家の人間から突然散弾銃が向けられる。
とにかくこの作品はR中のR指定で観客を釘付けにする意図らしい。
そして後半、マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネルとジョン・レグイザモから預かった子供がたどり着いた家の不気味なおばさんも怖かった。
子供が、夕食後にデザートに手を出した途端、ピシャリとひっぱたくシーンがちょっとゾッとする。
結局彼女も「何か」に感染して、悲惨な最期を遂げる。
ズーイー・デシャネルって、すこし表現力が乏しい作り物の様な顔してる
最後が...ちょっとダレ気味。
やはり途中から、3人が助かりそうな予想がつくので緊張感が切れる。
そして、もちろん明確な謎解きはなし。
また、賛否両論になるだろうな。
それでも、自分としては、まあまあ満足。
観客をひきつける序盤から中盤にかけての展開はさすがにM・ナイト・シャマラン監督だ。
次回作もまた観てしまうだろうな。
トリビア
M・ナイト・シャマラン監督の最初のR指定作品。
この作品は、脚本に沿って撮影され、44日で撮られた。
メーキングビデオ
全体的に『ミスト』的な雰囲気でしたが、完全に最後はダレましたね・・・。折角シャマラン復活かと思ったのですが、もう一歩(いや三歩くらい)でしたw
コメントありがとうございました。
終盤まで観客を引きつけたストーリーはさすがでした。
前作が、自分よがりの作品でこけたので少し原点に戻ったのがよかったんだと思います。
ごめんなさい!
>子供が、夕食後にデザートに手を出した途端、ピシャリとひっぱたくシーンがちょっとゾッとする。
僕もあそこはびっくりしました!
というか、違った意味でスゴく恐かったですね!
私も『観客をひきつける序盤から中盤にかけての展開はさすがにM・ナイト・シャマラン監督だ。』と思いました!!
恐怖の煽り方は上手かったですよね~
画面に目がクギ付けになり固唾を飲んで見守りました。
最後がダレちゃったのが残念でしたね。
そしてウヤムヤな終わり方をしたことも。
それが現実といえば現実かもしれませんが、「もしかして監督は理由の分からない恐怖を煽っただけ?!」っていう捻くれた見方をしてしまいました。
でも、何かオチをつけても、それはそれで批判の対象になるんですよね。
もう、彼に負わされた宿命ですね。