わずか1年半の間に、産後うつの産後と、普通?の産後、両方を経験しました。
改めて、最初の産後は、かなり異常だった、と思いました。
その最中にいるときは、その異常さが、自分ではまったく分からなかったのです。
産後の母親は、みんな、自分と同じくらいフラフラになって苦しんでいるものと、
頭から思い込んでいたからです。
産後うつになる人は、真面目で頑張りすぎる人だ、というようなことを言われます。
実際、私も、産科の先生にそう言われましたし、ネットで調べても、よくそう書いてあります。
確かに、もっと、ちゃらんぽらんな性格の人なら、うつにならないのかもしれません。
でも、真面目な人だから、という言い方をされるのは、私は、あまり好きではありません。
それを言っている側は、おおいに慰めのつもりなのかもしれませんが、素直じゃない私は、
つまりは、あなたの性格が原因なのよ、あなたの気質に問題があるから、こうなるのよ、と、
そう言い切られているように受け止めてしまうのです。
私の勝手な感想ですが、うつになる原因はすべて「休養不足」に尽きるのではないか、と思います。
休養できない性格、というのも、もちろん、あるでしょう。
でも、いくら休養したくても、できない環境、というものも、結構あるのではと思います。
いちかばちか、10人に1人の割合の産後うつに、私の性格は、あたるか、あたらないか、
不幸にしてあたった、そんな感じで起こるものでは無いと思います。
2人目を産む前、私は、徹底して、自分がラクできる環境、休める環境を、求めました。
完全母乳育児主義の病院に行くのをやめたこと、
入院中に、なるべく一人でゆっくりできる時間を確保したこと、
「なにかを記録する」のを、いっさいやめたこと、
(1人目のときは、授乳のたびに飲んだ時刻や量をメモしていましたが、
2人目のときは、授乳時間がだいたい決まっていて、メモする必要が無かったこともあります。)
退院後は、誰にも気を遣わず、頼みたいことを、具体的に、あらかじめ周囲に頼んでおいたこと。
周囲の協力あってこそですが、私は、こうして、気兼ねなく休める環境を確保しました。
病院を変えたことや、無痛分娩にしたことなど、誰にも相談せず、自分で考えて自分だけで決め、
周囲には、全部、事後報告でした。産むのは、私なんだから、という気分でした。
ここまでやりたいようにやらせてもらって、また、うつになってしまったら、
もう、自分はそういう体質なのだと思って諦めて、
また、毎日泣きながら、地獄の時間を過ごすしかない。でも、ならなかった。
おおげさな言い方ですが、運に任せず、いろいろ布石しておいて良かったと思います。
また、出産後、1日、2日、授乳を飛ばしたところで、母乳で育てられなくなるわけじゃないです。
その後の母乳育児に、なんの支障も無いことは、自分の身で実証ずみです。
むしろ、いったん疲れを取って、たっぷり眠ってたっぷり食べて、休んだほうが、
よっぽど、溢れて困るほどに母乳が出てくる、という結果になったのですから。
母親になったら、睡眠時間がどんなに少なくても大丈夫な身体になる、
なんてことも、絶対無いと思います。
私の経験では、誇張でなく、本当に、1日2、3時間しか眠らない日が1ヶ月続いたら、狂います。
まして、産後でフラフラの時には、普段以上に眠って、疲れを取らなければならないはずです。
母親神話というのか、子どものためなら、自分の身はどうだって犠牲にできる、みたいな、
母親に厳しい空気が、特に、日本には強くあるように思いますが、
それで、母親が倒れてしまったら、結局、元も子もない、と痛感しました。
私は、これからの育児も、人目を気にせず、甘えられるうちは、
おおいに周囲に甘えながら、やっていくつもりです。
2人目の子の生後1ヶ月頃、まちの助産師さんの家庭訪問があったときに、
1人目の子の訪問の時と、2つ、変わっていたことがありました。
1つは、2人目の出産でも、必ず訪問があること。(それまでは、2人目以降は希望に応じて、でした。)
もう1つは、マタニティーブルーに関するアンケートがあったこと。
最近は、虐待事件が増えてきたからでしょうか。
ありがたいことだと思います。
私のように甘えたり休めたり、できにくい環境のお母さんがいても、
誰にも気づかれることなく、自分でも気づくこともなく、心身を病んでいくことがないように、
なっていけばよいなあと思います。
改めて、最初の産後は、かなり異常だった、と思いました。
その最中にいるときは、その異常さが、自分ではまったく分からなかったのです。
産後の母親は、みんな、自分と同じくらいフラフラになって苦しんでいるものと、
頭から思い込んでいたからです。
産後うつになる人は、真面目で頑張りすぎる人だ、というようなことを言われます。
実際、私も、産科の先生にそう言われましたし、ネットで調べても、よくそう書いてあります。
確かに、もっと、ちゃらんぽらんな性格の人なら、うつにならないのかもしれません。
でも、真面目な人だから、という言い方をされるのは、私は、あまり好きではありません。
それを言っている側は、おおいに慰めのつもりなのかもしれませんが、素直じゃない私は、
つまりは、あなたの性格が原因なのよ、あなたの気質に問題があるから、こうなるのよ、と、
そう言い切られているように受け止めてしまうのです。
私の勝手な感想ですが、うつになる原因はすべて「休養不足」に尽きるのではないか、と思います。
休養できない性格、というのも、もちろん、あるでしょう。
でも、いくら休養したくても、できない環境、というものも、結構あるのではと思います。
いちかばちか、10人に1人の割合の産後うつに、私の性格は、あたるか、あたらないか、
不幸にしてあたった、そんな感じで起こるものでは無いと思います。
2人目を産む前、私は、徹底して、自分がラクできる環境、休める環境を、求めました。
完全母乳育児主義の病院に行くのをやめたこと、
入院中に、なるべく一人でゆっくりできる時間を確保したこと、
「なにかを記録する」のを、いっさいやめたこと、
(1人目のときは、授乳のたびに飲んだ時刻や量をメモしていましたが、
2人目のときは、授乳時間がだいたい決まっていて、メモする必要が無かったこともあります。)
退院後は、誰にも気を遣わず、頼みたいことを、具体的に、あらかじめ周囲に頼んでおいたこと。
周囲の協力あってこそですが、私は、こうして、気兼ねなく休める環境を確保しました。
病院を変えたことや、無痛分娩にしたことなど、誰にも相談せず、自分で考えて自分だけで決め、
周囲には、全部、事後報告でした。産むのは、私なんだから、という気分でした。
ここまでやりたいようにやらせてもらって、また、うつになってしまったら、
もう、自分はそういう体質なのだと思って諦めて、
また、毎日泣きながら、地獄の時間を過ごすしかない。でも、ならなかった。
おおげさな言い方ですが、運に任せず、いろいろ布石しておいて良かったと思います。
また、出産後、1日、2日、授乳を飛ばしたところで、母乳で育てられなくなるわけじゃないです。
その後の母乳育児に、なんの支障も無いことは、自分の身で実証ずみです。
むしろ、いったん疲れを取って、たっぷり眠ってたっぷり食べて、休んだほうが、
よっぽど、溢れて困るほどに母乳が出てくる、という結果になったのですから。
母親になったら、睡眠時間がどんなに少なくても大丈夫な身体になる、
なんてことも、絶対無いと思います。
私の経験では、誇張でなく、本当に、1日2、3時間しか眠らない日が1ヶ月続いたら、狂います。
まして、産後でフラフラの時には、普段以上に眠って、疲れを取らなければならないはずです。
母親神話というのか、子どものためなら、自分の身はどうだって犠牲にできる、みたいな、
母親に厳しい空気が、特に、日本には強くあるように思いますが、
それで、母親が倒れてしまったら、結局、元も子もない、と痛感しました。
私は、これからの育児も、人目を気にせず、甘えられるうちは、
おおいに周囲に甘えながら、やっていくつもりです。
2人目の子の生後1ヶ月頃、まちの助産師さんの家庭訪問があったときに、
1人目の子の訪問の時と、2つ、変わっていたことがありました。
1つは、2人目の出産でも、必ず訪問があること。(それまでは、2人目以降は希望に応じて、でした。)
もう1つは、マタニティーブルーに関するアンケートがあったこと。
最近は、虐待事件が増えてきたからでしょうか。
ありがたいことだと思います。
私のように甘えたり休めたり、できにくい環境のお母さんがいても、
誰にも気づかれることなく、自分でも気づくこともなく、心身を病んでいくことがないように、
なっていけばよいなあと思います。
産後うつになってから完治されるまでの記事すべて読ませていただきました。
現在、妻が「我が子恐怖症」、「動悸と不眠」など全てといっていいほど主様と同じ状況です。
妻も記事を見て自分だけじゃないんだと涙していたのと、
今現在主様が完治されていることに希望を抱くことができました。
妻は今現在不眠と不安に悩んでおります。
幸いにも実家で家族の手を借りて育児や家事をやってもらっているので状況的には過去の主様と近い状況かもしれません。
妻は昼間不安で悪い方向ばかりに考えてしまいどうやって日常を過ごせばいいのかわからないようです。
そこで主様はどのように過ごしていたのか教えていただけませんでしょうか?
また妻になにか励ましの言葉やアドバイスをいただけませんでしょうか?
今はなるべく家事も育児もしないようにはしていますがたまにやってもらっている罪悪感で無理に動いてる時もあるようです。
主様はそのようなことがありましたか?
またその場合はどのようにしていたのでしょうか?
長文乱文で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
希望を感じて下さったとのこと、とてもうれしく思いました。
私と症状が似ておられるとのこと、今もどんなに辛い時間をお過ごしかと思うと胸が痛みます。
でも、こんなに優しい御主人がいて、理解あるご実家のサポートもおありとのこと、きっと、奥様も、遠からずこの苦しみを抜け出せる日が来ることと、信じます。
私も、ほとんど家事育児ができず、いつも罪悪感を持っていました。
「病気だから」「怠けているわけではない」と、完全に開きなおって、ただ休めれば一番よいのでしょうが、なかなかそうもできないものですね。
(私は、夜、ミルクを夫に預け、娘と離れて別室で眠る時だけは、そう自分に言い聞かせて開き直りましたが・・・。)
私は、日中は、自分にできる範囲のほんのわずかな家事だけを、一日中かかってトロトロやって、過ごしていたように思います。
まったく何もせずに寝ていてもかえって苦痛ですし、かといって、決して元気に動けないので、休み休み、途中で放り出しながら、お風呂洗いや、食器の洗い物、夕飯の下ごしらえ(料理はほとんど夫か母がやる)、洗濯の取り入れ等のうち、今日できることだけをグズグズやる、という感じでした。それが精いっぱいでした。
時々、買い物にも行きました。もちろん、いるものを機械的に買ってくるだけで、何かを考えたり楽しんだりしながら、余分なものを見てまわったりする気分的余裕は、まったくありませんでしたが・・・
奥様へ・・・
子どもが怖いのも、何でも悪い方へ考えて悩んでしまうのも、すべて「病気のせい」です、病気がそうさせているのです、今だけです!
すっかり完治して、一年半後には再び出産までして笑っている人間がいることを、どうか忘れないでいてくださいまうように。
あとになって、あの時のあれはなんだったんだろう、と思います。
もし病院に行かれていないなら、相談に行かれたほうがよいと思います。私は、はじめ、安定剤などの薬を飲むことにかなり抵抗がありましたが、元気になってくれば、飲むのを忘れたりして、まったく飲まなくなりました。
頼れるものはすべて頼って、十分休養されますように。
早く辛い日々から抜け出せますよう、祈っています。
私は8月に第二子を出産後、産後うつになりました。最初は不眠の症状が出て(不眠は現在はありませんが)、その後は絶望感、憂鬱、なんとも言えない心の苦しさが出てきて耐えられず病院にかかったところ産後うつとの診断で、現在は完全ミルク育児に切り替え、服薬して3週間になります。
薬がよく効いてくれて、この2週間はほぼいつもの自分の戻っていると感じています。
が、また今朝から少しおかしく(といっても気持ちが落ち着かない、何となくモヤモヤする程度)、ずっと上り調子で来ただけに、また不安定になったことがショックです。
ブログ主さんは、うつの回復過程で、ちょっと調子の悪い日がある、というようなことをお書きになっていたと思うのですが、うつからの回復とはそういうものなのでしょうか。
ブログ主さんは、調子が悪い日があってもまた翌日には元に戻っているという感じでしたか?
教えていただけると幸いです。
私は、薬を飲み始めたばかりのころ、病院の先生に、次のようなことを言われました。
調子の良い日、悪い日と、波を繰り返しながら少しずつ上向きになっていくもの・・・調子の悪い日も、その悪さがずっと続くわけではないので、決して落ちこまないように、また、逆に、調子の良い日も、それがずっと続くわけではないと、思っておかれるとよい、喜びすぎないように、と。
確かに、抗うつ剤を飲み始めてから、治療前の一番ひどかったころのような辛さやしんどさからは抜け出せたように感じていましたが、「今日は調子が悪い波の時だな」と思う日や時間帯はあり、ただひたすらに上向きになっていくふうではありませんでした。そういうときは、頓服的にもらっていた安定剤(デパス)で、やり過ごし、やがて、そのデパスを飲む回数が、じょじょに減っていって、いつのまにか、飲まなくなった、という感じでした。
また、私の場合は、「午前中、ちょっと調子が悪くて、午後よくなってくる」という時期が、しばらく続いた後、生理周期の加減かな、と思う具合に、月に数日、調子が悪い日が訪れる、というようになり、やがて、それも、いつのまにかなくなっていた、というような感じでした。
・・・私の経験からは、この程度のことしかお答えできず申し訳ありませんが、少しでもご参考になれば幸いです。
私の長女も、ほぼミルクで育ちましたが、人一倍、丈夫で元気な子に育っています。なにより、お母さんの笑顔を取り戻すことが最優先だと思います、頼れる人手はすべて頼って、休養なさってくださいね。
来年の今頃には「あんなこともあったな」なんて笑っていられることを信じて1日1日を過ごしていきたいと思います。
はい、振り回されず、先を焦らず、どっしり構えて居直るぐらいが、気分的にも楽ですし、得策だと思います。
薬をいったんやめられて、また治療を再開された、ということでしょうか、ご不安なことと思います。
完全に治りきるには、やはり時間がかかるものみたいですね。きっと、早く元気になりたいし、周りにも早く元気な姿を見せたいと思っておられると思いますが、焦らずにいくほうがよいと思います。
私も、毎日毎日、「なんでこんなことに」って思ってました。母親失格だともずっと思っていたし、先々のことを考えて、何もやれる自信が無いと失望したり。
でも、こんなふうに何もかもマイナス思考になって、寝ても覚めても考えてしまうのも、すべては病気のせいだと思います。
本当に完全に元気な時だったら、そんなことを考える間もなく、別のことをやって過ごしていますもんね。
それと、私も治りきらないうちは、たまに寝つきの悪い日があると、気になって仕方ありませんでした。
今に思えば、一番ひどい時の病的な不眠とは、別物なのですが、不眠症の後遺症、みたいな・・・これも、元気な時だったら、たまに寝つきが悪いことがあっても、そんなに気にはならないと思うのですが・・・
きっと、かめさんの身体も、まだもう少し休養を必要とされているのでしょう。
私は、子どもが怖い時期が続いて、情けなく思っていましたが、今では、恐怖症になってでも、子どもからいったん離れなければ、身体がもたなくて死んでしまっていたのではないか、自分の生命を守る無意識の手段のようなものだったのではないか、なんて考えています。
あれもしなきゃ、これもしなきゃ、と思うお気持ちも、とてもよく分かります。が、お母様とご主人に今は甘えられるだけ甘えて、子どもと離れたい時は、ちょっと見ておいてもらったりして、あまり罪悪感を持たずに、無理なくできる範囲のことだけをやる、と開き直られたほうがいいと思いますよ。
時間がかかっても、いつかは必ず「産後」ではなくなるし、治る日が来ますので、落ち込まれませんように。お大事になさってくださいね。