雑記茶屋

~インドア派主婦のベランダ日記~

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辻 仁成 「愛のあとにくるもの」

2006-07-03 19:01:12 | 読書
 私は10年以上前から、別に誰にも尋ねられもしないが、好きな作家のひとりに辻仁成を挙げてきた。ある作品をきっかけに好きになり、ほどなくして辻ワールドにはまる。そして少し落ち着いたある日、また別の作品を読んで、あれ?と思い、でもきっとまた次の作品は唸らせてくれるはずと思い待つ。でもまた、少し違うかもと思ったり。
私も変化するし作家も変化するのだから、こういうことはしばしば起こる。なんだか少し恋愛に似ているような気もするが、なんだかんだ言いつつも、新刊が出れば読んできた。

今回も少し本棚で発酵させてから読んだ(うそ)。テーマが恋愛で舞台が日本⇔韓国ということで、なんとなく積極的に表紙を開けなかったのだ。正直、今の自分があまり興味をもてないテーマだったということになるかも。

結果的に、感情移入できたかと言えば、やはり残念ながらあまり出来なかった。恋愛小説の醍醐味ってつまりはそこだから、そういった意味では少々寂しくもあるけど、辻氏の描く主人公が、相変わらずナルシストだったことには満足。辻小説はこうでなくちゃ!という感じの悶々自己陶酔型だった。

ふたりが7年前に手放した愛のそのあとには、何が訪れるのか。「冷静と~」同様、限りなく未来に手を伸ばす形で、読者に委ねる終わりとなっている。でもふと私はこのふたりが戻らないのもありかなと思った。
いや実際戻るんだろうけど、何となく今の自分が現実的で潔い気分になりたかったので・・・

もう少し辻ファンを名乗り、次は別のジャンルを読んでみたい。

でも氏の「愛情路線」はものすごく好き。ナルシストと、くたびれ中年が混在していて、人間臭く面白い。
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2 コメント

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ども~ (はにきち)
2006-07-04 10:09:46
毎回本のレビュー楽しみにしてるよ。そんでもって自分も読んだ気分になっている。。
はにきちへ (kame)
2006-07-06 13:10:47
コメントありがとう。

なんだかキミのために書いている気分になってきたよ。



No book no life

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