地下鉄L3のレセップス駅から、熱帯を思わせる街路樹の続く大通りを歩き、登り坂に入って、エスカレーターを乗り継いで上ったところにグエル公園があります。7ユーロの入場料が必要な区域があって、そこには粗い石積みのコロネードとバロック的な大階段のある祝祭空間になっています。
入口の階段を下ったところに、粗い石を積んだ斜めの円柱が並ぶコロネードがあります。円柱の反対側には、同じように傾いた壁があり、原初的な洞窟の中にいるような錯覚を覚えます。日向に出ると強烈な日射が容赦なく襲ってきますが、コロネードを歩いていると、太陽と隔絶された空間を感じてしまいます。
大階段の下には、雨水貯留槽が設置されていて、その雨水を利用して、ドラゴンの口から湧き出す噴水を設えています。グエル公園は、大富豪のグエルが住宅分譲地として計画した区域にありますが、分譲地としては成功しなかったようです。上の方には、曲線状の長いベンチがあって、観光客の目を楽しませています。広場の手摺りも兼ねている波打つような形状のベンチには、色彩豊かなタイルがはめ込まれています。
グエル公園くらい刺激的な公園は、世界を見渡しても、ほかにないでしょう。元々の地形を生かした開発をしたり、雨水利用を考えたり、ガウディは環境に配慮した建築家の先駆けと言ってもよいのではないでしょうか?
入口の階段を下ったところに、粗い石を積んだ斜めの円柱が並ぶコロネードがあります。円柱の反対側には、同じように傾いた壁があり、原初的な洞窟の中にいるような錯覚を覚えます。日向に出ると強烈な日射が容赦なく襲ってきますが、コロネードを歩いていると、太陽と隔絶された空間を感じてしまいます。
大階段の下には、雨水貯留槽が設置されていて、その雨水を利用して、ドラゴンの口から湧き出す噴水を設えています。グエル公園は、大富豪のグエルが住宅分譲地として計画した区域にありますが、分譲地としては成功しなかったようです。上の方には、曲線状の長いベンチがあって、観光客の目を楽しませています。広場の手摺りも兼ねている波打つような形状のベンチには、色彩豊かなタイルがはめ込まれています。
グエル公園くらい刺激的な公園は、世界を見渡しても、ほかにないでしょう。元々の地形を生かした開発をしたり、雨水利用を考えたり、ガウディは環境に配慮した建築家の先駆けと言ってもよいのではないでしょうか?