「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

梶原三門施餓鬼

2009-07-15 08:39:00 | Weblog
■建長寺

お盆の施餓鬼が終わった頃に息急ききって武者が到着した。
がっかりする武者に開山・蘭渓道隆が再度施餓鬼を行う。
感謝した武者が「我は梶原景時の霊」と歓喜の涙を浮かべて立ち去った。
以来毎年「梶原施餓鬼」が行われているという。

■梶原施餓鬼始まる

国宝の鐘が鳴らされて吉田正道猊下と侍僧が三門に到着する。
古びた位牌と3個の桶に入り五色の御幣で飾られた
供物が4方の竹の結界に守られる。

”南無からたんのトラヤアヤ”(大悲心陀羅尼)
読経の間に猊下が草の葉に浸した水を供養する。


紫の小さな花がついた草の束で
高僧たちが順に水を手向ける。


半紙に書かれた文章を(ほとんど意味深長な)読み上げて
儀式はクライマックスを迎える。

前半は通常の施餓鬼
後半の数分が梶原景時のための施餓鬼だという。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする